刻命館
こくめいかん
テクモ(現コーエーテクモ)から発売されたトラップアクションゲーム。
また、そこから派生した「影牢」「蒼魔灯」などを総称するシリーズ名。
ただし知名度としては「トラップコンボゲー」としての実質的初代である二作目「影牢」の方が圧倒的に上であるため(そも、影牢の爆発的ヒットにより後の作品が生まれた経緯もあり)、ゲーム記事などでは、影牢以降の作品をまとめて「影牢シリーズ」と呼ばれる事の方が多い。
またゲーム的に見ても「刻命館」が「影牢」になるにあたってそぎ落とされた要素(魔物の召喚と配置など)はその後も復活せず、後継タイトルはすべて「影牢」で固まった基本フレームを継承発展させたものであるため、その観点からも「影牢シリーズ」と呼ぶ方が実態に即しているとは言える。
本項目ではシリーズ第一作である「刻命館」について記述する。
ゲーム内容
主人公である、父殺しの濡れ衣を着せられた「王子」を操作し、洋館「刻命館」を舞台に欲に駆られて館にやってくる人間を罠に陥れ、復讐のために魔神復活への生贄にするという凄惨なゲーム。
座して罠にかかるのを待つのではなく自ら獲物の元へ赴かねばならず、自ずと「人間狩り」は凄絶な鬼ごっこの様相を呈する。
カスタマイズ性の高い館の増築や、許婚のお姫様や捕らえた人間を素材にモンスターを作り出したりと、他のシリーズにはない特徴を備えている。たまーに宇宙人や泥人形が館にやってきたりと遊び方は豊富。
キャラクター
主人公
ゼメキア王国の第一王子。結婚を機に父から王位を継承するはずが、父殺しの濡れ衣を着せられ処刑される。しかし謎の力で刻命館へ飛ばされ、以後刻命館の主となる。
アスタルテ
魔神の使い魔。
蘇った主人公を導くナビゲータ役であるが、展開によっては戦う事となる。
続編にしてストーリー的前日譚にあたる「影牢」では、その出自が明かされる。
ユリアス
ゼメキア王国の第二王子。ザムールに唆され主人公を罠に嵌め処刑後、自らが国王となり圧政を敷く。
フィアナ
エンゼリオ帝国の王女。主人公の婚約者。
ザムール
ゼメキア王国の大魔導士。主人公とユリアスを利用し魔神の力を狙っている。
アルデバラン
刻命館の前主。鉄仮面で素顔を覆った快楽殺人者。
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「刻命館」ストーリー終盤、館主とアスタルテの一幕。 表紙をお借りしました⇒ http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=443760353,673文字pixiv小説作品水木家ダンジョン
トンチキ増改築が趣味の水木と家の中で迷子になるゲゲ郎としれっと活用するその妻子の話 ちょっとだけテレビくん あと途中からゲゲ郎の体が生える なんかあればこちらhttps://wavebox.me/wave/cxthx3rb3iylgu8 途中で出てくるトイレと階段と風呂の数と増改築回数はしげる御大の邸宅を参考にしてます 朝ドラ観てた頃は流石にフィクションだと思ってたけど調べてみたら実話で震えた あとこの時代(昭和40年頃)のテレビと電話はそこそこ高級品だけど、高級煙草のピースをばかすか吸ってるゲ謎水木なら平然と買ってそうだなという偏見がある 【ちょっと追記】 工務店と増改築やべえなってコメントいくつか来てたのでどこに依頼してるか作中にヒント入れました 空き巣はもれなく水木の知らんところで素材ストックになってますがとっ捕まった奴だけは運が良かったようです 【与太話】 日本で本格的にテレビが普及し始めたきっかけは昭和34年、当時の皇太子殿下御成婚の折。その後39年に東京オリンピックが開催され、更にテレビがお茶の間に広まった。 テレビくんの初掲載は昭和40年なのでまさにテレビが市民権を獲得したころ。 そしてテレビくんはしげる御大が初めて漫画賞を取った作品であり、受賞したことで水木しげるの名が広まり、「墓場鬼太郎」が「ゲゲゲの鬼太郎」と名を変えてアニメ化した。 もしテレビくんがいなければ、現代まで「ゲゲゲの鬼太郎」がリメイクされ続けて何度も妖怪ブームを巻き起こすこともなかったんじゃなかろうか。 ちなみに初代アニメ鬼太郎は白黒だが、この頃は既にカラーテレビが世に出回り始めていた。つまりあえて白黒で製作されている。9,956文字pixiv小説作品