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CERO-Z

せろずぃー

CEROのレーティングのひとつで18歳以上「のみ」が対象のもの。(日本では主に)残虐性が極めて高いゲームに指定される。
目次 [非表示]

別称→R-18 R-18G X指定


概要編集

CEROのレーティングの一つ。

身体欠損大量出血などの残酷描写多々含まれる作品が対象となる。

囲いの帯の色は赤。

なお詳細は後述するが、R-18相当の性描写は完全に禁止なのでZには含まれない。


この他、麻薬の使用を始めとする現実で安易に模倣可能な残虐行為および犯罪もZ判定の原因となる場合が少なくない。

類似した自主規制の例としては、特撮作品の仮面ライダークウガの殺人描写が現実で模倣可能である点に非難が寄せられたため、翌年のアギトでは模倣不可能な超常現象を用いた殺人となったと言う事例がある。


修正が不可能などの理由でこの区分にも該当しないものは禁止表現という区分となり、レーティングを与えられることはない。

禁止表現となったソフトをCEROが販売禁止とする権限は持っていないが、プラットフォーマーに承認されないため、正規流通へ乗せることは不可能となる。


中にはソフトとしてはZ相当ではないが、同梱特典などでZ指定されることも。


大事なことなので2回言うが、CERO-Z指定はグロ描写(及び犯罪描写)関係に限定されるものであり、ソフ論の対象になるような性描写は対象外である。


性描写は含まれない編集

Z指定はあくまで残酷描写、犯罪行為が基準であり、R-18オーバーの性描写(性器・性行為・排泄など)はCERO倫理規定の「禁止表現」に抵触するため、発売禁止となりレーティング自体があたえられない。

そのため性的な描写が原因で「Z」区分に指定されているソフトは発売されていない(もちろん、規制の範囲内では女性キャラのきわどい露出はありうる。後述のラストオリジンが顕著と言えるかもしれないが、それだけとは限らないかもしれない)。


後述関連タグにある作品のひとつ『SM調教師瞳』に関しては、中古ソフト店などが勝手にCERO-Z指定などをしているだけであり、このソフトがCEROの審査を受けたわけではない箇所には注意されたし。


同じく関連タグにある『ラストオリジン』はFANZAGAMES配信作品でありつつも、レーティングに関してはCERO-Dである。ある意味でもセクシー描写で限界に挑んでおり、ギリギリを攻めているとも言えるのだろう。


作品性編集

こう聞くと有害図書、エログロナンセンスを想像しがちであり、実際そういったゲームも少なくないどころか多数存在する。一方で中にはテレビ番組ゴールデンタイムの大御所「世界ふしぎ発見」で取り上げられたゴーストオブツシマや、暗殺ゲーム要素を排除して歴史教材アプリとなったアサシンクリードオリジンズなど高い作品性を持つものも確かに存在する。


国内メーカーのソフトの場合は倫理規定を理解して最初から避けた表現を選ぶ事ができる、修正する事ができる為か、似たような洋ゲーと比較してCERO-Zに指定されるものは少ない模様。


2022年現在、日本大手ゲームメーカーではバンダイナムコ任天堂コナミの3社がZ指定ゲームソフトの発売歴がない。但し、バンダイナムコに関しては、傘下のD3パブリッシャーがZ指定ソフトの発売歴がある為、事実上バンダイナムコはZ指定ソフトの発売歴があると見ていい。任天堂に関してはかつて傘下だったレア社製作の『パーフェクトダーク(2000年発売)』のXbox Live移植版が、『スターツインズ(1999年発売)』のRare Replay収録版がZ指定を受けており、同作が発売された頃はCEROが存在しなかったのと、移植時にはすでに任天堂傘下から外れマイクロソフトとなっていた。また、『ゴールデンアイ007』はかつてN64版~リメイク版までは「C」区分だったのが、Nintendo Switchの「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」の追加ラインナップ版ではZ指定に引き上げられている。


購入編集

店舗販売では他の区分とは別にゾーニングされた形で販売されるケースがあり、「これらの商品はCERO-Z(18歳未満販売禁止)です」と警告表記で陳列される事が多い。

更に一部の県では購入する時、身分証明書を提示しなければ買えない。


また、ダウンロード販売ではPSストアなどの身分証代わりにクレジットカードの登録を強制される場合もある。こちらは保護者の良心の欠如によって未成年でも安易にZ指定作品が買えてしまう反面、クレジットカードを持てない立場にあれば成人であっても購入ができない問題点が存在する。



CERO-Zの作品編集

※一部列挙

作品名備考
アサシンクリード
祝姫
お姉チャンバラ
CHAOS;HEAD NOAHPSP版は「D」区分。
CHAOS;CHILD
Killer7
グランド・セフト・オートGTA1・2・3以降含む全シリーズ。
Ghost of Tsushima
Call of Duty:Modern Warfare 3リブート版も同様。
ゴールデンアイ007「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 18+」収録版。それまではリメイク版含めて「C」区分だった。
コープスパーティー-THE ANTHOLOGY-サチコの恋愛遊戯 Hysteric Birthday 2U限定版のみで通常版は「D」区分。限定版付属のOVAで過激なグロ描写があったのが原因かと思われる。
Cyberpunk2077こちらを原作としたアニメ版「サイバーパンク:エッジランナーズ」は「R-15」指定。
真 流行り神旧作の流行り神は「C」区分。
スターツインズ「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 18+」収録版。
月姫 -A piece of blue glass moon-リメイク元は18禁エロゲだが、主な要因は殺人描写。
DIABLO日本語版4。一部の禁止表現(主に人体切断など)が制限されることになった。
デッドライジングWiiの「デッドライジング ゾンビのいけにえ」は「D」区分。
NINJA GAIDEN一部機種でのリリース分。
ノーモア★ヒーローズ一部機種でのリリース分。その内『3』は「Z」区分のみの発売。
パーフェクトダーク
バイオハザード4GC版のみ。以降の機種移植では「D」区分。
バイオハザード7 グロテスクVer.本作のみこの表記であり、以降は「Z VERSION」と表記される。
バイオハザードRE:2 Z VERSION
バイオハザードRE:3 Z VERSION
バイオハザードヴィレッジ Z VERSION
バイオハザードRE:4上記作品群と違い「Z」区分のみ発売。
HITMAN
MAD WORLD
メイドインアビス 闇を目指した連星版権キャラゲーでは、『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章』に次ぐ第2のZ指定作品で、2006年3月以降の新基準では初となる。ゲーム化発表がこどもの日という事もあってか、twitterでトレンド入りし早速話題となった。おそらく原因はボンドルドに加え作中におけるグロ表現の数々と思われる。
やばたにえんシリーズNintendo Switch版の発売に際してZ指定となった。
Death end re;Quest Code ZガラパゴスRPG(コンパイルハート)初の「Z」区分。今までのシリーズ(初代、2)は「D」区分指定だった

禁止表現となった作品
DEAD SPACEシリーズWiiのDeadSpace Extractionは描写の修正やシーンカットにより「D」区分で発売している。
The_Callisto_Protocol日本でCERO審査を通過できず、残虐表現をカットをすると作風を損ねてしまうため(切断した敵の身体を武器にできる等)、日本国内版は発売中止になった。


関連タグ編集

CERO CERO-A CERO-B CERO-C CERO-D CERO-Z


FANZAGAMESにじよめ(夜の部):こちらでリリースされているものは基本的に禁止表現(特にエロ描写)に入るために、レーティング対象外である。一般版であればレーティング対象にはなると思われるが。


SM調教師瞳:内容は明らかにZ指定されるような内容だが、色々な意味でもイレギュラー作品でもある。詳細はリンク先参照。


ラストオリジン:ある意味でもFANZAGAMES版が存在するにもかかわらず、レーティングとしてはD判定である。


表記ゆれ編集

CERO_Z CERO:Z


通称編集

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