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概要

作中で何らかの原因により、「時間の巻き戻り」または「以前体験したのと似た世界へのワープ」が発生し、同じ出来事が繰り返されてしまう、または主人公など特定のキャラクターが自ら能動的にそれを繰り返す(ループする)様を描いた作品。またはその世界観やテーマを中心に描いた作品のこと。

ルーティング(毎日同じような日常を過ごしたり約束事等を繰り返す)とは似て非なる全くの別物(ルーティングそのものはこのジャンルに設定として組み込まれることもある)で、ゲームブックコンピューターゲームに見られる攻略に失敗したら過去のページ/チェックポイント/セーブデータに戻ってやり直すというシステムを物語の設定として具現化したジャンルと言える。
また、西洋では『最後の審判』を描く直線史観(進歩史観)が好まれるのに対し、東洋では歴史的に循環史観が好まれ、仏典などでもこの手の話が登場する。

広義でのタイムトラベルだが、大半は精神のみの移動であるため狭義ではタイムリープ以外のタイムトラベルとは異なる。(ただしタイムスリップものにループ要素が仕込まれた作品もあり、ある種の類型とも言う。)
類似区分として逆行があるが、戻る回数や記憶の有無の重要性などによって区別される。(ループものは複数回やり直す事を前提にしている。また逆行の多くは『物語をある程度完結させた者のリテイク』の色が強いのに対し、ループものは『ループの中の積み重ね』に重点を置いて物語を作る場合が多い。)

ループの中で何が起こるのかという情報と、場合によっては経験も引き継ぐことが出来る点は、時間や人生をやり直す他のジャンルにも通ずるものがある(強くてニューゲーム)。
最適な選択を行い最高の結果を導き出せる反面、当事者や読者が犠牲や失敗に鈍感になってしまうケースも多い。特にキャラが必死に戦う事が持ち味となっているバトル物との相性は良いと言えず、作り方が難しい。逆に相性が良いジャンルとしては、分岐が多く再プレイを前提としているノベルゲームが挙げられる。

また、ループ脱出の時点で通常の時間に戻るため、どうしても何らかの犠牲を伴う場合、最終周回で『何を守り何を切り捨てるか』の葛藤がより強調されるケースもある。

上記を踏まえた上で、「同じ時間の反復を繰り返さない輪廻転生もの」だったり、「作中で1〜2回しかループ世界が明確に描写されないもの」だったりと厳密にはループものの定義から外れる作品すらも、「登場人物の多くが記憶を曖昧にされているか抹消されている」上で「延々と繰り返してきた宿命からの脱却」を作品のテーマとしたものなどループものらしい要素が印象的に描かれれば、例外的にループものとして評価される場合もある(詳しくは後述)。

なお、季節の移り変わりやテクノロジーの発展など時間経過の描写があるのに登場人物は年を取らず、そのことに対する違和感を作中で取り上げない(取り上げてもメタフィクション的なギャグの一環で収まる程度の)ものはサザエさん時空と呼び、時間のループを「作中で起きている現象・問題」として扱うループものとは別のジャンルとして扱う。

ループものの多くに見られる要素

作品世界でループが発生していればループものと言えるが、内包する要素やその比重によって物語は様々に描かれる。
またループという世界観を見せつける対象が作品を見ている人間(あなた)である場合、これらの要素が含まれなかったり、これらの要素を吟味する役目があなたに提示される事もある。

  • 記憶の保持
巻き戻る事によって、ループ前の世界における記憶がループ後も持ち越されるか否か、という要素。作品データなどではなく、登場人物の記憶を指す。
特定キャラ以外は記憶を失うパターン一定の条件により記憶を保持できるパターンや、一部記憶を失いループしたり、最初から記憶を持ち越せるパターンなどがある。

  • ループが起きる原因の解明
巻き戻りという超常的な現象から、基本的にはSF(超科学)ファンタジー(魔法)のどちらかに理由が分かれる。
もっとも時間論というのが科学的・哲学的すぎるジャンルであるため、ファンタジー系でもある程度科学的・哲学的な要素が含まれる。

原因に関しては、特定のキャラクターがループを起こしていたり、アイテムによってループが発生するなど様々。まったくの原因不明を除き、ループ原因の特定は記憶を保持した者からの告白が多い。
ただし作中のキャラクターが最後までループに関心を持たない(気付かない)場合、その謎に関する考察がプレイヤー(あるいは読者、視聴者)に委ねられることになる。

  • ループへの対処、解決
巻き戻しは基本的に自動的に延々と繰り返される、または巻き戻しを防ぐ方法が分からないという設定で行われる為、ほとんどのループものにこの要素は存在し、作品の結末への鍵を握る題材になっている。
ループの原因がキャラクターにある場合は、そのキャラがループによって以前の時間・状態に戻っても、ループ前の世界は平行世界の一つとして別個に続いていくというパターンもある。
多くはループからの脱出という形で解決を図るが、逆にループ状態にする事を目指す作品や、ループ状態に対処する必要がそもそも存在しないものまで存在する。

  • 同じ時間を繰り返す世界
特にループが短い時間や狭い範囲で起こっている場合、記憶を持たない人々は全く同じ行動を取り、同じ出来事が起こる。これらは、記憶を引き継いでいる人物の行動によって変化させられる。
また微妙に異なる時間をループしているにもかかわらず、ある出来事(特定の人物の死や世界の破滅など)だけは運命の様に必ず発生する場合、ループの目的がその出来事の回避にあったり、謎を解く鍵であったりする。

『同じ魂などを持った人物』が別の時間軸や環境にもかかわらず同じような物事を繰り返し「因果のループからの解放」を最終的なテーマとする作品もある。その性質上、他者とは関係ない自己完結であるケースもある。
正確には「同じ期間内を何度も繰り返す」といった上記のような一般的なループものからは少しずれるので意見が分かれるが、行き着くテーマは重なるので広義の意味でのループものに入ることもある(ただし同じ期間と世界で別の転生を繰り返しているなどのケースもあり)。
これらは東洋を中心に発達した思想で日本におけるループものの原型ともいえ、それもあってか作中の歴史を取り扱ったファンタジー作品に多い。
このような形の作品は「転生ループ」という名称で呼び分けられる場合もある。
また、それと似たような状況は不死身の主人公キャラクターにもしばしば当てはまる。(『100万回生きたねこ』など)
なお、死亡したキャラが生前の自分や平行世界の自分に乗り移るケースを転生(憑依転生)と呼ぶかは見解が分かれ、どちらかといえば転生ではなく通常の逆行死に戻りループものに分類される傾向が強いため、これに転生ループタグを付けるのは誤用であろう。

主なループもの及びループ登場作品(五十音順)

※各作品の最重要のネタバレが含まれる場合があります。この項目を読む際はそれを了承の上でお願いします。
※特定のエピソードだけがループものとなる作品や、明確なループ描写がなくとも例外的にループものと認識される作品も多く、その場合は括弧で説明。作品全体で多用される場合は割愛とします。

ゲーム


アダルトゲーム



アニメ・漫画



小説・ラノベ



特撮・ドラマ・映画・その他




上記以外にも、ループを含む作品は存在しているものと思われます。
記事内の定義を参考に、ここにないループものを見つけた方は追記して下さい。

関連タグ

タイムスリップ パラレルワールド やり直し タイムリープ
ループ 無限ループ 無限ループって怖くね?
セカイ系 終末もの
エンターテインメント作品のジャンル一覧 ハッピーエンド こころむすび
死に戻り

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