シルクモスファンガイア
しるくもすふぁんがいあ
インセクトクラスに属する蚕蛾を彷彿とさせるファンガイア。過去編に登場。
真名は「毒薬の瓶から誠意が溢れた」。
迷いの森にのみ生息しているファンガイアで、22年前、キャッスルドランが滞在する「迷いの森の番人」としての役目を担っていた。なお、その役割からか当時のクイーンである真夜に対しても尊大な態度を取っており、また描写から察するに地位もそれなりに高いようだ。
幻術を得意としているほか、「ミラージュトライデント」と呼ばれる巨大な槍を使った槍術を駆使し、時折森に迷い込んでしまった哀れな人間を襲ってはそのライフエナジーを吸収して生き長らえて来た。
ちなみに人間態は持っておらず、ファンガイアの中では小柄な部類に入るが、女性のファンガイアの中ではチェックメイトフォーのクイーンを除いて最も強いらしい。
キングに攫われた紅音也を助けるべく迷い森へとやって来た真夜と麻生ゆりに襲いかかるが取り逃がしてしまい一端姿を消していたが、森の守人の意地で森から脱出しようとする真夜・ゆり・救出された音也に再び襲い掛かる。
音也の変身した仮面ライダーイクサと激戦を繰り広げその高い戦闘能力で圧倒するが、最後は一瞬の隙を突かれて「ブロウクン・ファング」を叩きこまれて絶命。
その体はステンドグラスのようになって砕け散った。
その後、現代にてビショップにより無数に蘇生させられるも、仮面ライダーキバと仮面ライダーダークキバにより殲滅される。なお、なぜか声は完全にオッサンであった。
「キバの世界」が「ブレイドの世界」との競合により滅亡の危機に瀕し、ワタルと組んでブレイドの世界のライダー達を襲う。
しかし、それは単なる演技にすぎず、実際は既に大ショッカーの傘下に入っていた。同じく大ショッカーに雇われたシャークファンガイアやホースフライファンガイア、そしてBOARDをオンドゥルルラギッたアンデッド達と共にディケイド陣営を抹殺にかかるが、仮面ライダーディエンドのディメンションシュートで他の傭兵ファンガイア共々みんな仲良く吹き飛んだ。
またミラージュトライデントも仮面ライダーアークのアークトライデントを流用している。
声を演じた勝生真沙子は今作が平成ライダーシリーズ初出演となった。また、勝生は『電磁戦隊メガレンジャー』でネジイエローの声を演じており、改造元であるモスファンガイアの声をネジピンク役の山崎依里奈が担当している。