『「影」を見た者は死ぬ』ー。
概要
『少年ジャンプ+』（集英社）にて、2017年10月23日から2021年2月1日にかけて、毎週月曜更新で連載された、田中靖規による漫画作品。単行本は全13巻。通称はサマレン。
和歌山県和歌山市の小島を舞台に、かつてその島の住民だった少年が、帰省したばっかりにとある事件に巻き込まれていく様子を描く。
連載終了直後、アニメ化、リアル脱出ゲーム化、実写化と三つのメディア化企画の進行が週刊少年ジャンプなどで告知された。
そのうちのひとつであるテレビアニメ化が2021年12月19日に正式決定したことが明らかにされた。
リアル脱出ゲームについては、2021年4月に参加抽選が行われ同年7月実施予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて中止された。
テレビアニメ
2022年4月から（同年9月までの連続2クールスタイルで）全25話が放送され、TOKYOMX、アニマックスに加え関西テレビやJ:COMにて放送される他、Disney+やTVer（放送後の配信期間あり）でも配信された。JCOMでは『アニおび』枠で放送。
和歌山市、南海電鉄とコラボした市内の特定の店舗で使えるクーポンやスタンプラリー、ARカメラ機能を搭載した公式アプリをリリースした。
めでたいでんしゃとコラボした。
加太観光協会案内所などの場所と観光課の公式サイトで聖地巡礼MAPの配布をしている。
尚、アニメ版は原作者がアフレコに毎回（リモートで）参加して方言監修を行うほどに徹底した方言指導がなされている（※公式YouTubeチャンネルのメイキング映像にて公開）。
方言指導には他にもカイホリショータを迎え、また和歌山出身である小舟澪役の白砂沙帆と雁切真砂人役の小西克幸も現場で指導を行っていたとのこと（参照）。
テレビアニメを基としたコンシューマーゲーム作品『サマータイムレンダ Another horizon』（ニンテンドースイッチ・プレイステーション4）がMAGES.から2023年（令和5年）1月に発売された。
余談ながら、慎平達は西暦2000年度生で、作中で言及されている『FF7』は1997年1月リリース…、「慎平くん…ほんま生まれる前なんやな…」
スタッフ
| 監督 | 渡辺歩 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 瀬古浩司 |
| キャラクターデザイン | 松元美季 |
| 音楽 | 岡部啓一、高田龍一、帆足圭吾（MONACA） |
| アニメーション制作 | OLM TEAM KOJIMA |
| 製作 | サマータイムレンダ製作委員会 |
主題歌（アニメ版）
第1クール
第2クール
OP「夏夢ノイジー」：亜咲花
ED「失恋ソング沢山聴いて 泣いてばかりの私はもう。」：りりあ。
主題歌(ゲーム版)
燈火（とうか）：亜咲花
さかいめだらけ：cadode
主な登場人物
※主に記事のある人物を記載。
主要人物
幼馴染である小舟潮の葬儀に参列するため、2年ぶりに東京から日都ヶ島に戻って来た。
幼い頃に両親を失った頃に母・暁美の縁で小舟家に迎えられた過去があり、潮と澪とは義兄妹にあたる。
料理を得意としており、調理師専門学校に通っている。
夏休みに起きた日都ヶ島での海難事故で小早川しおりを救命した際に命を落とすが・・・。
ちなみに現実では2022年3月24日に和歌山市アニメ観光大使になっている。
潮と違い、黒髪。肌が褐色なのは日焼けによるもの。
運動神経に優れており、水泳部に所属する。
物語冒頭では姉が亡くなった直後だが、持ち前の笑顔で努めて明るく振る舞っている。
その他
関連動画
星雲賞
2023年に星雲賞のメディア部門でアニメ版がノミネートされた。
同じメディア部門には『シン・ウルトラマン』や『すずめの戸締まり』と言った話題作や『TAROMAN』（他にも2部門ノミネート）、『リコリス・リコイル』などもノミネートされている。
外部リンク
関連タグ
サマータイムレンダ100users入り サマータイムレンダ500users入り
サマータイムレンダ1000users入り サマータイムレンダ5000users入り
ゴーストフィクサーズ：田中靖規が後年発表した作品。一部サマータイムレンダとの関連を匂わせるワードや絵が登場する。
影(サマータイムレンダ)…重要なネタバレに注意
