CV:大原さやか
概要
銀河六魔将の一人。ダークレッドの長髪と右眼の眼帯が特徴の女性。多数の艦隊を率いる宇宙海賊の船長。
ジギーとは古い知り合いで、彼の意思の元により宇宙戦艦エデンズゼロを預かっていた。
人物
部下達からは「姫」の愛称で慕われており、その信頼も厚い。
これは、「船に乗った者は皆家族」というジギーの教えに基づいている。
そのため、たとえスパイとして出入りしていた者であっても粛清せず元の組織に送り返すだけに留めているが、これは悪く言うと「敵に対して非情になりきれない甘さ」の表れでもあり、事実その甘さが巡り巡って悲劇を呼び込んでいる。
過去
本名は「エルシー=ル=レンダード」。
楓宇宙の惑星レンダードの王族であり、正真正銘のお姫様だった。
しかし、両親である国王夫妻が他の惑星への侵攻を画策していることを知り、それを阻止するため他所に情報をリークした結果、レンダードは戦禍に晒され滅びることになった。
それからしばらくしてジギーに保護されエデンズゼロに身を寄せ、やがて宇宙を渡り信頼のおける仲間たちを集め宇宙海賊を名乗るようになった。
しかし、レンダードの生き残りにとっては「故郷を滅ぼした張本人」として恨まれており、幼馴染であるジャスティスもその一人である。
作中の動向
ユニバース1~3
惑星ノーマ脱出直後のシキたちの宇宙船を拿捕という形でエデンズゼロに収容させた後、船内に巣食っていた宇宙生物を掃除を丸投げしたうえで船を返却。エーテル反応を追って現れたジャスティス率いる星系連盟軍の艦を引き付ける囮となり、シキたちと一旦別れた。
その後、謎の復活を遂げ人類支配を宣言したジギーが乗るエデンズワンに追い詰められていたゼロを援護する形で再会する。
最期
レンダードを舞台とした戦争では、ジャスティスに拘束され身動きがとれなくなるが、そこにかつて星系連盟軍から潜り込んでいたスパイのジェシーが現れる。
無責任な行動で故郷を滅ぼしたエルシーを激しく憎んでいた彼は、罠を仕掛けて捜索のためやってきたスカルフェアリーのクルーたちを殺害するも、反撃を受け相討ちになるという末路を辿った。
その光景を直視し絶望したエルシーは、ジギーと結託していた六魔将にして自身の母、ゴッド・アクネラを殺害。彼女が制御していた機械永久生産システム「メビウス」を停止させることで敵戦力の増加を阻止した。
シキによってジギーが討たれた後は、レベッカのエーテルに反応して訪れた「時喰み」が迫るレンダードにあえて残り、一緒に残ったジャスティス共々逆行する時の中に消えていった。
ユニバース0
レンダードが滅びず存続したため、彼女も王族の地位を保っている。
それに加え、星系連盟軍楓宇宙支局長を兼任しており、他の四季大宇宙の支局長たち(ノア、ナディア、レイチェル)とは以前からユニバース0やエデンズワンに関する情報を共有していた。
なお、ジェームス(ジャスティス)とは結ばれる予定で、前のユニバースでの部下たちはジェシー含め彼女の側近になっている。
エーテルギア「スタードレイン」
自らがいる惑星の持つエーテルを吸収、それを元手にして武器などの装備を生成する能力。
発動シーンは部下達からも評判が高い。
スカルフェアリー号
エルシーが座乗する旗艦。主だったクルーはこちらに詰めている。
余談
真島ヒロの前作『FAIRYTAIL』のキャラクター「エルザ・スカーレット」のスター・システムキャラであり、また同じく『FT』のキャラクターで彼女と大きな関りを持つ「ジェラール・フェルナンデス」のスターシステムキャラであるジャスティスとの関係性も本作で描かれている。