概要
銀河六魔将の1人にして葵宇宙の皇帝であるポセイドン・ネロの義息子。ネロの部下からは王子と呼ばれている。
髪型は緑髪のツーブロックで上半身の大半と目元にタトゥーを入れており、耳には複数のピアスを装着している。
人物
生い立ちと才能から来るその性格は傲慢・残忍・暴力的・強欲・自己中心的に尽きており、自身の気分で他者の命を平気で奪い去る悪魔的な人物である。更に機械に対しては味方でも気に入らなければ即座に破壊したり、感情などいらないと考えたりと機械の存在を軽視している面が見られる。実際、宇宙戦艦エデンズゼロに乗り込んだ際はシスター・イヴリィやハーミット・ミオを容赦なくボコボコにした上、ウィッチ・リグレットをシキとの再戦に持ち込むための人質として拉致したばかりか、暇つぶしを理由にシキが来るまでの間に機能停止寸前となるほど徹底的に痛めつけてすらいる。
秘書のイジューナ曰く、「人を愛した事も、人に愛された事もない。」との事であり、それは義理の父であるネロから向けられた事はないらしく上記の冷酷非情さを決定づけている。
一方でそのイジューナにも彼女から洗脳と見えておかしくないほどに忠誠を尽くされているのもあってか、多少機嫌を損ねる程度では傷つけるような事はしないなど、若干の思い入れはある。
義父であるネロに対しても表向きは敬語や丁寧語で接しているものの、本心では「愚か者」や「クソジジイ」と見下しているだけでなく、出し抜いて自分が帝国のトップになると言う壮大な野心を抱えている。
ユニバース0
シキたちと遭遇するよりも前にネロから帝位を継いで葵宇宙の皇帝になっている。
敵対者に対し粗暴に振舞う性格は変わらないが、こちらではイジューナと恋仲になっており、機械に対しても人間と等しく扱い思いやりの心を持つ。
当初は行き違いからシキと戦闘になったが、ミュラーに踊らされていたことを知り共闘。
戦いが終わった後は祝宴にシキたちを招いたうえで帝国を救ってくれたことに対する感謝の意を示し、葵宇宙平定のために権力を増したことで逆に脅威となってしまった帝国の歴史を終わらせ、共和制への移行を宣言した。
エーテルギア
シキ・グランベルと同じく重力を操るエーテルギアの持ち主である。
本来は義父であるネロからエーテルギアを教わり習得するはずだったが、相性や適性が合わずに習得できなかった。一方で接点を持ったジギーから教わった際は相性が良かったため、基礎だけ学んだ後の15年で独自に研鑽を続けた結果、その能力を開花させた。
同じ重力使いでも、シキは重力を併用した武術「魔械流」による自身の重力変化に特化しているのに対しシュラは自分以外の物を操る事に特化している点である。特化と言ってもそれしかできない訳ではなく重力を乗せて体術で応戦したり身のこなしも軽くして移動すると言った事も得意である。
作中でも人や物質を浮かして自在に動かすのは勿論、凄まじい圧力で相手を圧死させたり触れずに相手を跳ね飛ばす事も簡単にしている。
オーシャンズ6
葵宇宙皇帝の配下。葵宇宙の動乱にて不干渉を決め込んだネロからシュラに指揮権が委譲され、エデンズゼロ一行の前に立ち塞がる。
イジューナ(CV:金元寿子)
シュラの秘書業務を担当するショートヘアの女性。サイカが粛清されたため繰り上げる形で加わる。
元は反帝国組織「オアシス」先代リーダーの娘で、ラグナからは「お嬢」と呼ばれていた。
カラム(CV:岩瀬周平)
天戒流忍術使いで、ジンとは同門。
リラ(CV:長谷川育美)
褐色でオッドアイの女性。
ナセ(CV:左座翔丸)
白髪の優男。
ミラーニ(CV:真野あゆみ)
帽子と編んだ髪が特徴の女性。
サイカ(CV:佐久間元輝)
老人の人格を持つアンドロイドの司祭。オーシャンズの中では戦闘能力が低く穏健派。
ユニバース2ではジギーと戦うにあたり、葵宇宙のアンドロイド全ての廃棄を宣言したシュラに頭部を破壊され機能停止する。
ファビアーノ(CV:村上裕哉)
オーシャンズの中では最も年配。政治や人事などの文官業務を担当している。
余談
CVを担当する鈴村氏は『FAIRYTAIL』にてローグ・チェーニを演じて以来の真島ヒロ作品登板となる。