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概要編集

トミカとは、トミー(現タカラトミー)が発売するミニカー。

同社の『プラレール』とは兄弟製品の扱いで、組み合わせて遊ぶ『まちクリエイター』規格に対応している。


当時国産ミニカーと言えばダイヤペットのような標準スケールが主流だった中、日本にも輸入されていたイギリスマッチボックスを参考に開発され、1970年に6車種が同時販売された。

共通した箱に容れるため(大き目の箱もある)縮尺はまちまちであり、トラックなどのように出区尺表記を省略した車種も存在する。1970年代から1994年までは標準スケールで統一した「トミカダンディ」シリーズも存在した。


2025年現在レギュラー品は150種類(通常サイズが120種、ロングタイプ(トレーラー連節バス鉄道車両など)が30種)ラインナップされており、毎月第3土曜日に新車が発売される。

発売当初は国産車シリーズ、1976年からは外国車シリーズがラインナップされていたが、1988年より統合されている。


特長は当時のマッチボックスに倣いドア開閉や車種に応じた機構、サスペンションなどのアクションがあるところ

製品のサイズは実車のサイズ拡大に合わせてか1985年前後から大型化しており、並べてみるとその差は歴然。これは、子供がぎゅっと握った時にケガをしないように配慮したもので、同様の理由からドアミラーについても一部の例外を除き付いていない。


レギュラー品のパッケージにはプラモデルのようなボックスアートで実車のイラストが描かれているのが最大の特徴で、このイラストのファンも多い。パッケージはそのカラーリングから当初の国産車は「黒箱」、1984年以降現在まで使用されている「赤箱」、外国車シリーズは「青箱」と呼ばれている。


派生商品としてトミカ本体と遊べるトミカタウンやトミカワールドなどもある。

トミカタウンシリーズはガソリンスタンドやコンビニなど街中で見かける店舗が多く、実在のチェーン店とタイアップした製品も多い。


ラインナップ編集

他のメーカーがやらない車種を製品化する」「子供は乗り物・食べ物・動物が好きなので必ずそれを入れる」をポリシーとしており、有名なスポーツカーやスーパーカーから街中で見かけるコンパクトカーや軽自動車、働く車に重建機類、鉄道車両や飛行機、果ては自衛隊車両やパンダサメの運搬車などそのラインナップは幅広い。

ちなみに、トップ画で書かれているのは「ウィネベーゴ・チーフテン」と呼ばれるキャンピングカー。実はこれ、トミカ外国車シリーズの記念すべきトップナンバー車種であり、当時大流行だったスーパーカーを差し置いてこれを最初に持ってきた点に独自性がうかがえる。

輸入車もひとしきり製品化しているが、フェラーリの車種は1998年から2018年まで製品化が途絶えていた。これはフェラーリと米国の玩具会社のマテルが独占契約を1999年から2015年まで結んでおり、許可が下りなかったため。

なお、現在もフェラーリについてはトミカが事実上製品化権を独占している。


キャラクター製品編集

通常のラインナップ(No.1~150)以外に、「ドリームトミカ」も存在する。かつてはNo.141(〜160)となっていたがNo.160に到達しないうちにナンバーがつかなくなった。やがて既存車種のナンバーも外され、現在は全車種ナンバーがついていない。

 ・・・と思ったら2015年5月から一部の車種にまた番号(No.141以降)が振りなおされた

(下画像のアイアンマンR32(頭文字D)のように新規車種についた例もあれば,リラックマのように一度はナンバーがあったが外されて再びつけられた(No.155 リラックマ:No.155がついていたが外され、再びNo.155がついた)例、AE86(当初はNo.がなかったが、のちにNo.145がつく)のように、かつてはついていなかった車両についたケースもある)。しかも番号は当初の予定だった160番を超えており、現在170番まで発売されている。

トミカNo.143 アイアン・プレジデントトミカNo155リラックマ号

 種類はミジュマルカーピカチュウカーなどといったキャラクターがモチーフのものなどが販売されている。ギミックはまったくないか、サスペンションのみのものが多い。

 2015年9月では日清食品とのコラボ商品として、カップヌードルの容器を模したドリームトミカを発売。ひときわ異彩を放つ外観だが、商品名や成分表示などの細かい文字部分まで再現されている。


 2023年にはバンダイスピリッツとのコラボで『機動戦士ガンダム』からホワイトベースコア・ファイターGファイター(トミカプレミアムunlimited)、アムロ・レイシャア・アズナブルフィギュアが付属したバギー(ドリームトミカライドオン)、大河原邦男デザインのRX-78量産型ザクシャア専用ザクを模したオリジナルモデルのドリームトミカがラインナップされることが発表された。

 また、田宮模型とのコラボでミニ四駆、RCバギーがトミカになることも発表されており、アバンテJr.を皮切りにマグナムセイバーソニックセイバーブラックセイバービクトリーマグナムバンガードソニックサイクロンマグナムハリケーンソニック、RCバギー グラスホッパー、RCバギー ホーネット、エンペラー(すべてトミカプレミアムunlimited)の登場がアナウンスされている。箱のデザインも元となったミニ四駆及びRCバギーの箱絵そのものとなっており、RCバギー グラスホッパー、RCバギー ホーネットにはミニチュアのプロポが付属する。


 2024年4月1日にはビックリマンとコラボすることが発表。ビックリマン自体、4月1日の発表はビックリマンの日と認定されたこともあり、エイプリルフールではなく本当にリリースされる。

 同年12月16日にはドラゴンボールとコラボすることが発表。孫悟空筋斗雲ブルマのカプセルNo.9バイク、フリーザの小型ポッドレッドリボン軍の小型戦闘機、亀仙人のワゴン車、牛魔王の車がラインナップされることが発表された。


トミカリミテッド編集

 2001年4月から2013年6月まで販売された、対象年齢を14歳以上に引き上げてディスプレイモデルとしてディティールを細やかにしたシリーズ。

詳細は当該記事へ


 そのコンセプトは以下の「トミカプレミアム」、および子会社であるトミーテックの「トミカリミテッドヴィンテージ」および「トミカリミテッドヴィンテージNEO」に受け継がれている。


トミカプレミアム編集

 2015年4月から販売開始となったシリーズ。

これはトミカリミテッドと同様、タイヤをリアルにするなどして大人向けに仕上げたものである。ラインナップは過去・現在のスポーツモデルや戦車はやぶさなどの特殊な乗り物も登場している。

プレミアムの名の通り販売価格は高めに設定されており、本家同様パッケージはボックスアートで描かれている。

また、2018年からは1/43スケールの「トミカプレミアムRS」、2021年からは映像作品に登場する車両を製品化した「トミカプレミアムunlimited」、2024年からはレーシングカーに特化した「トミカプレミアムRacing」が販売を開始した。


トミカハイパーシリーズ編集

「トミカタウン」と言う架空の町を舞台にしたオリジナルストーリー上で展開される特殊車両中心の物語で人気の緊急車両がラインナップされる他本作のみの登場車両も数多くある。

ハイパーレスキュー(救助・消火車両)」「ハイパーブルーポリス(警備・追跡車両)」「ハイパービルダー(建機・特殊車両)」の3システムが存在し「プラレール」とのリンク設定もある。この3組織は通常トミカタウン外から大きく離れる事はないが、新たに設立された「ハイパーグリーンレンジャー」はタウンをはるかに離れた遠方の探索が任務のため逆に滅多にタウンには現れない。


なお、このハイパーシリーズの世界観を活用したテレビアニメ「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察」が、OLMの手によって制作されることになった。2017年4月から、TBSの制作により同局系列28局において、新設されるアニメ枠の土曜7時-7時30分の時間帯で放送された。

テレビアニメ版の公式サイト編集

http://www.tbs.co.jp/anime/drivehead/


特注トミカ編集

その名の通り企業や団体が特注するトミカで、発注先はチェーン展開をしているスーパーマーケットやおもちゃ屋(イオンアピタイトーヨーカドートイザらスなど)、実車メーカーやバス運行事業者等が多い。


かつてはミニカーショップ(銀座の「アイアイアドカンパニー」や巣鴨の「ガリバー」など)や個人など小ロットの特注品も存在したが、現在は採算性の問題からか、基本的に法人からの依頼しか受け付けておらず、受注はミニマムで6,000台からの製造となる模様。

また、タカラトミーの意向に沿わないと判断した法人についてはNGを出しているとか。

販売価格についてはまちまちで、700円から1500円前後。極端な高値の設定はできない。


ちなみに、ゲームソフトの予約特典(2000年発売のドリームキャスト用「首都高バトル2」でNSX(NA1)とRX-7(FD3S))や、ゲームソフトの初回限定版に同梱(2003年発売のプレイステーション2用「バトルギア3」でスカイラインGT-R(R34))されたこともある。


株主優待トミカ編集

タカラトミーの株を保有していると毎年、株主へ特製トミカが送付される。

株式の保有数に合わせてラッピングや送付される台数が異なる(100株以上1,000株未満で2台セット、1,000株以上2,000株未満には更に2台追加された4台セット、2,000株以上は左記の4台セットに特製リカちゃん人形をプラス)。既製品とは見た目に極端な差は無いが、このために株を保有しているコレクターも少なからずいる。



新車編集

発売当初から1999年までは発売日が特に定められておらず、新車情報は毎年刊行されるカタログなどで告知されるのみだったが、2000年以降は毎月第3土曜日を「トミカの日」と制定して、毎月2台新車(2003年6月から2006年3月まで、および2011年7月以降の新車の1台は、通常品とはボディカラーや車体形状などが異なる初回限定仕様を含めた2種)が追加される(諸事情によりスズキKATANAの発売が延期された2020年3月、KATANAが発売された2020年4月、「COVID-19」感染症の世界的流行により発売設定が変更された2020年6月・7月は例外)。同じ番号の自動車は廃盤となる。その周期は様々だが(10年以上発売している例もあれば、わずか1年ほどで引退してしまう例もある)たいてい3年から5年である。

廃盤トミカは新車発売時に在庫があると、据え置き値段または在庫処分セールで安く販売されることが多く、そのときに買うと

「あの時買っときゃよかった・・・Orz」とならずに済む。

(新車発売前に買うのが一番だが・・・)。 買い損ねたとしても、ネットで探せばある場合もある。 その分、定価より高いが。 逆に安い場合もある。


価格改定編集

タカラトミー2025年3月3日 からプラレール同様トミカの一部商品の価格を現小売価格から引き上げることを発表した。

 トミカの値段引き上げは、2023年以来2年ぶりとなる。

理由は、原材料の価格高騰などが挙げられる。


価格改定後は以下のとおりである。

(2022年価格改定分)

商品名現メーカー小売価格(税抜価格)改定後(税抜価格)
※1 トミカ単品 №1~120450円500円
トミカ単品 №121~150(ロングタイプトミカ)900円950円
トミカワールド おかたづけコンボイ2800円3100円
トミカワールド パーキングケース241850円2200円

※1 箱、ブリスタータイプ、初回特別仕様を含む

 なお、トミカプレミアム、トミカプレミアムRS、トミカプレミアムunlimited、ディズニー モータース トミカ、カーズトミカ、ドリームトミカについては記載なし。

(2023年価格改定分)

商品名現メーカー小売価格(税抜価格)改定後(税抜価格)
トミカギフトセット(一部を除く)2200円2420円
緊急車両セット51980円2200円
トミカタウン セブン-イレブン(トミカ付き)1760円1870円
トミカタウン バス停(トミカ付き)1760円1870円
トミカタウン サウンドライトふみきり1760円1870円

(2025年価格改定分)

商品名現メーカー小売価格(税抜価格)改定後(税抜価格)
※1 トミカ単品 №1~120500円540円
トミカ単品 №121~150(ロングタイプトミカ)950円1000円
トミカワールド おかたづけコンボイ3100円3400円
トミカワールド パーキングケース242200円2400円

つまり、通常トミカに消費税10%を上乗せすると594円になる。

 かなり痛い出費となるだろう。


参考:トミカ単品(№1~120)の定価推移

1970年-74年180円
1974年-80年220円
1980年-81年280円
1981年-91年320円
1991年-2014年360円
2014年-22年450円
2022年-2025年(予定)500円
2025年(予定)-540円

トミカショップ編集

現在、全国に3店舗(東京駅大阪大丸梅田東京スカイツリータウン・ソラマチ)展開している。

通常のトミカは勿論、トミカショップ限定トミカなども発売されており、加えて「トミカ組み立て工場」という、好きなパーツを選んでオリジナルトミカを作ってくれるサービスもある。

また、大丸梅田店には隣にプラレールショップ、ポケモンセンターオーサカがある。

関連サイト編集

http://www.takaratomy.co.jp/products/tomicashop/


余談編集

現在までにトミカは約880種類以上、

累計約7億台以上のトミカが作られた。

販売されたトミカを全て繋げると地球約1周分に相当する。

 タレントぐっさんこと山口智充もトミカを集めている。

2016年から原点回帰した大人向けのコンテンツ「tomica」が展開した。


関連サイト編集

トミカ公式サイトhttp://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/


関連タグ編集

ミニカー ホットウィール ダイヤペット ポピニカ

チョロQ マッチボックス マジョレット ジョニーライトニング


マシンロボレスキュー :ハイパーシリーズと組織構成が類似

ホワイトベース:トミカブランドで商品化する事に。これはバンダイとの公式コラボによるものである。

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