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概要編集

初出:『マンガ少年』(1981年1月号 - 4月号)本作品は八百比丘尼伝説を下敷きにしている。雑誌掲載版と単行本とでは結末に大きく加筆がされている。


あらすじ編集

戦国の世(室町時代末期)。主人公の左近介は本来は女であったが、幼少のころより父に男として暴力をもって育てられた。ある日、左近介の父の鼻に「鼻癌」と思わしき症状が現れ苦しんでいたところ、それを治せるという尼「八百比丘尼」が現れた。


父に恨みを抱いていた左近介は、治療を阻止するために、琵琶湖ほとりにある寺を訪れ八百比丘尼を殺す。その瞬間から左近介は不思議な力に阻まれ、寺から出られなくなる。八百比丘尼の治療を求める近隣住民たち、さらには人外の異形の者たちが次々と寺を訪れ、左近介は心ならずも比丘尼の身代わりとして治療に従事する羽目になるが、そこから恐ろしい因果応報が左近介に巡ってくる。

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