「私は許さない…紅音也を…」
人間態:橘実里
CV:山崎依里奈
概要
『仮面ライダーキバ』第3話「英雄・パーフェクトハンター」 第4話「夢想・ワイルドブルー」に登場する、インセクトクラスに属するミノガのファンガイア。真名は「背徳という名の井戸」。
鳥モチーフはハチドリ。口の無いミノガモチーフなのに頭に長い口吻があるのはそのため。
人間態は夏川綾という女性。紅音也に片想いしている。
自分の体組織から剣を作り出す他、全身からは人間が浴びるとたちまち炎に包まれ消滅してしまう炸薬鱗粉を放つ。
普段は温厚な女性として人間社会に溶け込んでいるが、音也の演奏を聴いて彼に惚れ、一方的な愛情を抱いている。そうとは知らない(通りすがりの一般女性だと思っている)音也に一度口説かれたことがあるが、本気ではなかったためにすぐに去られてしまい、傷ついている。
それだけなら可哀想な被害者とも言えるのだが、自分をスルーして他の女性に熱を上げた音也に激しい怒りと恨みを感じ、音也の息子である渡を執拗に精神攻撃するとても面倒臭い性格でもある。
また音也以外の人間に対しては何とも思っておらず、音也に全く関係ない一般人を普通に襲ってライフエナジーを吸うこともある。
現代篇にて音也の子である紅渡を狙い、弁護士として接触。音也からの被害を受けた人々から集めた調書を突き付け、道徳的に追い詰めることで渡に罪を償わせようとするが、懸命に父の行いを償おうとした渡を見たことでもう許そうと心変わりした被害者2人に逆上して本来の姿に変身し殺害する。
駆けつけたキバに人間の姿で自身の動機を語り、精神的に揺さぶりをかけることで追い詰めたが、ガルルフォームに変身したキバのガルル・ハウリングクラッシュを受け爆散した。
漫画版では
テレまんがヒーローズ掲載の魔界城の王のコミカライズ版で登場。オクトパスファンガイア、シープファンガイア、テレビシリーズに該当する怪人がいない謎のファンガイア(首からファーが生えており、胸には目らしき発光体がある。モチーフは猿か猫?)と共に古代展を襲撃し、子供のライフエナジーを吸い取ろうとしたが、駆けつけたキバによって未遂に終わり、ダークネスムーンブレイクで倒されたかに思われたが、レジェンドルガ達がレジェンドルガ化促した為、尚もキバに襲いかかるが纏めてイクサジャッジメントとハウリングスラッシュで倒された。
余談
- スーツは後に上半身がシルクモスファンガイアに改造・リペイントされている。下半身はイヤーウイッグファンガイア→シケーダファンガイア→シルクモスと計3回リペイント・流用された。
- 怪人態の声を担当した山崎氏は今作が平成ライダーシリーズ初出演であり、『電磁戦隊メガレンジャー』でネジピンクを演じて以来実に10年ぶりの特撮出演となった。また、上記のシルクモスファンガイア役の勝生真沙子氏も、同作でネジイエローの声を演じている。
- 真名の由来は特殊な嘴によって特定の花の蜜を吸うことが出来るハチドリの生態から来たと思われる。ここでいう井戸とは長い花冠を持つトケイソウの一種「パッシフロラ」の事だろう。
関連タグ
蛾のライダー怪人
ドクガンダー エイドクガー 殺人ドクガーラ 奇械人ドクガラン ドクガンバ ドクガロイド モスアンデッド モスファンガイア シルクモスファンガイア