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「お前の命はこのドクガンダーがもらった!」(第20話)

CV:辻村真人(TV本編第20-21話)、山下啓介(劇場版)、平山笑美(お昼のショッカーさん)

スーツアクター:岡田勝(CV、スーツアクターはどちらの形態とも共通)

人間態:打越正八

登場回:第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」、第21話「ドクガンダー大阪城の対決」


概要編集

富士山麓出身の毒蛾毛虫)型改造人間幼虫形態と成虫形態が存在し、仮面ライダーシリーズ初の完全変態を遂げた怪人でもある。

かなりの策略家でもあり、立花藤兵衛達を捕え人質にすることで優勢を保ち、基地に近づく村人達を襲い、ドクガンダーを新種の毛虫と勘違いした小泉教授を(直接手をかけたわけではないが)転落死に追いやる等悪行も多い。


幼虫編集

火を吹く毛虫怪人ドクガンダー

身長:230㎝、体重:120㎏。

口から発火性のあるを吐き(サブタイトル「火を吹く」はこれである)、身体のは武器にもなり、投げつけることで敵を倒すことができる。

人間に化けることも可能で、作中ではタキシードをまといシルクハットを被った紳士の姿をしていた。

村人からは「人喰い毛虫」と恐れられている。

毛虫の怪人故に弱点。まあ、体内の燃料に引火したら死ぬしな。


成虫編集

ドクガンダー大阪城の対決!

「俺は生き返った!今度こそお前の命はいただく!」

繭から誕生した成長した姿。身長体重の変化はなし。

成虫では前述の糸が吐けなくなった代わりに、からロケット弾を放てるようになり、その威力はジープを吹き飛ばす程。また、翅を使って空を自由に飛び回ることも可能となった。

弱点はなんと「空を飛ぶスピードがライダーより遅い」という点である。


活躍(幼虫)編集

山里で基地に近づく村人達を襲い続け、自身を目撃した阪神理科大学の小泉教授を転落死に追いやった。

その後怪紳士に化けて立花レーシングクラブ野原ひろみ、ユリ、マリ、ミチに近づいて山小屋に閉じ込め、彼女等を探す立花藤兵衛を捕える。


その後、5人の捜索に来た一文字隼人にあえて接触し谷川の滝のほとりで対決するが、一時撤退。基地に潜入した仮面ライダー2号を罠に嵌めて牢屋に閉じ込め、目の前で藤兵衛達を処刑しようとする。怒るライダーは牢屋を破壊し藤兵衛達を救出、焦ったドクガンダーは基地を放棄し、谷川でライダーと一騎打ちを演じる。


激戦の中、ライダーキックを受けるも、大きなとなって難を逃れに流されていった。一文字も流れていく繭を苦々しそうに見ていたところから、後の奇械人ケムンガのようにライダーの力をもってしても壊せない繭だったかもしれない。

  • 地形や川の流れ等の都合で、脚本や演出の意図を実現できなかったのかもしれない。

活躍(成虫)編集

吉岡助教授が小泉教授が撮ったドクガンダーの幼虫の写真を公開しようとするが、ショッカーはそれを阻止しようと写真を盗み、偽者の小泉教授がマスコミにドクガンダーの幼虫の存在を否定し、吉岡助教授は売名行為扱いされ大学を追われることに成功させた。

それに気づいた一文字は大阪に向かうが、その途中でドクガンダーの繭が出現、成虫となって再び姿を現した。一文字と滝和也がドクガンダーと戦う中、ショッカーは繭成長剤を作り上げた吉岡助教授を拉致し、それと同時にドクガンダーは撤退。

(後の劇場版のようにある程度形態をコントロールできるのだろうか?)


ショッカーはドクガンダーを量産するために「繭成長剤を作れ」と吉岡助教授を脅迫。このことから考えるとアリキメデスシードラゴンのようにから培養されて誕生した怪人かもしれない。

脅迫のために吉岡助教授の娘のミキを誘拐しようとするが、石倉五郎達の活躍で戦闘員の一人が捕まってしまったためにドクガンダーは空中から戦闘員を始末し、ミキ、藤兵衛達、アジトに潜入した滝を捕えることに成功する。


しかし仮面ライダーによって全員救助され、ドクガンダーの繭も吉岡助教授の開発した薬品によって全て溶かされてしまった。激昂したドクガンダーは大阪城で仮面ライダーと最後の戦いを繰り広げる。


空中戦で優位に立つも、一瞬の隙を突かれてライダーキックを受け、城門に転落して爆死した。


派生作品編集

  • 劇場版では成虫が大道寺博士の娘・珠美を狙ってアリガバリと共に旧1号と対峙するが、アリガバリの敗北と入れ替わりにザンジオーが出現すると撤退。同一個体か別個体は不明だが幼虫態は他の怪人達共に名乗りを上げたものの、ライダーとは戦わずして退場した。




  • コンパチヒーローシリーズの『スーパーヒーロー作戦ダイダルの野望』ではゲルショッカーの怪人として、姿の似ているイナズマンに罪を着せてライダー達と同士討ちを狙うという作戦を画策する。
    • ドクガンダーはどちらかというと原作版のイナズマンに似ているのだが、イナズマンはドクガンダーのように幼虫から成虫になるのではなく、から成虫に変身するという違いがある。
    • ついでにイナズマンは蛾ではなくがモチーフ。

余談編集

声を演じた辻村氏は昭和ライダー第2作第5作でもドクガの怪人の声を演じた。


関連タグ編集

初代ライダー ショッカー ドクガ


変態する怪人の例編集

獣人ヘビトンボ 奇械人ケムンガ(モチーフも同じ蛾であり、声優も同じ)

シアゴースト ワーム

ゾディアーツ インベス ロイミュード

蝶アマゾン チョウオーグ/仮面ライダー第0号


蛾がモチーフの怪人編集

太字は女性怪人

エイドクガー 殺人ドクガーラ 奇械人ドクガラン ドクガンバ マジョリンガ ドクガロイド イラガ怪人 ガイナガモス

モスアンデッド モスファンガイア シルクモスファンガイア

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