ロナルド・マレット

まれっときょうじゅ

ロナルド・マレットとは、アメリカのコネチカット大学に所属する理論物理学の教授である。

概要

フルネームはロナルド・ローレンス・マレット。

最初からタイムマシンを発明するために物理学の世界へ入った物理学者であり、亡き父との再会を夢見て過去へ戻れるタイムマシンの研究をしている。

彼の理論としてはリングレーザーを用いたもので、重力場を生み出すことで時間を円状に曲げて過去へ戻るという手法を提唱している。

マレット氏は相対性理論に対して、空間を歪められるのであれば空間を曲げることも可能であろうと解釈しており、これが空間が曲がれば一体である時間も同時に曲がり、上記の手法を実行できるとの発想に至ったわけである。

彼がタイムマシンを研究するという目的を持った背景には、やはりハーバート・ジョージ・ウェルズによる小説『タイム・マシン』の影響があり、父を心臓発作によって失い悲しみに暮れていた当時10歳の教授は、その内容から自分の手でタイムマシンを発明するという希望を得て研究者の道へと足を踏み入れた経緯を持つ。

ただしもちろんタイムマシンの研究をしていると公言すれば周囲から怪訝な目を向けられる可能性があるので、教授自身は一般的な物理学の研究を進めつつ、密かにその研究を行っていたとのことである。

また彼が発行した自伝にはタイムトラベルの研究に限らず、軍への入隊や奨学金による進学で苦学の末に学者となったことなど、なかなか複雑なエピソードが記載されており、ハリウッドの関係者からも映画化の提案を受け、その界隈でも注目されている人物でもある。