概要
真名:禁欲家と左足だけの靴下(きんよくかとひだりあしだけのくつした)
ビショップの称号を持つファンガイアで本作の実質的なラスボス。インセクトクラスに属するアゲハチョウを彷彿させる容姿を持つ。剣と口から吐き出す炸薬燐粉を武器にし、身軽な動きで相手を撹乱する頭脳プレイを主戦法にする。
前述の通り、知略に長けた策略家で、「全てのファンガイアの在り方の管理」を使命とし、クイーンやキングの補佐を主な活動としている。普段は飄々としているが、その本性は目的に利用できるものは全て利用しようとする傲慢な性格で、立場の上下を問わず他者には常に慇懃無礼な態度をとる。
過去編と現代編の両方に登場するも、過去編では真夜の代わりに太牙の教育係をしていたが、多忙のためいないことが多かった。現代編では、太牙のために様々な策を画策する。鈴木深央をクイーンとして覚醒させるために、掟を破った糸矢僚(スパイダーファンガイア)に彼女を襲わせることで、彼女の覚醒を促すと同時に糸矢を始末させた。
また、渡の正体が発覚した後は渡のファンガイアとしての血を覚醒させる能力を用い、エンペラーフォームのキバを暴走させた。
しかし、太牙に邪魔になると思った深央を勝手に死に追いやったことをベラベラしゃべってしまい、それを知った太牙にぶちのめされてクビを言い渡される。
そのことを逆恨みしたビショップは本性を露わにし、最早太牙はキングの座にふさわしくないと認識し王位簒奪を目論む。そしてパイプオルガンを使ってファンガイアたちを無数に蘇らせると、片っ端から人間たちを襲わせてライフエナジーを強奪し、先代キングの復活を目論んだ。
無論再生ファンガイアに知性など全く無いのは百も承知であり、あわよくば自分がキングに、もしくはお飾りのバットファンガイア・リボーンを据えた傀儡政権を作ろうとしていたと思われる。その為、本作の実質的なラスボスとなっている。
その大量殺人を止めるために素晴らしき青空の会との対決になるが仮面ライダーイクサを圧倒し、更に視力を奪ってしまう。
しかし、再戦時に、バディの麻生恵からの指示を受けて戦う名護啓介(ライジングイクサ)に翻弄され、最後はイクサ・ジャッジメントでぶった切られて敗退。最後は自らのライフエナジーを全てバットファンガイア・リボーンに捧げ、消滅した。
その後は特撮のお約束通り名護さんの視力も回復した。
生き返らせたファンガイア一覧
- ライオンファンガイア
- ウォートホッグファンガイア
- ムースファンガイア
- マンティスファンガイア
- シルクモスファンガイア
- ポーラベアーファンガイア
- ホースフライファンガイア
- シャークファンガイア
- ラットファンガイア
- シームーンファンガイア
仮面ライダーディケイド
「キバの世界」で登場。ワタルに仕える親衛隊の一人。
人間とファンガイアの共存に反対し、戻ってきた先代の王たるビートルファンガイア側に付き、ワタルを裏切るが、「キバの鎧」を取り戻そうとするディケイドの「ディメンションスラッシュ」で倒された。
本編では最終回までしぶとく生き残った反面、こちらは(キバ編が2話しかなかったとは言え)通常フォームの必殺技であっさりと倒されるというあっけない退場であった。