概要
『やばたにえん』とは、Yotalien Games制作、スマートフォン及びNintendo Switchにて配信されている脱出ゲームシリーズである。
現在は続編の滅やばたにえん、三作目であるやばたにえん酸及び酸の追加ショートコンテンツでE.TANAKA(田中エルナ)の過去に纏わる『田中追憶編』が2022年6月23日に配信、2022年5月26日には『酸』のNintendo Switch版が田中追憶編と同時収録で配信中となっている。
また2023年4月2日に一作目の登場人物と罠をアレンジした4作目であるSIDE-Bことやばたにの裏面がリリースされた。こちらはiOS/Android版及びBOOTHにてWindows版が販売される。
大量の仕掛けが施された屋敷に監禁された女の子たちをデストラップから解放しつつ脱出を試みるゲームである。プレイヤーの行動や生き残りの数次第でエンディングが変わるマルチエンディング方式となる。
少しでも手順を間違えると少女達は無残な死を遂げてしまう。一見可愛らしいドット絵だが、その死に方ははっきり言ってかなりグロいため、心臓が弱い人はプレイ非推奨。また、全員生存させる場合や特定のエンディングを見る場合少女達を著しく傷つける、あるいは死亡させる必要がある。その為Nintendo Switchで発売された際にはCERO-Z指定にされた。
タイトルからネットの流行に乗った一発ネタ系ゲームに思われるかもしれないが、綿密に作り込まれたパズル要素と考察欲を掻き立てる折り重なった背景設定から非常に評価が高いシリーズ。
シリーズ一覧
タイトル | 配信日 | レーティング(Nintendo Switch版準拠) |
---|---|---|
やばたにえん | 2019年1月7日(iOS/Android)/2020年2月27日(Switch版/滅と同時収録) | Z(18歳以上対象) |
滅やばたにえん | 2020年9月18日(iOS/Android)/2020年2月27日(Switch版/無印と同時収録) | Z(18歳以上対象) |
やばたにえん酸 | 2021年7月21日(iOS/Android)/2022年5月26日(Switch版/田中追憶編と同時収録) | Z(18歳以上対象) |
田中追憶編 | 2022年6月23日(iOS/Android)/2022年5月26日(Switch版/酸と同時収録) | Z(18歳以上対象) |
やばたにの裏面 | 2023年4月2日(iOS/Android、Windows版) | |
我妻杯 | 未定(2023年7月21日テスト公開) |
登場人物
- 主人公 … プレイヤーが操作することになるが姿は一切見えない。女の子たちの仲間と思われるが詳細不明。ただ情報をまとめると登場キャラの中の誰かが各ゲームでそれぞれ操作キャラとなっていると考察されている。
監禁されている女の子たち
仕掛けだらけの屋敷にてデストラップにかけられている。彼女らを解放するのが主人公(プレイヤー)の目的である。
1作目から登場
★は2作目、☆は3作目、◇は4作目にも登場する。公式Twitter等にてフルネームが判明しているキャラクターもいる。
- A.KAKO(加古東海)★☆◇
- E.TANAKA(田中エルナ)★☆◇ (◇のみ、救出対象ではなく特定のエンディングにて登場)
- C.SON(シアン・ソン)◇
- R.SON(リーゼ・ソン)◇
- K.YAGAMI(八神恭子)☆◇
- N.AGATSUMA(我妻典子)☆◇
- J.BLAIR(ジャクリーン・ブレア)★◇
- OMIYO(オミヨ)◇
2作目『滅』から登場
- A.MISHIMA(三島あおい)
- K.KUNIEDA(国枝かんな)
- L.KUNIEDA(国枝りん)
- E.MATSUMOTO(松本江美)
- E.MONTGOMERY(エリン・モンゴメリー)
3作目『酸』から登場
- K-16(カナモリ)◇(◇では救出対象ではないがある場所に登場)
- GRAND_LADY
- R.AKUTSU(飽津ルミ)
- K.UTSUNOMIYA(宇都宮桂子)
4作目『裏面』から登場
- SENSEI(先生)
その他
- ゾンビ … 1作目に登場。ガラス張りのエレベーターに監禁されている青い髪のゾンビ。
- 怪物 … 2作目に登場。熊のような怪物で地下に監禁されている。
- 肖像画の女性 … 2作目に登場。ショートヘアーの赤い髪の女性。
- 肖像画の男性 … 2作目に登場。猫を抱いている赤い髪の男性。
- OLD_LADY … 田中追憶編に登場。GRANDLADYの遠い祖先。茶髪の女性。
- 理想的な貴婦人 … 田中追憶編に登場。OLDLADYの友人。40代前半の青い髪の女性。
- 刀鍛冶の跡取り娘 … 田中追憶編に登場。赤い髪の女性。貴婦人の事を毛嫌いしている。
- M.TANAKA(田中ミズキ) … 田中追憶編に登場。E.TANAKAの兄。
- ヨドミ(姉)…裏面に説明のみ登場。エリンの領地に住んでいた貧しき姉妹の姉。妹のことを大切に思っている。
- ヨドミ(妹)…裏面に説明のみ登場。エリンの領地に住んでいた貧しき姉妹の妹。天真爛漫な少女。
設定用語
- 依代
本作シリーズのオカルト要素。魂を移すことで疑似的に延命できる人形。再利用すると何らかの不都合があるようだ。ブレア家で作られ、加古、田中、エリンが依代利用者。
- 抄とう水
エリンが発明した薬液。食欲を消す効果があり、飢饉を救ったとされているが…。
- 眸子
抄とう水を使用した者の食欲が蓄積されたもの。異常な食欲の元となる。
エリンはこれを「相続を放棄できない呪い」だと言っている。
- 眸珠
単純な食欲とは違う、より異質な感情から形成された眸子であるとされる。
超人的な力とも関係するものと考えられるが、これを宿した「理想的な貴婦人」は我を失いかけている。
半分自己を保っているだけでも奇跡なのだそうだ。
- アガツマファーマ
我妻典子が役員を務める会社。本作シリーズのサイエンス要素を担う。
登場する機械や薬剤、バイオテクノロジー的なモノの中には、アガツマが関わっていると明らかにされているモノがいくつかある。その技術力は空間転移・時間跳躍・生命創造、果には衛星兵器(!?)などかなりぶっ飛んでいる。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
外部リンク
- 公式サイト
- 公式Twitter | (@fern_yota)
- 作者pixivページ
- 「我妻杯」専用サイト(「我妻杯」公開テストのアーカイブがあり、今でもランキング集計及びメッセージシステム(ふきだし)は機能しないが無料でプレイすることはできる。(要アカウント作成))