アルゴスの戦士
あるごすのせんし
攻撃時にヨーヨーのような挙動を見せる円盾「ディスカーマー」を駆使し、獣王ライガーを打倒すべく進撃する横スクロールアクションゲーム。闘神インドラの名を冠した5種のアイテム群を取得する事により、ディスカーマーの射程延長や貫通力付加など、様々なパワーアップが可能。
全27ステージと、クリアまではかなりの長丁場になるが、豊富な敵キャラ群と起伏に富んだステージ構成はプレイヤーを退屈させない。また、同社の過去作品スターフォースと同じスタッフが製作に関わっており、100万点ボーナスをはじめとする、様々な大量得点のチャンスが随所に仕込まれている。
巨大な落陽を背に死闘を繰り広げる様はこの作品のキービジュアルでもあるようで、後述の移植作品群でも目にする事が出来る。
因みにメーカーが商号をテーカンからテクモに改めて初の作品となる。
AC版リリース翌年にははちゃめちゃ大進撃と言うサブタイトルをつけてファミコンに移植された。
プレイヤー層の異なるファミコンにあわせてか大幅なアレンジが施されており、スコアと残機制が廃され、俯瞰ステージが追加されているほか、敵を倒し続ける事で戦士の攻撃力や耐久力が上がったり、進行にキーアイテムの収集が必要だったりと、RPG的な要素が付加されている。ライフが尽きたり足場を踏み外すと即ゲームオーバーとなってしまうが、無限にコンティニュー可能な為、クリア難度は低め。AC版のパワーアップアイテムだったインドラ群は出現しないが、要所で闘神インドラ本人が登場し、戦士に有益なアイテムを手配してくれる。
更に翌年にはセガマークⅢ版としてアルゴスの十字剣が同社の子会社サリオからリリースされた。こちらは育成要素の無い、残機制の純粋なアクションに回帰しており、パワーアップの仕様もAC版を踏襲している。
タイトルに剣の名が記されているが、使用する武器は相変わらずディスカーマーで、ライガーの手から十字剣を奪還する事が目的となる。