「決めたぞ オレは宇宙で友達100人作る!!!」
「この世界のオレは 絶対にレベッカを泣かせねえ」
CV.寺島拓篤
概要すげー!!
『EDENSZERO』の主人公。
機械の住む星・グランベルにおいて、唯一の人間である少年。
人間・機械の区別なく誰とでも友達になる事を信条としている。
整備士の「役職」を付与されていたが、あまり得意ではなかった。
レベッカとの出会いを機に外の世界に飛び出し、
彼女と同じギルド・流星の灯の一員となる。
ファミリーネームのグランベルは、冒険者カード制作の際にレベッカが惑星グランベルから拝借したもの。
葵大戦にて左目を失い、後に機械の義眼を取り付けて半分機械(オーテック)となった。
第1話ラストのナレーションで「後に大宇宙に名を残す男」と語られているが…
性格すげー!!
レベッカと出会うまではロボットばかりの星で育ったのもあってか、世間知らずで天然な面が強く初めて見る物や出来事には「〇〇すげー!」と歓喜の叫び声を挙げたりするが、仲間を傷つけたり、侮辱したりする輩には激しい憤りを見せる仲間思いの熱血漢。
優しいロボット達に囲まれて育ったため、人とか機械とかの種族を気にする事なく誰にでも好意的に接する。
時には仲間への情が行き過ぎたのか、魔王にもなってやる等と少々危うい言動をとることがあるが、師や親に関する残酷な情報を知って戦意を一時消失した者に、無理強いなどをさせず、仲間に代わって抗議する・強欲が過ぎて、子供にとっても見るに堪えない悪政を強いる者に対し、第三者の分まで反論しつつ戦うなど、自分なりの気遣いや客観的視点も多少持ち合わせている。
普段の言動も相まっておバカなところが目立つが、他者の話をちゃんと聞いて自分なりに推測したり、戦闘中に起きた予想外の出来事でも機転を利かせて立ち回ったりなど、重要な場面では頭の回転が速い時を見せる時がある。
他にも自分や仲間か大多数の命かを秤に掛けねばならない時には自分達を優先する、という厳しい選択をするところを見せており、意外と冷静な一面が存在する事が分かる。
このようにエデンズ ゼロのリーダーとして立派に行動しているが実は涙脆く、悲しい事があった時は特に歳頃の少年らしい部分が垣間見える。
女性の身体に興味津々という年相応な面も見られる他、虫が大の苦手という素朴な弱点も。
ギルドに関しては「家族のようなもの」と考えていた為、そのギャップに驚いていたが、この辺は、前作フェアリーテイルと対照的といえる。
じいちゃんが言ってたんだ
育ての親である魔王ジギーから色々な格言を教わっており、行動の指針としている。
「お前の為に涙を流せる友達がいたら、一生大切しなさい。」
第1話冒頭でジギーが幼少期のシキに語った言葉。
機械達との戦闘時にはこの言葉の後に「そして、その涙の為に戦え!」と続く。
「助けを求める人に力を貸しなさい。それが心と心を繋ぐ始まりの一歩になる」
第17話、傭兵集団ローグアウトの戦士・ジンに攫われそうになったラビリアの前でシキが語った言葉。
この言葉を聞いたラビリアは何やら心にズンと来たようだが…
エーテルギアすげー!!
所有するエーテルギアは「サタン・グラビティ」
重力を自由自在にコントロールする事の出来る能力で、シキはこれに「魔械流」という特殊な体術を合わせて扱う。自身の祖父でもある先代魔王ジギーから受け継いだもの。
敵を撃退する技の発動が主な使い方だが、重力の掛かる方向を変える事で高速飛行を繰り出したり相手を宙に浮かせたりなど、応用性も高い。
同じ重力使いのシュラは言うには、シキは自身の重力変化に特化しているらしい。
物語当初は、重力を操る対象に触れる必要があったようで、銃弾やミサイルなどの遠距離攻撃に対しては普通に回避や防御の選択を取っていた。
だが魔械流重術の創始者にしてジギーの師匠・ゼノリスの修行を経てからは、わざわざ手で触れずとも物の重力を操れるようになり、さらには複数の対象にも対応可能となった。
3年後はその精度や威力、範囲全てが高くなっており、ついには「銀河六魔将」の一人に認定されるまで力をつける。
戦闘スタイル
- 魔械流重術
ジギーの師・ゼノリスが考案した特殊なエーテルギア戦術。ちなみにシキは彼の孫弟子に当たる。
詳細は不明だがシキ、ジギー、ゼノリス、三者全員が同じ戦い方をしている事から分かる通り、重力のエーテルギアと組み合わせて使う事を前提としたもの。
技
- 魔械流・重拳
重力を拳に乗せて放つ、文字通りの「重い拳」。地面を砕くほどの威力を誇る。
- 魔械流・重心
自身や対象に掛かっている重力をさらに重くさせる技。
- 魔械流・重力波
周囲の重力の向きを自分の方へ変え、全てを引き寄せる技。
- 魔械流・重拳乱舞
重拳をひたすら乱打する技。
- 魔械流・重旋脚
重力を乗せた回し蹴りを繰り出す技。
- 魔械流・重弾
拳に込めた重力を一気に放つ遠距離技。喰らった者はこの弾の重力に押し潰される。同時に複数の弾を発射する事も可能。
- 魔械流・重彗星
重力で威力を高めた急降下の突撃。
- 魔械流・グラビティインパクト
ミサイルの運動エネルギーを利用し、一点に集中した重力でエーテルコーティングされた紅鉄騎を押し潰した技。
- 魔械流・重力場
自分に引き寄せる重力波とは違い、周囲の重力を強めて叩き潰す技。
- 魔械流・反重力
周囲の重力ごと自身から遠ざける、重力波とは反対の技。簡単に言えば斥力を発生させる。
オーバードライブ
ギアのエーテル臨界点が突破し、体を形成しているエーテルに変化が起きた姿。
シキの場合は髪が白く、両腕が黒くなり、側頭部から大きな黒い角が生える。服装も含めて全体的に漆黒に染まり、まさしく魔王と呼ぶに相応しい姿へ変わる。
この状態になったシキの重力操作はより強力なものに進化しており、ブラックホールに近い現象さえ引き起こした。
- 魔械流・星崩し(メテオブレイカー)
重力でかき集めた巨大な質量を拳に乗せて解放する。その威力はまさに隕石の如し。
- 魔械流秘奥義・黒天
心の重さを鍛え、命の重さを知った者だけが扱える魔械流の秘奥義。黒い巨大な重力球によって敵を潰す。
- エーテルリンク弾・超重力砲
宇宙戦艦エデンズ ゼロに搭載されたエーテルリンク弾にシキの超重力を込めて放つ砲弾。何体ものドラゴンを一撃で撃墜した。
余談すげー!!
外見及び名前は『モンスターハンターオラージュ』の主人公、シキ・リュウホウそのまんまである(性格はだいぶ違うが)。「RAVEがハルでFTがナツでモンスターソウルがアキなら次の主人公は『フユ』じゃないのか」と期待していた読者も多かった。
シキを担当することになった寺島氏は、FTでは九鬼門の一員ジャッカル役で敵として出演していた。
関連項目すげー!!
ナツ・ドラグニル:前作FAIRYTAILの主人公。外見や性格に加え、得意技はパンチであることも同じ。さらに、ナツは悪魔、シキは魔王、ダークな要素も似ている。