セリカ・クレイトン
せりかくれいとん
リリィたちと同様NPCに存在しない感情と意識を持つ。
水上にある神殿に行こうとするもトラブルで船が丘でひっくり返ってしまい、たまたまシイナ達に声をかけて助けてもらった。
彼女たちも神殿に用があると知り、同行することになる。
動きやすい冒険者のコートを羽織っており、蝶型のバグゥ・バタフライを使役している。
やはり、企画段階でのデザインと異なっていたが、水梨新は彼女の容姿に見覚えがある様子。
明るく朗らかな性格だが割りと大雑把なところがあり、大剣で相手を粉砕するという戦闘スタイルにも如実に現れている。
反面、ベテランらしい状況把握にも優れており、いざという時には非情な決断を下すことも。
※以下ネタバレ注意
『セリカの「絶望」、ウマイオイシイ。「絶望」をタベレバ、セリカは絶対にアキラメナイ』
彼女の正体はNPCではなくアファシスによって監禁された(デスリク世界における)現実世界での大物女優・クロエ・アーロン。
他の被監禁者と同じく何らかの感情を取り上げられており、父親の操り人形であることを受け入れていた彼女の場合は「絶望」の感情が奪われている。
それだけなら全然問題ないように思われがちだが、ここで言う絶望とは「どうやっても達成出来ない目標に対して諦める」と言った軽度な事も含まれている。バグゥ・バタフライは「絶望」を補食することでセリカに諦めるという選択肢を与えず、そこから更に絶望するというサイクルを繰り返すことで感情エネルギーを貪っていた。
構成コードがエラーを起こしたことで暴走し、バグゥ・バタフライも自分のエゴで仲間の命を奪うことで生まれる絶望の味を堪能すべく、しいなたちに襲い掛かる。
最終的には、しいなを除く他の被監禁者と同じく「ワールズ・オデッセイのクリア」と同時にヴェルナー社長と水梨新の手により解放され、最終決戦に臨む新の所に集結した。
2作目では物語中盤でアバターとして戦闘メンバーに入る他、特定ルートではクロエ本人もしいなの要請に応じ協力者として登場する。
3作目にも登場するが、今の自分がいる世界に思うところがあるようで、前作と比べて少し刺のある一面が出ている様子。