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概要

2005年5月27日に、ぱじゃまソフト(プロダクションぺんしる社)より発売されたアダルトゲーム。2006年4月28日に新規シナリオなどを追加した「プリンセスうぃっちぃず EXCELLENT」が発売した。

ヒーローにあこがれる下心持ちの主人公真樹と「魔女っ娘委員会」の活躍を描いた【ドキドキわくわく魔女っ娘バトルアドベンチャー】。前半は主に学園でのドタバタギャグコメディな展開が中心となり、後半は魔女界でのシリアスな展開になっている。

本作は魔女っ娘バトルというバトルパートがある。これは炎雷水、小魔法大魔法などといったカードを組み合わせて相手を撃退するカードバトルである。カードの組み合わせなどにより得点ボーナスが付加されるのでやりこみ要素が高い。また、選択肢の選択内容によりヒロインの好感度が上昇する「ごきげん度システム」なるシステムもある。ヒロインのごきげん度を上昇させておくと前出のバトルパートにおいてヒロインの必殺技の発動確率が高くなる。

本作の制作チームは、プロダクションぺんしる社姉妹ブランド【Lillian】を立ち上げ、2008年9月に「ティンクル☆くるせいだーす」を発売する。2012年2月には、続編「ティンクル☆くるせいだーす -Passion Star Stream-」が発売された。こちらは、本作キャラクターと「ティンクル☆くるせいだーす」のキャラクターとのクロスオーバーを実現している。

物語

主人公の御堂真樹はヒーローに憧れる、夢見がちでちょっとスケベな学生。そんな彼の前にドラゴンと戦う美少女、クルルが現れる。クルルとのハプニング的なキスにより、彼女の魔力を奪ってしまった真樹。力を失ってしまったクルルに対し真樹は、対魔物組織「魔女っ娘委員会」の設立を提案する。

(ぱじゃまソフトHP、製品情報より引用)

登場人物

※(CVはPCゲーム版/ドラマCD版)

御堂真樹(みどうまさき)CV:氷河流/緑川光

主人公。ヒーローを目指し、体の鍛錬やヒーローらしい善行を日課として積むなど日夜努力している。祖父から与えられた「備前岡崎同田貫越前上長船五郎正国村正宗」という(強そうな名前を真樹が勝手かつ適当につけた。基本長すぎるので『正宗』と呼称)錆びた日本刀を常に持っている。戦闘では上述のクルルから吸収してしまった魔力によりこれを振るい、この刀が持つ「敵の魔法を反射できる」という特殊な性質で戦う。敵が使う闇属性の大魔法に対抗するための手段はこの反射能力のみ。なお、この刀の錆はクルルの魔力を吸収した際に全て剥がれ落ち、美しさと鋭利さを取り戻している。

クルルが告白を受け入れるまで999人の女の子に告白して振られ続けていた。

なお、上述のヒーロー志向の一端として、「英雄の誓い・第●条!」という自分で考えた英雄としての心得を何かにつけて口にし、それになぞらえて英雄らしく行動したがる。

ちなみにこの「英雄の誓い」の中にも条項を設けているが、「英雄、色を好むべし」の言葉そのままに、スケベさ加減や絶倫さ加減も人一倍強い。

クルル(クルシェンヌ・ルーセル)CV:大波こなみ/幡宮かのこ

メインヒロインの一人。魔女界の光のプリンセス。あるアクシデントが元で主人公に魔力を奪われてしまい、行動を共にすることになる。お気楽で天真爛漫な性格。ミケという猫の使い魔がいる。

属性は基本属性の「火」「水」「雷」を全て使える上位属性の「光」。

魔導具は杖型アクセサリーの「プリティア」で、戦闘の際には聖杖「プリンセスティアラ」になる。

「キャロン! マジカル☆ リリカル☆ 素敵に…なーれっ☆」

委員長(本名不明)CV:手塚まき生天目仁美

メインヒロインの一人。主人公真樹のクラスメイト。委員長と呼ばれているが実は生徒会書記。一応魔女っ娘委員会の委員長だが、実はいろいろなクラブや同好会に掛け持ちで所属している。孤児院の出身であり、何かと貧乏性で実際貧乏。好物はオムそばパン。

ハムチュウというハムスター女子寮内で内緒で飼っており、魔女っ娘委員会の活動の中で委員長の使い魔として契約した。

属性はなぜか魔女の力を得てからも非常に不安定で、「火」「水」「雷」のどれになるかが毎回ランダムという特殊な状態。ただ潜在的に特殊な魔力を秘めており、魔法の不安定さもそれに起因するのだが…。

魔導具は剣型アクセサリーの「セレスティア」で、戦闘の際には細身の双剣「セレスティックティアラ」になる。

「キャロン! マジカル☆ サブカル☆ 綺麗に…なーれっ☆」

雀宮林檎(すずみやりんご)CV:朝宮咲/神田理江

主人公真樹の幼馴染でツッコミ強気系のヒロイン。雀宮神社の巫女(見習い)なのに、お化けが苦手。好物は名前の通りリンゴ及びリンゴを使ったお菓子(リンゴ飴やアップルパイなど)。

もともと水球部所属であり、魔女っ娘委員会には掛け持ちで所属している。胸は(ほかのヒロインたちに比べて、だが)控えめ。

キチえもんというペンギンのペットがおり、魔女っ娘委員会の活動の中で林檎の使い魔になっている。

属性は水球部所属ということもあってか、「水」。

魔導具は宝珠型アクセサリーの「クリスティア」で、戦闘の際には水球のボール大の水晶球「クリスタルティアラ」になる。

「キャロン! マジカル☆ ラジカル☆ 可愛く…なーれっ☆」

なお、姉妹作『パティシエなにゃんこ』のコンシューマ移植版およびどらまちっくCDに登場する雀宮一恋は、彼女の実の妹である。

春日かれん(かすがかれん/カレン・ウィンスレット)CV:北斗南/ひと美

主人公の学園に転校してきた謎の転校生。大の甘党で、口数は少ないがポツリと刺さる言葉を吐く毒舌家。好物はあんドーナツ。

日本人的な名前を名乗っているが本当は魔女界の出身で、魔女界の賢女メイヴィス・ウィンスレットが、亡くなった己の娘を禁術である闇魔法の技術でホムンクルスとして蘇らせた存在。その出自ゆえに、魔女界の住人なら生来持って生まれる魔法の行使能力をホムンクルス化で失っており、林檎のような人間界の住人と同じように、魔法行使には魔導具の力で変身する必要がある。ベルナルドという幼竜の使い魔(ただし、その姿はちびっこいドラゴン的デザインのパペットである)がいる。

属性は母メイヴィスのものと同じく「火」。

魔導具は魔導書型アクセサリーの「ミスティア」で、戦闘の際には魔導書「ミスティックハウラー」になる。

「…キャロン。 マジカル☆ シニカル☆ 魔女に…なーれ…☆」

リリアン先生(リリアン・チロル)CV:友里杏/こやまきみこ

作中冒頭、コロッケの食べすぎで入院した中津先生に代わり、真樹の通う西野坂学園に担任教師としてやってきた非常勤の美術講師。豊満な肉体を赤いボディコンと白衣に包んで教壇に立つ。やる事成す事が空回りしてはいるが、一生懸命な先生。教師として名乗っている名前はリリー・アンだが、正体は魔女界からやってきた(自称)極悪魔女のリリアン・チロル。理想の「悪」となるため日々(些細な)悪事を繰り返す。なお、物語冒頭のクルルの戦闘シーンをはじめとする、作中の大半のシーンで登場する敵キャラ「マジモン(Magical Monsterの略)」は、その大体がリリアンの手で作られた魔法生物であり、そのネーミングは使い魔のチョコリエールのように、実在の日本の市販菓子のブランド名にちなんだものが多い。

使い魔は黒い子豚のチョコリエール。変身能力を持っており、特殊追加攻撃の際はリリアンに化けて追い討ちを放つことも。

魔導具は鞭(名称不明)。ただ殴打武器として使うにはリリアンの技量がからきしな為振るっても叩いても音すら立てられず、振るう際にはリリアン自身が威嚇のために「ピシーッ!ピシーッ!」とわざわざ自分の口で言っている。

属性は魔女っ娘委員会にはいない「雷」。

ただし魔女っ娘委員会の面々と違い魔女としても成熟し、賢女メイヴィスの弟子としてキャリアも積んでいる大人であるため、クルルのように「火」「水」「雷」の魔法は全て使用可能。

「マジカル☆ ケミカル☆ あやしく…なーれっ☆」

アスナ(アスラーナ)CV:なかやまめぐみ

真樹の持つ「正宗」が魔力を高め、精霊として人の姿をとった少女。「アスラーナ」というのが本来の銘。幼女のような姿をしているが口調は古風。太古の昔魔女界が人間界との接点を持ったために起きた悲劇の生き証人であり、その悲劇を二度と繰り返さないために真樹達に力を託す。

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