「育てや育て、ドクドクハナハナ。早く花咲けドンドコショ…」
データ
分類:宇宙忍者
出身星:バララ星雲第8惑星シダン(温暖多湿気候な星)
概要
巻之五「館長とお風呂」に登場する暗黒七本槍の二の槍・チュウズーボが呼び寄せた宇宙忍者。これ見よがしに大きく咲いた頭部のハイビスカスが特徴で、マゼンタの忍び装束の上から花瓶を思わせる白い甲冑を着込んでいる。両手の爪もまるで植物の根の様に長い。
得意技は毒性の強い花粉をばら撒き、相手を死に至しめるまで苦しめる「宇宙忍法・毒花花粉」。そして自在に伸びる蔦で相手の身体を縛り上げる事によって自由を奪う「蔦攻撃」と言う技で、こちらは鎧等の硬い装甲も貫く程の威力を誇る。
劇中では銭湯を中心に子供球根を周囲に植えていき、ハイビスカスに似た「毒花の木」で地球を覆い尽くす事によって腐らせようと目論んだ。
活躍
夜中に下忍マゲラッパを動かし、毒花の子供球根を幾つも植えさせる。
駆け付けたハリケンジャーがマゲラッパと交戦する中、自身もレッドを蔦状の長い指で縛り上げ、毒花花粉による爆発で攻撃して撤退する。
毒花の母木を育てるには豊富な温水と長い時間が必要とされる為、パイプで引いた銭湯の湯を使う事で補っていた。
そのパイプが新しい事に怪しむ七海と吼太が調べた時には既に母木が花を咲かせており、伸ばした蔦でブルーとイエローを縛り上げた母木は急成長していく。
鷹介が駆け付けた時には子供球根も成長し始めており、ドライガンの熱線でも蔦は無傷のまま暴れ続けるが、レッドの超忍法・乱舞三重衝で母木を切り刻まれてしまう。
計画をご破算にされた怒りからハリケンジャーに襲い掛かるも圧倒され、ドライガジェットを受けて敗北する。
直後に巻物によって再生巨大化するが、巨大戦では大した抵抗も出来ぬまま旋風神ハリアーのホイールクラッシュで吹き飛ばされ、ハリーダウンした旋風神のタテガミハリケーンに怯んだところに止めの究極奥義・分身幻斬りを喰らって爆散した。
余談
モチーフはハイビスカスの他にも西洋の花瓶や仮面舞踏会の衣裳。そして名前の由来は花咲か爺さん。
声を演じた坪井氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。次に出演する『特命戦隊ゴーバスターズ』のスナドケイロイド役まで10年のスパンを要する事となるが、その間に『仮面ライダーキバ』のスワローテイルファンガイアや『仮面ライダーOOO』のオウムヤミーといったライダー怪人の声を担当している。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ) 宇宙忍者軍団
クモモズー、バクモズー:いずれも20年前の怪人で、同じく危険な農作物やキノコを侵略目的で育てた栽培繫がりの先輩怪人。
ハナヤイダー:こちらも危険な花を育てて使い、地球を滅ぼそうとした後輩怪人。
アロハイビスカスカンク:次回作に登場するハイビスカス繋がりの後輩。
花粉サイマ獣バイラ:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場した先輩。
ドーラガズラー:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場した毒の花繋がりの先輩。