ラストラビリンス
らすとらびりんす
2019年に発売されたVR脱出アドベンチャーゲーム。PSVRや、PC用VR環境でプレイできる。
主人公は、身動きできないよう車いすに拘束され、謎の館に閉じ込められた素性不明の人物。
同じく閉じ込められたヒロインと協力して仕掛けを解き、館からの脱出を目指す。
概要の通り、主人公は自分では身動きできず、取れる動作は
「首を振る(あたりを見回す、ヒロインにYes/Noの意思表示をする)」
「レーザーポインタで何かを指し示す」
の二種類のみである。
この二つを駆使してヒロインに指示を出し、自分の代わりに謎を解いてもらう事で先に進んでゆく。
館の各部屋には、部屋ごとに一種類のパズルがあり、それを解くことで扉が開いて先に進める。
もし謎解きを間違うとデストラップが発動し、ヒロインと主人公は揃って死亡することになる。
いわゆるバッドエンドではあるが、部屋ごとに異なるトラップ演出はそれぞれ一見の価値あり。
(生々しいゴア表現はなく、トラップゲーム「影牢」等程度の演出)
主人公
車いすに身動きできないよう拘束された、性別年齢全て不明の人物。
VRであるため基本的には身体の一部しか見えない。
部屋から部屋への移動時のみ第三者視点で後ろ姿が見えるが、レザースーツのようなもので全身を覆われておりやはり正体不明。
とあるエンドでは正体らしき姿を見ることができるが、果たして……?
ヒロイン(カティア)
身動きできない主人公に代わり、健気に謎を解く正体不明の少女。
謎の言語で喋るため直接の会話は成立しないが、主人公の身振りから意思を読み取って謎解きに励む。
デストラップが発動してしまうと主人公より先に犠牲になってしまう。
もちろん、自力では動けない主人公も、なすすべもなく後を追うことになる。
余談ながら彼女の喋る謎言語、通称「カティア語」は、逆再生すると意味を知ることができる。
YouTubeなどで動画を見ることができるが、当然ながら全編のネタバレになっているためクリア前の視聴は非推奨。
本作は、言葉を発しないキャラ(主人公、ファントム)や、謎言語しか喋らないキャラ(ヒロイン)しか出てこないため、ストーリーの解釈はおおむねプレイヤーの想像力に委ねられている。
前記のとおりヒロインの言葉は逆再生で意味が分かるため、その内容を見るともう少しだけ掘り下げられるが……?