解説
エニグマゲームスに勤務するゲームプログラマー。Death_end_re;Questでは現実世界編で主人公を勤める。
パーカーを羽織った黒縁眼鏡の青年で、顔立ちは割と整っている方。
後輩だった二ノ宮しいなと共に「ワールズ・オデッセイ」の開発に関わっていた経歴を持つ。
彼女の失踪により開発中止となったゲーム内にしいなが閉じ込められているのを発見し、何故かログアウト出来ない彼女を救出するべく「現実」からプログラムを改変しながら修正していく。
同時に、自分の周囲で起こる怪奇現象や謎の組織に追われていく中で自分のいる世界の核心に触れていくことにもなる。
人物像
素っ気ない言動や無愛想な表情から一見すると人付き合いが苦手そうだが面倒見が良く、一社会人としてのマナーも心得ている。
元々は真面目な気質の持ち主で、親しい間柄の人には軽口を叩くなど意外と根は明るい。
劇中では一癖もあるキャラクターが多いため、自然とツッコミ役に回ることも。
その反面責任感も強く、根を詰めすぎて周りから心配されることも多い。特に無印では、しいなの失踪が自分にも非があると思っていたため、自分を省みない行動を取ってしまうこともしばしば。
能力
ゲーム会社のプログラムを担当しているだけあり、プログラミング技術に関しては眼を見張るものがあり、無印では戦闘時でのゲームのシステムをハックして異なるジャンルのデータに書き換えたりしてサポートを行う。
エニグマくん
無印で新が使用するアバターで本来は『ワールズ・オデッセイ』における不正プレイヤーを取り締まるGM用のもの。エニグマ社のマスコットキャラクターでもあり、しいなのお気に入りだった模様。
モフモフした一頭身の熊をデフォルメしたような可愛らしい外見だが、中の人は新であるため可愛い姿と言動のギャップが激しい。
そんな外見もあってか女性メンバーからは抱き着かれたりするも、意識をダイブさせているわけではないので感覚は繋がっていない。しいなと現実世界に纏わる話をする際はシングルチャットを用いてテレパシーのように会話をしており、ログアウトしている際は姿が消える。
『2』での活躍
前作から引き続き登場。変わらずエニグマゲームスのプログラマーとして活動していたが、意味深なメッセージと共に謎の失踪を遂げる。
そして終盤、『とある形』で続編主人公である東山まいに力を貸す形で登場する。
『Z』での活躍
公式サイトではしいなのいるアイリス社のメインプログラマーとして活動しているが、またもや行方知れずとなっている。
ネタバレ
実は現在進行形でしいなを含めた全員が生存するためのループを続けており、それが達成される直前に心を痛めたアイリスが『誰もが優しい世界』へと上書きをしてしまう。
それ自体は問題ではなかったが、最上層世界の住人だった2の黒幕に特殊な方法でデリートされていたことで復元が間に合わず、本編内で動くに動けなかったのが真相。
余談
無印の終盤で手に入れる新の能力は黒幕側にとっても警戒されているのか、実力行使で狙われる形となった。