概要
トラップで戦うことをメインに据えたゲーム(シリーズ)。
そのうち第二作目の正式名称「影牢~刻命館真章~」の通り、刻命館の続編であるが、色々と荒削りな点のあった前作からはるかに洗練されたゲームとなった。
主な特徴は、一人称視点から三人称視点になり、トラップを連続発動させるコンボが導入された。
しかし、たとえ敵が善人や肉親であろうと関係なくトラップで殺戮できる独特のシステム、陰鬱な世界観や分岐するエンディングのそのほとんどが暗くハッピーと言いがたいEDなどといった前作の重さも引き継いでいる。
第二作以降、罠(トラップ)をメインにしたシリーズとして、第三作目の蒼魔灯の他、影牢Ⅱ-Dark_illusion-、影牢~ダークサイドプリンセス~、影牢〜もう1人のプリンセス〜、トラップガールズなどがある。
影牢~刻命館真章~
人間と人間に良く似た「刻人(トキビト)」と呼ばれる種族が存在する世界。
その血、その肌が青いことを除いては、刻人の容姿は人間と変わらない。
しかし刻人は寿命で死ぬことのない永遠の命を持つ種族であり、そしてその為に人間は彼らに支配されていた。鬱蒼とした森の中、人知れずその城はある・・・その城には一人の少女が住んでいた。
少女の名はミレニア。彼女は物心のついた頃から、この城に一人で暮らし、時折城を訪れる母からいくつかの事について学んでいた。
「人間は愚かで冷酷な生き物であること」
「その人間から百個の魂を奪えば刻人になれること」
「人間を倒すため、城のトラップを使いこなすこと」
世界の調和を守るために刻人たちが人間たちの数を減らす「人間狩り」の時期がやってきた。
刻人たちの王、エクリプスはミレニアに人間狩りをさせるよう、ヨカルに命令を下す。ヨカルは最初の犠牲者とすべく、一人の村の男を城に招いた・・・・・
城に初めて人間が訪れたこの日、少女は19才になっていた・・・
キャラクター
ミレニア(名前は変更可能)
主人公。人間に人間を殺戮させる「マリオネットプロジェクト」の実験体としてヨカルに幼い頃にさらわれ、15年間育てられた。さらわれる以前の記憶はほとんどない。
ヨカルが教え、話してくれたことが彼女にとっての全てであり、時折ヨカルが訪れる城の中が、彼女の世界であった。
基本的に無口・無表情で人間としての感情や常識などが欠如しており、淡々と人間を殺めるが、自我を失っているわけではない。
ヨカル
刻人の女性、ミレニアの育ての親。「マリオネットプロジェクト」実験材料として彼女を育てた。
子孫を持つことができないためか、ミレニアに対しある種の感情を持っている様子。
エクリプス
刻人たちの王。約800年余り、この国を支配しつづけている。ここ数百年の人間の増長ぶりを不快に思っているらしい。
キース
人間の青年。人間解放を目的とする反・刻人組織『レッドブラッド』の隊長。刻人に対する個人的な恨みを持っている。
影牢Ⅱ-Dark_illusion-
2005年にPS2で発売されたトラップアクションゲーム。シリーズ4作目。
ストーリー
父王暗殺の汚名を着せられたアリシアは,逃げ込んだ森の館で手に入れた闇の力により追手殺めてしまう。次々と人を殺めていくことになるアリシア。
国王暗殺の謎、何故自分はここへ呼ばれたのか…次第に明らかになっていく真実。
最後に辿り着く結末とは…。
影牢~ダークサイドプリンセス~
2014年2月27日にPS3、PSVitaで発売されたトラップ悪ションゲーム。
ストーリー
かつて世界を恐怖で支配していた“魔神”がいた。しかし、いつしか人間は結束し魔神は聖者たちよって、ついに封じられた。それから3000年後、封印を解くカギを突き止めた魔神は、己の魂を分けた“娘”レグリナと3つの精神により作り出した3人の僕を人間界へ送り込んだ。
みずからを封印から解き放ち、堕落した人類に鉄槌を落とすために・・・。
影牢〜もう1人のプリンセス〜
2015年3月26日にPS4、PS3、PSVitaで発売されたトラップ悪ションゲーム。
ダークサイドプリンセスから新ヒロイン“ヴェルギリエ”や新規シナリオ、トラップを追加したバージョンアップ版。これまでの「影牢」シリーズと蒼魔灯の主人公も登場。ある条件を満たすことで、プレイアブルキャラとして使用可能になる。
影牢トラップガールズ
2015年5月15日、DMM.comのブラウザゲームとして事前登録がスタート、2015年7月30日にゲーム正式稼動し、2016年7月29日にサービス終了。
従来シリーズとは大きく異なり、トラップの要素は存在する物の何故かセクシー要素が強くなっている為、従来作品を知っている方には衝撃を受けるに違いない。各種トラップは擬人化されている。プレイヤーのビジュアルは特に用意されておらず、他作品における秘書と言うポジションでニコが登場する。
関連タグ
刻命館:前作。
蒼魔灯:次作。影牢と影牢Ⅱの間に発売。
影廊:読みがなが同じで一つ目の漢字も同じである。ちなみにフリーホラーゲーム。検索する際は『影牢』ではなく『影廊』なので注意。