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キバットバットⅢ世「キャッスルドラーン!!」


概要編集

ファンガイア族の移動型戦闘拠点となっている、巨大な城。初登場は第1話。

屈強なドラン族の中でも最強の種である「グレートワイバーンを捕獲し、生きた城として改造した個体で縦長の城塞から紫色のドラゴンの頭・脚・翼・尻尾が生えた、かなり異物感のある姿。

過去(1986年時)は森の中で眠っており、チェックメイトフォーら高位のファンガイアたちが時折居城として利用していた。現代(2008年時)ではガルルバッシャードッガを内部に幽閉しつつ高層ビルに擬態しながら過ごしており、ライフエナジーの匂いや「ドランフエッスル」の音色に反応して姿を現す。


その出現方法というのも『ビルの外壁がクルクルと捲れ、キャッスルドランが飛び立つとだるま落としの要領でビルの上層がストンと落下する』というもの(ビルの断面にはキバの紋章が描かれている)。何故か地面を割って現れた事も数度あり、キバットからも「何処から出てきてんだ!」と突っ込まれた。


元々キング/バットファンガイアの居城として使われいたが、キングの死によって制御が解かれて暴走していたため、鎮める為に現代になるまでアームズモンスター達が幽閉されることになった(最終回で3人そろって外に出ており太牙が正式なキングについた事でこの幽閉は解消された模様)。


スペック編集

体高32m
全長41m
体重18000t
年齢320歳(人間換算で32歳)
最高歩行速度80km/h
飛行スピード120km/h
特色/力擬態能力、時空跳躍、幽閉空間

ドラン族は角がウイークポイントであり、これをキバットによって封印の呪術がかけられた枷「ホーンロック」で拘束する事で制御可能になっている。この封印の副作用により本来凶暴であるドランが温厚な性格になっているが、シュードランが合身時など一時的に呪術が外れ凶暴化する場合もある。四肢の「ドランフット」にも操るために巨大な鎖「ジャイアントカテナ」が巻かれている。


キバット同様視力は弱く、「ドランアイ」から得られる映像は色彩が滲み、辛うじてシルエットが確認できる程度(実際に第一話ではファンガイアのライフエナジーに喰らい付くのに難儀している)。かわりに「ドランノーズ」は人の一億倍の嗅覚を誇る。大型の戦車を一瞬でかみ砕ける程の凄まじい顎力を持つ「ドランマウス」の喉奥は内部に直結しており、ライフエナジーや負傷してダウンしたキバここで丸呑みにして回収する。キャッスルドランの意思に応じて様々な効果を追加できる「ドランポッド」と呼ばれるエネルギー弾やアームズモンスターの射出口も兼ねている。

「ドランテール」は強力な近接打撃武器になるらしいが、体に比べて小振りなためシュードランと合身する際に、誘導音波を出すマーカーアンテナとしての役割が主だろう。

グレートワイバーンの特徴的である垂直の「ドランウイング」は退化気味であり、どう見ても空を飛べそうな大きさではないがちゃんと飛翔できる。


肩付近に備え付けられた「ダークカンテラは『点灯すると周囲が暗くなり、消灯すると明るくなる』という本来の照明器具とは逆の作用がある。

ドランの擬態を可能としているのは屋根前方にある「カムフラージュレドーム」という生体器官。その名の通り「偽装空間を発生させる特殊なオーラ体」で全身を包む事が可能で、都市部でも巨大なドランの存在を隠す事を可能としている。このため人間はドランを目にすることができない。

ただし名護さんは最高だからか、肉眼で目視する事ができるようだ


年齢は人間で言うと二十代後半ぐらいらしい。これはドラン族の1日が人類の時間でいうと10日に相当し、ゆっくりと年を取る種族である為。屋根の先端にある魔時計も彼らの時間が基準となっている。


魔皇力のブレスを照射することでキバをドラゴンライダーキックの様に打ち出すことが可能な他、フエッスルの音を聞いた三人のアームズモンスターたちを口から射出できる。近接戦では重量級のプレスや噛み付き、尻尾の一振りを使って敵を蹴散らす。

側塔の様な部位も「マジックミサイル」と呼ばれる重火器。ドランの意志によって様々な効果をもたらす生体炸薬が詰まっており、戦闘時は90度回転し敵に向かって発射する。


劇場版『魔界城の王』ではキバ 飛翔態と一体化して、巨大なエンペラーフォームの像を形成。この回限りの必殺技「ジャイアントムーンブレイク」レジェンドアークを月に叩き付け粉砕した。


施設編集

マスターハウス編集

城主のみが居住を許される天守閣。内部には城主の間・寝室・宴の間など、キャッスルドランで居住する上で必要な部屋がいくつも存在する。ルーフ部分は「ドランマウント」という接合部材が組み込まれており、シュードランが合身した場合はエネルギーを共有することができる。


第45話ではこの付近にサバトがぶっ刺さり、寄生されて凶暴化している。


ドランプリズン編集

ドランの内部であり中心部。ガルルバッシャードッガの三人が幽閉されている箇所で、取り込んだライフエナジーは三人に均等に分配される。

脱出不能の絶対結界空間だとされ、三人がここから出れるのは基本的にフエッスルに武器として喚ばれた時のみである(結局自由はないのだが、劇中の反応からしてそれでも内部にいるよりはマシなようだ)。プリズン=牢獄と言っても鉄格子に囲まれた寒々しい物ではなく、高級そうなソファーや絵画、チェス一式などの調度品や最低限の娯楽が揃っている。タツロットザンバットソードが眠っていたのもここの一角なため、城主が訪れるのも珍しい事ではないようだ。

自主的な外出が一切不可能で退屈な事を除けば快適(かつある程度安全)な空間ではある。

側面は「ダストダクトウインドー」という、捕食したライフエナジーや体内に発生した不要物を気化して体外へ排出する窓に覆われている。


時の扉編集

過去と未来を行き来できる、時間を飛び越える禁断の扉。作品の根幹を揺るがすチート能力であり、扉をくぐった者を過去へと送るが未来を変えてしまうこともあるため滅多に使うことはできず、劇中での使用回数は名護を送った2回のみ(いずれも案内したのは次狼(ガルル)で、送った先は1986年)。


この効果の延長なのか、『クライマックス刑事』では時の砂漠から出現している。


戦闘モード編集

同族のシュードランが天守閣に連結することで移行する戦闘形態。

封印の副作用により温厚な性格になっているキャッスルドランだが、合体時は血の共鳴と呼ばれる現象により本能が覚醒。一時的に封印が解け、本来の凶暴性が復活する

翼が一時的に拡大成長を遂げて普段の数倍にまで大型化。羽ばたきだけでサバトの光弾を跳ね返すなど"最強のドラゴン"の地力が遺憾なく発揮される。

ただしこの姿のが披露されたのは第8話のみと非常に少ない。


仮面ライダーディケイド編集

第1話冒頭で光夏海の夢に登場。ディケイドの攻撃を受けて墜落、文字通り落城した。

キバの世界」でも上級ファンガイアの居城として登場。本作ではワタルは先代キング=ビートルファンガイアの失踪に伴いキングの座に就いている為、アームズモンスターのみならずビショップルークもこの中で暮らしている。キバの世界に飛ばされた小野寺ユウスケ(仮面ライダークウガ)も一時期ここで働いていた。

帰還したビートルファンガイアの王位簒奪に伴い乗っ取られてしまったが、ディケイドとキバ(ワタル)の攻撃によりビートルファンガイアは倒され、元の鞘に収まった。

また、MOVIE大戦2010のディケイドパートでも背景として登場し、共闘パートでは実際に駆け付けて応戦している。


尚、この世界ではファンガイアの存在が白日に晒されているからか擬態はせず、昼夜を問わずその姿を露にしている。

キャッスルドランの存在に最初に気付くのが光夏海である、と言う演出も、完結編まで見ると感慨深い物がある。


関連個体編集

タイムマジーン・オーラ機編集

仮面ライダージオウ』の敵組織・タイムジャッカーオーラが操縦するキャッスルドラン型のタイムマジーン(公式では翼竜と表現されている)。

本家に比べて全長8.66m、重量70.8tとかなり小さく、中のコックピットも四畳半態度程度。また常に白目を剥いた生気の無い顔をしており、人間型に変形する事も出来る。


劇場版『Over Quartzer』ではジョウゲン仮面ライダーザモナスもこれと同じ機体を使用している。


その他の登場編集

クライマックス刑事』ではデンライナーゼロライナーとコネクトすることでフリーエネルギーを吸収し強力なブレスを放ち、ネガタロスが操縦するネガデンライナーに引導を渡した。『電王』がメインの話でありながらバトルの一番美味しい見せ場を飾った。


仮面ライダーウィザード』でもデンライナーと協力し、アマダムの部下を殲滅している。


レッツゴー仮面ライダー』のスピンオフでは背景として登場している。


超スーパーヒーロー大戦』では仮面戦隊ゴライダーに力を貸し、バリブルーンマジドラゴンゴーカイガレオン、デンライナーと協力して大要塞アンドアジェネシス(ナムコSTGゼビウス』に登場する悪の円盤)を攻撃した。


『仮面ライダージオウ』本編では上述の通り、キャッスルドラン型タイムマジーンが登場したぐらいで本物のキャッスルドランは未登場だが、劇場版『Over Quartzer』の最終決戦では遂に本物が登場。ドラグレッダーアカネタカリョクオオザルウィザードラゴンと共にダイマジーンを相手に応戦している。因みに本編の第35話にて、ガルルこと次狼が「昔、“時の扉”を開けた先に未来のビジョンを見た」と発言しており、この「時の扉」とはキャッスルドラン城内に存在する上述の禁断の扉を指していると思われる。


製品化編集

2008年3月下旬に「バトルドラゴンシリーズ DXキャッスルドラン」が一般販売。

なんというか、コレジャナイ感が強い出来である。


余談編集

  • 登場頻度は流石にデンライナー程では無いが、ライダーでは貴重な巨大戦力である為、巨大な敵と戦うクロスオーバー系の話では意外と出番が多い方である。
    • また、ライダーの巨大戦力の中でスーパー戦隊と共演したのはキャッスルドラン以外だとデンライナー、ドラグレッダー、ウィザードラゴン、(どちらかと言うとライダーマシンに該当するが)トライドロンのみとかなり少ない為、その点でも扱いは良い方だと言えるかもしれない。
  • 登場時出てくるビルは講談社ビルがモデル。
  • 仮面ライダー図鑑の解説文には「体外へ輩出する窓」という誤字がある

関連タグ編集

仮面ライダーキバ ドラン族

アームズモンスター シュードラン

ドラゴン 要塞

パワードイクサー サバト(仮面ライダーキバ)


仮面ライダーディケイド ワタル(仮面ライダーディケイド) ビートルファンガイア



デンライナーキャッスルドランリボルギャリー

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