🧵概要
植物・動物の組織、または合成繊維を紡いで一本の細い筋にしたもの。
このままでも縫い物に使ったり、狭い隙間を掃除したりといろんな用途があるが、なんといっても多いのは織って布に仕上げることであろう。
近年は、中島みゆきの楽曲のタイトルとしても有名である。(後述)
創作作品に登場する武器としての糸、使い手に関しては『鋼線』を参照。
『糸(中島みゆきの楽曲)』について
『糸』は、中島みゆきが1992年に発表した20thアルバム『EAST ASIA』収録曲である。
1998年にシングル『命の別名』の両A面としてリカットされた作品で、
カバーやコマーシャルがきっかけで2010年代に大きな支持を受け、
2017年にJASRAC賞で金賞を受賞し、当時65歳にして中島みゆき初の国内作品1位を獲得。
JASRACの著作権使用料分配額(国内作品)ランキングで
2015年度の年間3位、2016年度の年間1位、2017年度の年間4位、2018年度の年間3位、
2019年度の年間3位を獲得した。
2016年JASRAC賞銅賞、2017年金賞、2019年銅賞、2020年銅賞をそれぞれ受賞した。
2018年に有料音楽配信認定で100万DLを超えた作品としてミリオン認定された。
2002年4月のフル配信開始から15年10か月かかっており、
既往の記録であった中島美嘉『雪の華』(13年0か月)を抜き、
史上もっとも長い年月をかけてフル配信ミリオンに到達した楽曲となった。
2020年、本楽曲に着想を得た映画『糸』が菅田将暉・小松菜奈によるW主演で公開された。
(後に、菅田と小松は2021年に本当に結婚している。)
中島みゆきの楽曲が映画のモチーフになるのはこれが初めて。
映画『糸』は第44回日本アカデミー賞を受賞した。
また歌詞には幸福などを意味する「仕合わせ」が使われている事も注目される。
言葉の詳細は「仕合わせ」を参照。