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EDENSZERO

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えでんずぜろ

週刊少年マガジンにて2018年30号から2024年30号まで連載された真島ヒロの漫画作品。講談社のWebコミック誌「マガジンポケット」でも発表されている。

概要

数多の宇宙、無数の星々が存在する無限に広がる大宇宙を舞台に、惑星グランベルから旅立った少年シキ・グランベルが仲間達と共にあらゆる願いを叶える宇宙の母マザーを目指して冒険する、王道少年漫画

一応ジャンルはSFとなるが、科学技術を重点的に描いている訳ではない為、従来のサイエンスフィクションではなくスペースファンタジーの略としている。

前作の『FAIRY TAIL(FT)』より残酷で鬱気味な描写が多く、さらに大きな目標に向かって主人公達が世界(宇宙)を旅する作風もあって、全体的な雰囲気は前々作の『RAVE』に近い。特に中盤からは広大な舞台に反したループものとしての側面も強くなっていく。

『RAVE』『FT』のような魔法が存在する世界から一気にSFチックな宇宙へ舞台を移した今作だが、小難しい専門用語が沢山出てきたり、設定を覚えてないと今後の展開が理解できなかったりといった感じは無く、今まで通りファンタジー漫画として十分楽しめる内容である。

なお本作もスターシステムを採用しており、キャラデザだけでなく『FT』で登場したキャラクターがモブとして“出演”している。

登場人物

主要人物

本作の主人公。10年前に魔王ジギーに拾われ、惑星グランベルでロボット達と共に暮らしていたが、レベッカとハッピーに出会った事により、ロボット達から追い出される形で宇宙に旅立った。

重力のエーテルギアサタングラビティの使い手で、自在に重力を操る事ができる。戦闘ではこの力と魔械流と呼ばれる格闘術を併用して戦う。

本作のヒロイン。冒険者ギルド『流星の灯』に所属する動画配信者B・キューバーで、シキを宇宙に連れ出した少女。

戦闘時では相棒のハッピーを二丁の銃へと変形させて戦うが、物語の途中で謎のエーテルギアキャットリーパーを覚醒させる。

レベッカのパートナーで、人の言葉を話せる青い猫。お察しの通り、前作FAIRY TAILからのスターシステムキャラ(尻尾の先の色など微妙にデザインが違う)

幼い頃にレベッカと出会うが、交通事故に遭って死亡してしまう。しかしワイズ博士の手で機械として蘇生した。

戦闘時はレベッカの武器である多機能銃ハッピーブラスターに変形する。

※ややこしいが本作ではワイズという人間は二人存在する。一人は昔レベッカとハッピーを助けた老人のワイズ博士、そしてもう一人は50年前の若い頃のワイズ。この記事では若い頃のワイズを紹介する。

惑星ノーマ出身の盗賊の青年。50年前の惑星ノーマにいたが、成り行きでシキ達と行動を共にする。

機械を自在に改造するエーテルギアマキナ・メイカーを駆使し、周囲にある機械を武器へ変えたり相手の装備を剥がす事ができる。後にアーセナルというパワードスーツを装着し、それと合わせながら戦う事に。

惑星ノーマでシキ達が出会った、対機械用のアンドロイド少女。機械やエーテルギアを強制停止する能力を持ち、製作者はシキの育ての親であるジギー。

和装の格好をした女性。傭兵団にレベッカが拐われ、救出に向かうおうとした際に出会った。

剣のエーテルギアソウルブレイドを持ち、魔王四煌星の一人ヴァルキリー直伝の剣術で戦う。この剣は形や大きさも変えられ、状況に合わせた臨機応変な戦い方が可能。

宇宙戦艦エデンズゼロ

魔王に仕える魔王四煌星の一人で、名前の通り魔女のようなデザインをしたアンドロイド。普段はヘルメットを被っているが、コスプレした時には綺麗な素顔を見せる。

四煌星の一人で、名前の通り修道女のようなデザインのアンドロイドだが、言動は荒っぽく男勝りな性格。

四煌星の一人。機械改造のワイズとは違い、機械操作の能力に長けておりハッキングを得意とするアンドロイド。

四煌星の一人。

ホムラの師匠で親代わりだったアンドロイド。単騎での戦闘能力は四煌星随一。

シスターの下僕でエデンズ ゼロの世話係。語尾に「ゴワス」を付ける。

腹部に謎のボタンがあるのだが、シスターに押す事を禁じられている。しかし隙あらば押そうとする謎多き機械。

謎の中年男性。作品の都合上立ち位置が何度か変わる。

風のエーテルギアを操る半人半機械の忍術使い。

ジンの妹で同じく風のエーテルギアを使う。

水のエーテルギアを使う俳優。

銀河六魔将

かつて魔王と呼ばれ、人と機械の和を重んじる人格者だったアンドロイド。シキを育て、自身のエーテルギアと戦い方を教えた後に全ての機能が停止。グランベルの機械達にシキを託し、永い眠りについた……はずだった。

六魔将の一人。大艦隊を率いる宇宙海賊の頭目の女性。ジギーとは旧知の仲で、彼の戦艦エデンズゼロを預かっていた。元々は戦争難民の孤児だったが、そこをジギーに助けられて親しくなる。

前作『FT』のエルザ・スカーレットのスターシステムキャラ。

六魔将の一人。闇の錬金術師の名を持つ男で、錬金術の力を使って長い時間を生きている。

都市型宇宙船「ベリアル・ゴア」を拠点に金貸しを行っており、エデンズゼロに金の匂いを感じシキ達の前に立ちはだかる。

葵宇宙の支配者。

全長420メートルを誇る超巨大アンドロイド。

ドラゴンを使役し、支配する力を有する処から「ドラゴンの母」の異名を持つ。

時を操る教団「セントファイア教」の大司教。

B・キューバー

人気女性B・キューバー。

大食い系B・キューバー。ぽっちゃり体系の女性。

  • コパ

少女B・キューバー。

特攻系B・キューバー。

銀河六魔将関係者

六魔将の一人、ポセイドン・ネロの義息子であり、王子のようなポジション。

シキと同じく重力のエーテルギアを持つ。

その他

惑星ブルーガーデンの冒険者ギルド『流星の灯』のマスター。

ワイズ・シュタイナーの現代における本来の人物。

宝石の星サン・ジュエルの支配者。

またの名を時詠みのシャオメイ。この物語の語り部で、シキ達の旅の動向を見守る謎の女性。

宇宙のどこかに存在すると言い伝えられている謎の存在。

用語

エーテル

この世のありとあらゆる万物に流れている力の源(エネルギー)であり、生物や自然物はもちろん機械のような無機物にも存在する。遥か昔は「魔力」と呼ばれていたが、現在では非科学的な言い方だとして使われなくなったらしい。

エーテルギア

上述した体内に流れるエーテルを、機械のように組み替えて力に変える暗黒時代の力。シキなら重力、ワイズなら機械改造、という風に能力はそれぞれ異なり千差万別。

先天的・後天的を問わないものなのかは不明だが、作中に登場するエーテルギア使いは後から身につけた者がほとんどである(シキやホムラはジギーとヴァルキリーから受け継ぎ、ワイズもどこかの機械に教わったもの)

魔法ではなく、あくまで機械の力なのでピーノのEMPの影響下では強制停止してしまう。

オーバードライブ

エーテルギアの臨界点。エーテルギアの能力を向上させる術で、その際に幾何学的な模様が全身に浮かび見た目も大きく変わる。

B・キューバー

所謂動画配信者。サイコロのような機械で動画撮影・投稿し、B・キューブという動画サイトに上げる者達を指す。これで生計を立てている人物もいる。

四季大宇宙

作中世界における宇宙の総称。一般には「四大宇宙」と呼ばれる。

「春」の宇宙。序盤の舞台。惑星グランベル、惑星ブルーガーデンなどが存在する。

「夏」の宇宙。桜宇宙の隣にある宇宙。皇帝ポセイドン・ネロが支配する。

  • 楓宇宙(カエデコスモス)

「秋」の宇宙。惑星レンダードが存在する。

  • 雪宇宙(ユキノコスモス)

「冬」の宇宙。セントファイア教の本拠地が存在する。

時喰み

星々の時を喰う宇宙の怪物。この時喰みに喰われた星は時が巻き戻ってしまい、元に戻す方法も存在しない。星自体が時を戻されてしまうので、当然そこで暮らす・暮らしていた者も巻き込まれる。

ワイズという人間もその一人で、老人のワイズ博士本人はすでに脱出していたので今も無事に生きているが、時喰みに喰われた星は新たな事実となる、つまり本来の歴史とは違うもう一つの歴史が生まれるため若い頃のワイズも同時に存在する事になった

このように本来は一つだったはずの歴史を二つに創って混乱を招くため、時喰みは宇宙の大いなる厄災と呼ばれる。

TVアニメ

2020年6月にテレビアニメ化が、同年9月には放送開始時期などの続報が発表された。

2021年4月から同年9月(開始のタイミングによっては10月上旬)にかけて、日本テレビ系列全27+1局とBS日テレに加えてフジテレビ系列局約2局(ただしいずれも日本テレビと番販協定を締結)にて放送された。

なお、日本テレビでは4月10日放送開始・「(上田亀梨)Going!」の後枠で放送されたが、実は放送日時はネット局によって異なり、日本テレビと同時ネットで放送したのは他系列局も含めて5局のみ。

また、HuluNETFLIXdアニメストア等での配信も行われているほか、BS日テレなどからは1ヶ月半遅れながら日本テレビのCS部門の一つである日テレプラスでも放送された。

サン・ジュエル編までをアニメ化している。ナレーションは大塚芳忠(ジギーも担当)。

蛇足ながら、日本テレビ系列全27(+1)局放送の深夜アニメは2014年9月(または10月)に終了した「HUNTER×HUNTER(2011年版)」以来6年半振り。しかも件の作品はフジテレビ系列局約2局でも放送された。

最終回放送終了直後に続編決定を知らせるようなPVが放送されたが、この時点では第2期制作に関してなのかは確定していなかった。

一方で今作の監督を務めた鈴木勇士が9月に死去していた事が、放送終了後のポータルサイトおよび公式Twitterにて明かされた。

2022年2月9日、第2期の製作が内定したことが明らかにされた。この時点では2023年中に放送予定と言うことだったが、2022年9月16日には具体的な放送予定時期の発表がなされている。

2023年4月から10月上旬にかけて日本テレビ系列全27(+1)局ほかで放送されたが、CSではキッズステーションでの放送に変更された(第1期同様1ヶ月半遅れ)。なお、話数については第1期からの継続カウントという形を取ったため第26話からとなっている。

スタッフ

原作真島ヒロ
総監督石平信司
監督鈴木勇士(第1期)→渡部穏寛(第2期)
シリーズ構成広田光毅
キャラクターデザイン迫由里香
音響監督はたしょう二
音楽平野義久
アニメーション制作J.C.STAFF
製作講談社・日本テレビ放送網

主題歌

OPテーマ

作詞:Spirit Garden / 作曲:藤永龍太郎

作詞・作曲:tetsuya / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel and Jun Suyama

  • 西川貴教「Never say Never」

作詞:Spirit Garden / 作曲:藤永龍太郎

EDテーマ

作詞・作曲:HoneyWorks

作詞・作曲:さユり / 編曲:江口亮

作詞:ASCA、Saku / 作曲:Saku

ゲーム化

2020年9月のYouTube配信で、家庭用およびモバイル向けのゲームが開発される事が発表された。

モバイル向けゲームは『EDENS ZERO Pocket Galaxy』というタイトルで2022年2月24日から配信が行われているが、元々は2021年中に配信開始予定だった。

家庭用ゲームの発売時期は未定。

発売・配信会社はコナミデジタルエンタテインメント

関連動画

アニメ版1期PV

アニメ版2期PV

ゲーム版ティザーPV

1話

ニコニコ版はこちらから

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スペースオペラ ボーイミーツガール

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東京リベンジャーズ…第1シリーズの放送開始時期が同じであった週刊少年マガジン連載作繋がり。また、本作同様連続2クール作品だったりする。さらに言えばこれの第2シリーズ以降に関しては本作ネット局でもあるミヤギテレビ山口放送およびテレビ大分が放送を請け負っているほか、第2シリーズのみであれば山形放送高知放送でも放送されたことがある。

イジらないで、長瀞さん…こちらもアニメの放送開始時期が同じであったマガジン系統関連作繋がり。蛇足ながら、東京都においては5分くらいの時差はあれど放送時間が被っていた。

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