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概要

正式タイトルは『シグマ ハーモニクス』
THINK GARAGE開発、スクウェア・エニックス発売のゲームソフト。メーカー発表ジャンルはミステリーRPG
発売日は2008年8月21日。ハードウェアはニンテンドーDS

2010年1月28日にガラケー向けにUI等を改良し配信された『シグマ ハーモニクス コーダ』には、DS版の内容以外に現地イベントでプレイできた体験シナリオ『水泳部 生徒殺害事件』が追加されていた(※2018年3月31日サービス終了)。このシナリオはボイスドラマと短編漫画として公式サイトでも視聴できたが(漫画は雑誌の読み切り)、現在はアーカイブ化されており、ボイスドラマは予約特典DVDと攻略本、漫画は同攻略本でのみ確認できる。

スクウェア・エニックスでは珍しい大正時代を連想させる和洋入り交じった世界観でユーザーからの期待値が高かったが、操作性の不便さや推理パートの仕様等でかなり癖のある作品となっている。
BGMに定評があり、『希望与えし「戌吠の神楽」』『心奮わす「窮鼠の神楽」』は特に評価が高い。

大まかな流れとしては、過去に戻った主人公達が殺人事件の現場とその事件発生前後の数時間を調査し、断片的に垣間見た映像等から得た手がかりを用いて推理。その推理結果によって戦闘難易度が変化する元凶の犯人(逢魔)を斃す、というもの。

ストーリー

人が認識し得ない時の狭間に漂う逢魔と呼ばれる魔物が、稀に人々の心や歴史を乱して狂わせる世界。
凶悪な逢魔を秘密裏に封印する使い人、その一族の最高峰である黒上家の次期頭首・黒上シグマと彼の幼馴染みの月弓ネオンは、立派な使い人となるべく日々鍛錬に励みながらも一介の高校生として平穏な生活を送っていた。
しかしある日の昼下がり。突如謎の光に包まれたかと思うとシグマとネオン以外の人々が消え失せ、全ての建物は廃墟と化した末に大量の逢魔が蔓延る恐ろしい世界へと一変していた。
シグマはこの現象を「強大な力を持つ何者かが黒上一族を滅亡させ、それを契機に過去を改変したせいだ」と結論づけ、原因となった殺人事件を解決すべく、ネオンと共に50年前の黒上の館へと時を渡る。

用語

  • 逢魔

時の狭間を漂う魔物。
通常は黒上の館の中に佇立する大時計の結界で封印されているが、稀に人間が住む世界に入り込み、取り憑いた者の深層意識を刺激して衝動的な殺人行為を行わせる(使い人の間では「魔を刺される」と言う)。強い逢魔はただ殺害衝動を誘発するだけでなく、そこから歴史を変革させるほどの力を有している。姿は動物あるいは人形+楽器モチーフ。
主に見習いでも倒せる弱い(下位)逢魔、使い人の頭首でも一人では斃すのが困難な上位存在の大逢魔、一人でも解き放たれると世界が変わるという逢魔人、人間の悪感情や業を取り込みすぎて凶暴化した業逢魔(カルマ)の四種類がいる。強さの度合いは一般的に逢魔人>業逢魔>大逢魔>下位逢魔。
存在を把握しているのは使い人と一部の政治上層部のみで、一般人の認知度は都市伝説程度。

  • 使い人
神代の時代から存在する、逢魔に対抗できる特殊な力を宿した一族の総称。
能力は血に依存しているのだが、過去に二度起こった世界大戦の影響で数が激減しており存続が危ぶまれている。
大別して戦闘系と非戦闘系に分かれており、その力の種類は多岐に渡るが、逢魔との戦闘可否を基準にしているため後者は使い人の中で軽んじられる傾向にある。
ゲーム内では音を操る音使い、札を操る札使い、言葉の真偽を聞き分ける言の葉使い、風を操る風使い、結界を作る封使い、他に絡繰り使いが確認可能。

  • 時の狭間
シグマ達が暮らす世界と隣接する世界。シグマ曰く「時と時の隙間にある、時間の流れから切り離された異世界。時間という概念から外れた同位要素を含む世界」。
例えばある事件により『12時の刻』へ移動になった場合、該当する事件に関係がある12時の時間帯が現実とは別に構築される。この擬似的に創られた世界が時の狭間で、時の狭間に入るための儀式を『時紡ぎ』という。ただし指定できる条件はあくまで時刻のみで、何年の何月何日と具体的な日を選ぶことはできない。
時の狭間では時紡ぎをした人間と逢魔以外の生物は存在せず、また過去に何が起こったかは断片的に見られるものの、その時間にいた人物と接触することは不可能。
時紡ぎは音使いだけが使え、黒上家と月弓家の秘中の秘とされている。

  • 時の調律
シグマが行使する能力の一つ。逢魔によって生まれた、本来起こらないはずだった過去(主に殺人事件)をリセットして時間軸を正す。
調律そのものは元凶となる逢魔を斃せば即座に解決するが、殺人レベルまで起こす逢魔は総じて力が強いため、シグマの場合事件に重要な情報をサーチする『調音査』『刻音(こくいん)』という視覚化した手がかりを創り出し、それを使って事件の推理(『超推理』)を行うことで逢魔の力を削り弱体化を狙う過程を経る。

登場人物

主人公のシグマ以外の名前は著名なミステリー作品の作者や登場人物が由来。

シグマ


黒上シグマ(CV:小野大輔
本作の主人公。17歳。
使い人の頂点である音使いの一族、黒上家の次期頭首。逢魔が歪めた過去を本来の時間軸に戻す時の調律の能力を持つ他、重要な手がかりを脳内で『刻音』という形に視覚化し推理する。戦闘では演奏と式札の操作でネオンに指示を出す後方担当。
やや冷めた性格で落ち着いて物事に対応する一方、当然のように学校の宿題を忘れたり授業を抜け出したりと自由奔放な面があり、同級生からは「黒上の御曹司」と浮き世離れした目で見られている。しかし日々ネオンと共に逢魔を斃す早朝練習をこなしたり、逢魔に憑かれた者を躊躇無く助けたりと使い人としての意識は高い。
ネオンとの関係性を度々クラスメイトに疑われており、その度に本人は「パートナーだ」と臆面無く言い切っては無自覚に誤解を加速させている。

ネオン
闇を切る騎士
バキュン


月弓ネオン(CV:平野綾
本作のヒロイン。17歳。
札使いの力を持つ月弓家の人間で、シグマの幼馴染み。神霊を憑依させる『神降ろし』の術を用い、神霊の力を封じた式札とシグマが奏でる曲に乗って逢魔を斃す前線担当。式札によっての三つのタイプがあり、それぞれで外見と性格が変化する。
クールなシグマを唯一振り回せる明るく闊達な性格。ただしネオンもネオンでマイペースな彼に翻弄されやすく、時々大人びた言動で呆れたりつっこんだりしている。

黒上静馬(CV:小山力也
50年前の黒上家頭首。48歳。
当時の使い人の中でも秀でた能力者だが、過去の世界大戦の後遺症から左半身が不自由で常に杖を突いている。立場もあって威厳ある態度で他者と接するが、身内に対しては甘い部分も。

黒上佳子(CV:小林ゆう
50年前の黒上家頭首夫人。32歳。
風使いの名家・九条家から嫁入りした女性で、夫の静馬に負けず劣らずの高い戦闘力を持つ。柔和な物腰と知的な雰囲気で、プレッシャーがかかる黒上のファーストレディーを見事に務めている。

黒上梅(CV:無し)
50年前の黒上家頭首・静馬の母。70歳。
戒律や規範の遵守を絶対とし、それに反する発言や行動には怒りを露わにする。常に不機嫌そうに見えるが違背が絡まなければ根は穏やかで優しい性格。

姫籠ユリ子(ボイスドラマ版のみ:甲斐田裕子
50年前の黒上家に仕えるメイド。25歳。
逢魔を封じる大時計の結界の修復・管理を担う封使い。控えめな性格ながらも黒上家の家事全般を完璧にこなすスーパーウーマン。

仮面の執事(CV:藤原啓治
50年前の黒上家に仕える執事。29歳。
守人家という高い身体能力と徒手空拳で逢魔と渡り合える一族の人間。主人と職務に忠実だが、掟で被っている仮面下の素顔は誰にも見せたことがない。

ねね(CV:???)
50年前の黒上家に住む少女。12歳。
年齢に似合わぬ大人びた振舞いで弟のゆうの面倒もしっかり見つつ、嫌いなトマト料理を嫌がる年相応さも残している。常に持ち歩いているカードを使った占いが得意。

黒上ゆう(CV:???)
50年前の黒上家次期頭首で、静馬の息子。10歳。
まだ幼いせいで次期頭首としての自覚は薄く、気弱且つ臆病で姉のねねに甘えることもしばしば。しかしその秘められた力は父の静馬を遙かに超えるという。

譲葉芙蓉(ボイスドラマ版のみ:東條加那子
50年前の言の葉使い・譲葉家の当主。32歳。
探偵マニアが高じて逢魔が関係しない警察案件にもよく関わっており、数々の事件解決に勤しんでいる。非戦闘能力の所持者故か、黒上家に皮肉めいた発言を繰り出し挑発することも。

譲葉麟(CV:福山潤
50年前の譲葉の人間で芙蓉の息子。14歳。
基本は母の芙蓉を立て彼女の助手として動く。穏やかな物言いと鋭い観察眼及び言の葉使いの能力を駆使して殺人事件に当たる。

ディクソン(CV:稲田徹
男性型の逢魔人。クリスティとは恋人同士のように振舞う。
短気で喧嘩っ早く、調子に乗ると多弁になる。逢魔人らしい力の強さと使い人への憎悪は本物で、過去改変の邪魔をするシグマ達を敵視している。

クリスティ(CV:能登麻美子
女性型の逢魔人。ディクソンとは恋人同士のように振舞う。
熱くなりやすいディクソンの窘め役で常に悠然としている。しかし怒りの凄まじさは彼女の方が上との噂も。

黒衣の男(CV:???)
シグマとネオンの前に時折現れる謎の人物。
「改変された過去の悲鳴と修正」をシグマに告げて一方的に去って行く。目的も正体も全て不明。

関連タグ

スクウェア・エニックス
浜渦正志 北瀬佳範 畑亜貴

外部リンク

シグマ ハーモニクス | SQUARE ENIX

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