概要
日本のコミックにおいては「ドラえもん」で描かれたタイムマシンが特に有名である。
ゲームならばクロノトリガーのシルバードが時間移動がテーマになっている事もあり有名である。
「タイムトラベル」の項目も参照。
余談だが、現代ではタイムマシンに関する特許なんてものも公開されている。
そのうちの一つには一箇所に大きな質量を集めることで空間にくぼみを作り(ブラックホールも巨大な質量によって空間が凹むことで光さえ脱出できない大きな落とし穴ができている)、そのくぼみを時空の裏側に縫い合わせることでワームホールを作るというものも存在する。
興味があったら調べてみよう。
機械で時間を移動するという発想は、ハーバート・ジョージ・ウェルズによる1895年の小説「タイム・マシン」により普及。タイムマシンの問題点には一気に時間を移動した場合、太陽系自体が宇宙を移動しているという都合により移動前と移動後の座標を調整する必要があるのだが、映画版では周囲の時間が少しずつ巻き戻る、または進行していくという形でこの問題を解決している。
宇宙そのものの時間を巻き戻すというより透明な球体のようなものに包まれ、タイムマシンの中の自分だけが逆行したり、もしくは自分の時間の進行だけが遅れ、周囲の空間から切り離されているのか起動中は周囲から存在そのものが把握されていない。
少なくとも現時点ではタイムマシンというのが実際に存在することはなく、長らく不可能と考えられてきたが2011年9月、ニュートリノが光より速く移動するかも知れないという実験結果によりタイムマシンも不可能では無いかも知れない。と話題になった。
しかし、後に実験の不備が指摘され、2012年6月、再実験の結果、ニュートリノと光の速さに明確な差は無かったことでこれは撤回された。
亜空間移動
いわゆる『超空間移動』と呼ばれるワープ航法のように「平行世界」同士を内包する異空間を使って時間と空間を超える移動法。いわゆる瞬間移動とは比較にならない距離をも移動できるのでよくワープ航法などと一緒くたに扱われる事も多い。ただし理論的には空間を無理やり捻じ曲げるワープ航法などと違って亜空間に流れる風のような時間の流れに乗って移動するため移動体にかかる負担はワープ航法よりもずっと軽いのが特徴。時間流をその流れとは真逆に進行する事で過去に移動できると言われている。ただし、移動体に加わる抵抗は通常の亜空間移動のそれとは比較にならないため非常に危険を伴う描写がされる。
亜空間移動によるタイムトラベルを描いた作品は「宇宙戦士バルディオス」が知られている。
ちなみに、当記事の最初に書かれたドラえもんのタイムマシンも、この亜空間移動式である。
UFOはタイムマシンなのか?
突然に現れ突然に消える、物凄い速度で移動するなどの性質からフライング・ソーサーが実は未来人の搭乗したタイムマシンなのではないかという説が存在する。
タイムマシンが可能であれば、なぜ未来人が現れたという痕跡が過去に存在しないのかを説明し、なおかつUFOは歴史的事件の日にこそ現れやすいという俗説を拾った案であり東洋でもうつろ舟伝説が存在するなど、真偽はともかく創作の上では面白い要素と言える。
タイムマシンはシンギュラリティをもたらすのか?
完成の暁には単に時代を移動する船というだけではなく、未来世界の技術を現代に持ち込み多大な技術発展をもたらすものと推測されている。
そもそもタイムマシンの技術そのものが急に未来より運び込まれてきたというタイプの創作もあり、それでは最初にこの装置を発明したのは一体誰なのか、というパラドックスが展開されることもある。
タイムマシン(小説)
宇宙戦争で有名なH・G・ウェルズによる小説。何度か映画化もされている。
当初は町長らを招いた、時間も空間の一種であるとする四次元についての解説と、人類は重力による落下現象もまた気球で克服したという発想より、時間を自在に往来する機械の発明という内容から始まるが、主にはタイムトラベルした未来での出来事を中心に描いた内容となる。
80万年以上先の遠い未来では、地上で暮らす美しい見た目に果物などを主食とした穏やかに生きる種族と、薄暗い地下の暗闇で生きる醜い見た目の夜行性の肉食種族に人類が分かれており、知能も劣化したこの2つの種族は後者が前者を喰らう捕食者と被捕食者の関係にあった。
この2つの種族は前者が富裕層ら上流階級の子孫、後者は労働者階級の成れの果てとして描かれており、富裕層が地上にユートピアを築いて仕事を労働者階級に押しつけ地下へと追いやった果てに、肉体が衰えて身を守る方法さえ持たず他人に無関心な富裕層の子孫と、太陽の光を苦手として夜に地上を這い回っては富裕層の子孫を殺す労働者階級の成れの果ての両者が誕生したとされている。
すなわちタイムマシンという存在を広く周知させた本作は、資本主義による格差社会への警告をテーマとした小説だったのである。
タイムマシン(初音ミクの楽曲)
初音ミクオリジナル曲。164氏と40㍍Pによる「1640mP」の楽曲。
とある田舎の山の中。夏休みに友人と隠れ家でプラモデル(市街地系のジオラマっぽい)の製作に興じ、楽しい時を過ごす少女(初音ミク)。しかし、そんな楽しい時間もいつしか終わりがやってきて、帰る友人を少女は見送らねばならない。他に誰もいない無人駅で、涙を浮かべて彼女は走る…
[[【初音ミク(1640㍍)】 タイムマシン 【オリジナル】
関連タグ
ドラえもん ドラえもん(キャラクター) タイムマシン(ドラえもん)
バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン(タイムマシーン)
デンライナー キャッスルドラン タイムマジーン ネクストライドロン サイクロトロンドライバー
新幹線…実質的なタイムマシン(チコちゃんに叱られる参照)
前田ひろみ…「21世紀(作中世代からすれば未来)にはタイムマシンが開発されているだろう」というクラスメイトの期待に対して「もしも未来にタイムマシンが開発されてるなら既に現代の街中に過去や未来の人間がウロウロしてるはずじゃん」という切り口で否定した人物。(当然大喧嘩に発展した。)
こいつが作中のクラスメイトどころか読者、視聴者からも嫌われている理由がよく分かるエピソードである。
(そもそもタイムトラベル系の作品には別時代の人間が気付かれぬように紛れ込んでいる展開はごく普通に見られる為、この考察自体が明確な間違いである。また仮に時間が流れるものであれば、必然的にその流れに逆らうだけのエネルギーが必要となり、完成した遠い未来から現代では膨大な燃料が必要なので未来から来ないだけなのではないかという考えもある。)