概要
コンパイルハートが制作および販売するRPG。ファンからの略称は『デスリクZ』。
キャッチコピーは「死の数だけ、強くなれ」。
同社作の『Death end re;Quest』及び『Death end re;Quest2』の続編にしてスピンオフとも言われている。
シナリオも引き続き祁答院慎、キャラクターデザインはナナメダケイが担当。
ローグライクRPGにジャンルが変更されており、常に構造が変化する3Dダンジョンでの探索がメインとなる。
本作はガラパゴスRPG(コンパイルハート)シリーズ初のCERO-Z指定となっており、規約上18歳未満の方は購入出来ない。これまで以上のスプラッター描写及び凄惨なデスエンドが登場するため耐性のない死の王(プレイヤー)は覚悟を決めよう。しかし、そのバッドエンドを敢えて経験することで強くなるシステムも存在するらしい。
ストーリーに関しては前作と前々作のネタバレが非常に多く、予めプレイしておくことをお勧めする。
時系列及び世界観
常にループが繰り返されているシリーズのため、無印ではDLCで公開された追加エピローグ(65536回目のデグレート)後、デスリク2ではリズ・ショアラの呪いを解き放ってからの時系列となる。
水梨新たちのいる世界は本来ならバグとして処理されるはずの不具合が仕様として体現した世界へと変化しており、ルーデンスと呼ばれる人間とは異なる種族が存在する。
また、本作では強い感情と記憶が作り出したストレインエリアが探索の舞台(ダンジョン)となる。
ストーリー
2000年代の地球に酷似した「DE-1世界」で誕生した『アイリス』。
彼女の誕生により生まれたループし続ける悲劇は、水梨新たちの活躍によって少しずつ紐解かれ、遂に善意を取り戻したアイリスは
「DE-1世界」をコピーした新たな並行世界「DE-1.5世界」を創り出した。
争うはずだった人たちが優しくなり、あらゆる歯車が噛み合った理想世界。
しかし、そのバグを許さないとばかりに襲来する謎の男と、かつてのヒロインたちにそっくりなルーデンスたち。
上層世界との戦いは、新たな局面へ。
登場人物
前作に登場した主人公やメインキャラクターだけでなくサブキャラクターも登場予定。
中には声や名前だけの登場だったり、プロローグに登場してあっさり退場した人物の立ち絵や掘り下げがされている。
主人公
本作の主人公となるルーデンスの少女。
敵対者
最上層世界の人間と思われる男性。DE-1.5世界の破壊を目論む。水梨新との関係は不明。
ミズナシ・アラタによってデザインされた急造ルーデンス『グリッジ・ガールズ』の一人。しいなに対して異常なまでの執着と敵意を見せる。
『グリッジ・ガールズ』の一人。ダウナーかつ無関心な性格だが、人間の悲惨な死に方に好奇心を抱く危険人物。森久保ひなたを知っているらしい。
『グリッジ・ガールズ』の一人。正々堂々とした凛とした人物だが、一応の創造主であるミズナシ・アラタへの義理として仕方なく協力している。
『グリッジ・ガールズ』の一人。破壊欲の塊で無邪気なままに周囲に危害を加える。
前作で名前や存在だけ登場
無印にて水梨新たちを手助けしたエニグマ社の社長……だが、現在はアイリス社で社長の座に収まっている。
アイリス社で働くキャラデザイナーにして東山まいの実父。以前働いていた会社が倒産した反動でグータラになったせいで娘二人と妻に愛想つかされた駄目親父。
今は酒も煙草も八つ当たりもやめて真面目に働いているが、まいのコネで入社したこともあり彼女には全く頭が上がらない。その娘にも辛辣な態度を取られているが、とある世界線のことを考えればかなりの温情である。