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概要

1963年生まれ、北海道出身。古くはテーカンテクモ)のアーケードゲームからゲームミュージックを担当している作曲家で、効果音やプログラミングなどのエンジニアリングも数多く担当している。


元は音楽専門学校で音響を学んでいた(音響機器を会場に設置するなどの現場の技術)のだが、ゲームセンターでのアルバイト中に納品に訪れたテーカンの営業部長と雑談した際に誘われ、その縁からゲーム業界入りし、プログラム技術から学んだのだという。

なおゲーム制作者が一人で様々な仕事をこなさなければならなかった黎明期には、『ボンジャック』の背景グラフィックや、『スターフォース』のエネミーデザインも担当している。


作曲については完全に独学であり、一般的な音楽教育は受けていないが、1990年代にピアノは学んだと語っている。


2010年より増子津可燦名義で活動しており、かつてはMaccoどさんこマッコーすけるとんという名義でも活動していた。

逸話

  • 他のコンポーサーと一線を画した独特な音源設計で知られている。特にATLUSが開発した初代『女神転生』においてハードロックやプログレッシブロックを取り入れた作曲を行い、本シリーズの世界観を決定付けた。
    • 最初に作曲したのは「Hellfire~炎の腐海」。ボス戦の「Power Attack」は低音が使えなかった苦肉の策で「デコデコ」と表される音で表現した。実は「MARSLUKA」は未完成曲であるという。
    • 同時期に同じくATLUS開発でジャレコから発売された『バイオ戦士DAN』も、ゲームのジャンルは違えど曲調に共通するものが多く、増子氏の才能を感じさせる。
  • 続編の『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』の拡張音源を駆使した楽曲はさらに驚きを持って迎えられた。
    • ダンジョン曲「Explorer」や戦闘曲「Death mach」のサビメロはスタッフも驚いたという。
    • 増子氏は「女神転生Ⅱ」開発時、新宿でチーマー達に絡まれ暴行を受け現金を奪われるという災難にも遭遇した(当時の新聞にも掲載された)。
    • 後にサントラCDのライナーノートでもその事件について語られているが、これもメガテンシリーズの「祟り」の一つとされ、後にメガテンシリーズの新作を開発する際には、スタッフ一同が将門公の首塚をはじめとした霊験あらたかな場所を参拝する事が恒例となった。
  • SFCで発売された『真・女神転生』シリーズでも独特の音源のドライバを設計し、サントラにおいて製品版には無かったメロディラインなどを追加した完全版の楽曲を発表。
  • 真・女神転生Ⅱ』では通常戦闘曲の1ループが当時としては長めの1分30秒という作曲を展開。それに対しラスボス戦では壮大さをイメージし、あえてシンプルでスローテンポな曲調である。
  • SFCにおける『Ⅰ』と『Ⅱ』の集大成である『if... 』では任天堂の技術者から容量を抑えた音源設計を教示され、全曲完全版ともいえる新たなメロディラインが加えられた楽曲を展開した。
    • 後にyoutubeで語ったことによると、自由に作曲したものをサウンドチームの田崎氏がメモリ管理をしてくれて実現したものであったのだという。
    • 攻略本にエンディングの「軽子坂高校校歌」の作曲は嫌がっていたという証言がある。
  • その後PCで発売された『偽典・女神転生』、セガサターンの『真・女神転生デビルサマナー』で作曲し、以降は『ソウルハッカーズ』の戦闘曲を提供したのみにとどまっている。
    • 『デビルサマナー』において当初の計画では「Boss Battle」と「Battle」は逆だったが、当時のゲーム機の性能では読み込み時間が掛かりすぎるために交換された。
    • 『ソウル』での楽曲はATLUSのサウンドチームが編曲しており、特にラスボス戦は目黒将司氏のアイデアにより、かなり変わっているとのこと。
  • 上記のように独特な音源の使い方をするため、女神転生シリーズが他機種に移植される際の再現を難しくしている。
  • また、他社のゲームを移植する際に楽譜に頼らず耳コピで再現したり、映画『ラビリンス魔王の迷宮』がゲーム化された際には、使用されているデヴィッド・ボウイの曲をゲーム音楽に落とし込んだりもしている。
  • 女神転生シリーズの印象からハードロック調の曲を得意とする印象を持たれるが、パイプオルガン曲である「邪教の館」やオペラ曲である『デモンズゲート』を担当するなど、多彩なジャンルに対応することができるプロフェッショナルな作曲家である。
  • 近年ではニコニコ動画youtubeなどの動画投稿サイトで、自作曲のアレンジ動画を巡回したり、自身でも投稿を行なっている。
  • 2023年10月23日から『デジタル・デビル物語 女神転生Ⅰ・Ⅱ』の楽曲に、英語ヴォーカルを加えたものを含めたリアレンジ制作プロジェクトを立ち上げ、アルバムを作るべくクラウドファンディングを行ったが、目標額の150万円をアッという間に達成した。

関連動画

「OBSLive」ゲスト出演回(2021年9月17日生配信)

関連タグ

作曲家 ATLUS テーカン/テクモ 耳コピ

女神転生シリーズ 真・女神転生シリーズ デビルサマナー ダンジョンエクスプローラー

スターフォース ボンジャック/マイティボンジャック アルゴスの戦士 バイオ戦士DAN

魔王の迷宮 カブキロックス 宇宙の騎士テッカマンブレード マジカルバケーション

Caligula-カリギュラ- Caligula2 Monark


外部リンク

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【必読】女神転生スタッフ対談/鈴木一也の邪教の館・出張インタビュー

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