概要
コンパイルハートが制作および販売するPlayStation 4向けRPG。略称は「デスリク」。
発売日は2018年4月12日。後に、Steamで2019年5月17日に、Nintendo Switchで2020年12月24日に発売された。
『フェアリーフェンサーエフ』『オメガクインテット』に続くガラパゴスRPG第3作目。
シナリオ担当は『コープスパーティー』のシナリオ制作を担当した祁答院慎。
キャッチコピーは 99%の絶望に抗え 。
ストーリー
都心から少し離れた場所に位置する架空の都市「佐上市」に拠点を置くゲーム開発会社「エニグマゲームス」は、最先端のVRRPG「ワールズ・オデッセイ」を開発していた。
しかしある日突然、ワールズ・オデッセイの開発に携わっていたゲームプログラマーである「二ノ宮しいな」が失踪。彼女の失踪を機にゲームは開発中止となってしまった。
それから一年後、しいなと同じくワールズ・オデッセイのプログラマーだった男性「水梨新」の元に一通のメールが届く。
差出人は一年前から行方知れずだったしいなからのものであり、そのメールから読み解けた内容は、ゲームの内にしいながいるという信じがたいものだった。
事実、ネットワーク上には削除されたはずのプログラムが復元されていたが、そのプログラムは原型を留めないほどにまで書き換えられ、更にゲーム上の世界でしいなが"プレイヤー"として存在していることが判明。
新は彼女がゲームからログアウトできないことを知り、二人はゲームの"内"と"外"から攻略を進めながらゲームからログアウトする為の手掛かりを探し出す。
心を持つゲーム内のNPCや現実にいるエニグマゲームスの同僚たちと共に、しいなは新と連携して現実世界に戻る方法を模索してゆく……。
登場人物
ゲーム世界の人物
本作のヒロインで主人公。エニグマゲームスに勤務する女性社員。ワールズ・オデッセイの元ディレクターであった。一年前に行方不明となっていたのだが何故かゲーム内からログアウトできないまま、現実世界へ戻ることができなくなっている。
ワールズ・オデッセイ内の世界で、大国「ハーティス」の王女として存在していたNPC。NPCであるにもかかわらず、本来持たないはずの感情と意識を持つ。
駆け出しの獣人族の冒険者。リリィたちと同じNPCにもかかわらず、本来ないはずの感情と意識を持つ。両親が行方不明になっているが、伝説の冒険家「セリカ・クレイトン」に憧れて旅しているシイナについてくる形で仲間になる。
オーガ族の行商人のNPC。リリィたちと同様NPCに存在しない感情と意識を持つ。シイナたちに高価なアイテムを売りつけようと一緒についてくる。その後、頼りのアイテムが不良品で手持ちのアイテムを全部使ってしまい、不良品を手渡した罪滅ぼしとしてシイナたちに同行する。
- ルシル・フィアレーテ(CV:橋本ちなみ)
ハーフエルフのNPC。リリィたちと同様NPCに存在しない感情と意識を持つ。鎖で繋がれているため自由には歩くことはできないが、自我を持つ椅子キマタに乗って移動できる。
ある事件をきっかけにシイナたちに同行する。
伝説の冒険家と言われる女性。リリィたちと同様NPCに存在しない感情と意識を持つ。
水上にある神殿に行こうとするもトラブルで船が丘でひっくり返ってしまい、たまたまシイナ達に声をかけて助けてもらった。彼女たちも神殿に用があると知り、同行することになる。
現実世界の人物
現実世界における主人公。エニグマゲームスに勤務するゲームプログラマーで、黒縁の眼鏡をかけている。しいなと共に「ワールズ・オデッセイ」の開発に関わっていた。彼女の失踪により開発中止となったゲーム内にしいなが閉じ込められ、ゲームからログアウトできない彼女を見つけた。しいなを救出するべく「現実」からプログラムを改変しながら修正していく。
- 常盤澄香(CV:井澤詩織)
- リディア・ノーラン(CV:藤田茜)
- 明日風凛(CV:大野柚布子)
- 棟方夏生(CV:杉田智和)
- ヴェルナー・グロック(CV:井上健一)
- 樋泉千治(CV:亀山雄慈)
- 安城一(CV:矢野龍太)
余談
『RPGツクールMV』で作られた本作の前日譚『END QUEST』が予約特典で付いている。また、『RPGツクールMV』にコラボで本作のキャラクター20体が無料で配信されている。
関連タグ
Death end re;Quest 2……次回作
Death end re;Quest CODE Z……最新作
佐竹博文…こちらもしいな達に負けず劣らず凄惨でグロテスクな不幸に見舞われているが、しいな達と違いどんな致命傷を負っても、人外レベルの生命力と悪運で必ず生き延びるある意味デスエンドリクエストという作品そのもののアンチテーゼというべきキャラクターである。