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概要編集

トミカとは、トミー(現タカラトミー)が発売する、ミニカー。


1970年イギリスマッチボックスを参考に6車種が同時販売されたのが最初。

共通した箱に容れるため(大き目の箱もある)縮尺はまちまちであるが、乗用車は概ね1/64サイズに近しい。嘗ては1/43サイズに近しい「トミカダンディ」シリーズも存在した。


現在、150種類(通常サイズが120種、ロングタイプ(トレーラー連節バス鉄道車両など)が30種)あり、毎月第3土曜日に新車が発売される。

 以前は日本車シリーズ(通称”黒箱”)と外国車シリーズ(通称”青箱”)とに分けられていたが、1988年より統合されている(通称”赤箱”)。


 ほかのミニカーと違うところは一部ながら左右・後部ドア開閉する点。また、サスペンションなどのアクションがあるところで、その点はアメリカホットウィールの影響があるかと思われる。

 だが、一時期はサイズが小さくアクションのない車種ばかりが発売されたことがあった(2012年は特に顕著だった)。


 同社の『プラレール』と組み合わせられる『まちクリエイター』規格に対応。


 トミカ本体と遊べる、トミカタウンやトミカワールドなどもある。

トミカタウンシリーズはディーラーやコンビニの建物があり、ディーラーの場合はそのメーカーの車種と組み合わせてディスプレイとしても使える。手の込んだマニアは自作ステッカー等を用意して、トヨタのディーラーディスプレイをスズキ販売店に改造していたりする。


 結構ディテールはリアルだが、基本的には実車におけるドアミラーは簡略化してあり付いていない。これは怪我防止の為あえて付けていないとのことである。

ただごく一部のトミカにはドアミラーが付いている物もあったりする。リンク先参照。(http://kametomo110.jugem.jp/?eid=204)

ちなみにトミカリミテッド等ではドアミラーまで再現したものもある。


ラインナップ編集

リンク先参照

(http://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/lineup/regular/index.htm)

 通常のラインナップ(No.1~150)以外に、「ドリームトミカ」も存在する。かつてはNo.141(〜160)となっていたがNo.160に到達しないうちにナンバーがつかなくなった。やがて既存車種のナンバーも外され、現在は全車種ナンバーがついていない。

 ・・・と思ったら2015年5月から一部の車種にまた番号(No.141以降)が振りなおされた

(下画像のアイアンマンR32(頭文字D)のように新規車種についた例もあれば,リラックマのように一度はナンバーがあったが外されて再びつけられた(No.155 リラックマ:No.155がついていたが外され、再びNo.155がついた)例、AE86(当初はNo.がなかったが、のちにNo.145がつく)のように、かつてはついていなかった車両についたケースもある)。しかも番号は当初の予定だった160番を超えており、現在170番まで発売されている。

トミカNo.143 アイアン・プレジデントトミカNo155リラックマ号

 種類はミジュマルカーピカチュウカーなどといったキャラクターがモチーフのものなどが販売されている。ギミックはまったくないか、サスペンションのみのものが多い。

 2015年9月では日清食品とのコラボ商品として、カップヌードルの容器を模したドリームトミカを発売。ひときわ異彩を放つ外観だが、商品名や成分表示などの細かい文字部分まで再現されている。


軽トラックや大型トラックの場合はバリエーション違いがラインナップに複数存在する事があり、例えば移動屋台モノはスバル・サンバーに多い。非常にマニアックな車種も並ぶ事がある等幅広い層をターゲットにしている事が窺える。一方、2018年にラフェラーリが出るまで、26年間フェラーリの車種はラインナップに無かった。これはフェラーリと米国の玩具会社のマテルが独占契約を1999年から2015年まで結んでおり、許可が下りなかったため。


 2023年にはバンダイスピリッツとのコラボで『機動戦士ガンダム』からホワイトベースコア・ファイターGファイター(トミカプレミアムunlimited)、アムロ・レイシャア・アズナブルフィギュアが付属したバギー(ドリームトミカライドオン)、大河原邦男デザインのRX-78量産型ザクシャア専用ザクを模したオリジナルモデルのドリームトミカがラインナップされることが発表された。

 また、田宮模型とのコラボでミニ四駆がトミカになることも発表されており、アバンテJr.を皮切りにマグナムセイバーソニックセイバーブラックセイバービクトリーマグナムバンガードソニック(すべてトミカプレミアムunlimited)の登場がアナウンスされている。箱のデザインも元となったミニ四駆の箱絵そのものとなっている。


 2024年4月1日にはビックリマンとコラボすることが発表。ビックリマン自体、4月1日の発表はビックリマンの日と認定されたこともあり、エイプリルフールではなく本当にリリースされる。


トミカリミテッド編集

 2001年4月から2013年6月まで販売された、対象年齢を14歳以上に引き上げてディスプレイモデルとしてディティールを細やかにしたシリーズ。

詳細は当該記事へ


 そのコンセプトは以下の「トミカプレミアム」、および子会社であるトミーテックの「トミカリミテッドヴィンテージ」および「トミカリミテッドヴィンテージNEO」に受け継がれている。


トミカプレミアム編集

 2015年4月から販売開始となったシリーズ。

 これはトミカリミテッドと同様、タイヤをリアルにするなどして大人向けに仕上げたものである(素材はトミカと同じABS樹脂)。ラインナップは過去の名車(ロータスヨーロッパカウンタック)のほかに戦車はやぶさなどの特殊な乗り物がラインナップされている。だが最近はスポーツカーばかりが発売される傾向にある。

 大人向けなのか、可動ギミックのある車種は少ない。値段は通常よりかなり高めで800~900円する。

また、2018年からは1/43スケールの「トミカプレミアムRS」、2021年からは、映像作品に登場する車両を製品化したドリームトミカのトミカプレミアム版ともいえる「トミカプレミアムunlimited」、2024年からはレーシングカーに特化した「トミカプレミアムRacing」が販売を開始した。


トミカハイパーシリーズ編集

「トミカタウン」と言う架空の町を舞台にしたオリジナルストーリー上で展開される特殊車両中心の物語で人気の緊急車両がラインナップされる他本作のみの登場車両も数多くある。

ハイパーレスキュー(救助・消火車両)」「ハイパーブルーポリス(警備・追跡車両)」「ハイパービルダー(建機・特殊車両)」の3システムが存在し「プラレール」とのリンク設定もある。この3組織は通常トミカタウン外から大きく離れる事はないが、新たに設立された「ハイパーグリーンレンジャー」はタウンをはるかに離れた遠方の探索が任務のため逆に滅多にタウンには現れない。


なお、このハイパーシリーズの世界観を活用したテレビアニメ「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察」が、OLMの手によって制作されることになった。2017年4月から、TBSの制作により同局系列28局において、新設されるアニメ枠の土曜7時-7時30分の時間帯で放送された。

テレビアニメ版の公式サイト編集

http://www.tbs.co.jp/anime/drivehead/


特注トミカ編集

ミニカーショップ(銀座の「アイアイアドカンパニー」や巣鴨の「ガリバー」など)やチェーン展開をしているスーパーマーケットやおもちゃ屋(イオンアピタイトーヨーカドートイザらスなど)、並びに自動車博物館やパーツメーカー、さらにはフェリーさんふらわあの船内売店、東京モーターショーやオートサロンといった自動車展示会、本家本元の自動車メーカーやディーラーなどから、正規品とは違うオリジナルのトミカが販売されることが間々ある。それは、後述のトミカ組み立て工場でのオリジナルトミカと区別するためもあって「特注トミカ」と呼ばれる。

タカラトミーにオーダーすると作ってもらえるのだが、基本的に法人からの依頼しか受け付けておらず、受注はミニマムで6,000台からの製造となる模様。


通常のトミカとは色やタイヤだけの違いであれば、タカラトミーでの製造代金も注文先の販売値も安い(販売値は概ね¥600以上)が、新たにタンポ印刷を施す場合(スポンサードされたレースカーの再現)は、当然ながら印刷の量が多いほど共に高値(販売値は概ね¥1,500前後)になる。

珍しい例は「さんふらわあ」で、通常ラインナップにあったものがカタログ落ちしてからも船内売店(大洗苫小牧航路夕方便の「さんふらわあ ふらの」「さんふらわあ さっぽろ」)での限定販売に販路を限定し、特注扱いとして生産を継続している。

基本的にこれら特注トミカの箱は、通常のトミカの箱を模した場合はカラー印刷されない(プレバン限定のガンプラのような一色印刷)場合も多いが、専用に箱絵をデザインしたカラー印刷のものも少なくない。また、イベントや博物館での限定品などはイベントロゴや博物館のシンボルマークが描かれているものも多い。


ちなみに、ゲームソフトの予約特典(2000年発売のドリームキャスト用「首都高バトル2」でNSX(NA1)とRX-7(FD3S))や、ゲームソフトの初回限定版に同梱(2003年発売のプレイステーション2用「バトルギア3」でスカイラインGT-R(R34))されたこともある。



株主優待トミカ編集

タカラトミーの株を保有していると毎年、株主へ特製トミカが送付される。

株式の保有数に合わせてラッピングや送付される台数が異なる(100株以上1,000株未満で2台セット、1,000株以上2,000株未満には更に2台追加された4台セット、2,000株以上は左記の4台セットに特製リカちゃん人形をプラス)。既製品とは見た目に極端な差は無いが、このために株を保有しているコレクターも少なからずいる。


新車編集

発売当初から1999年までは発売日が特に定められておらず、新車情報は毎年刊行されるカタログなどで告知されるのみだったが、2000年以降は毎月第3土曜日を「トミカの日」と制定して、毎月2台新車(2003年6月から2006年3月まで、および2011年7月以降の新車の1台は、通常品とはボディカラーや車体形状などが異なる初回限定仕様を含めた2種)が追加される(諸事情によりスズキKATANAの発売が延期された2020年3月、KATANAが発売された2020年4月、「COVID-19」感染症の世界的流行により発売設定が変更された2020年6月・7月は例外)。同じ番号の自動車は廃盤となる。その周期は様々だが(10年以上発売している例もあれば、わずか1年ほどで引退してしまう例もある)たいてい3年から5年である。

廃盤トミカは新車発売時に在庫があると、据え置き値段または在庫処分セールで安く販売されることが多く、そのときに買うと

「あの時買っときゃよかった・・・Orz」とならずに済む。

(新車発売前に買うのが一番だが・・・)。 買い損ねたとしても、ネットで探せばある場合もある。 その分、定価より高いが。 逆に安い場合もある。


価格改定編集

タカラトミー2023年6月1日 からプラレール同様トミカの一部商品の価格を現小売価格から引き上げることを発表した。

 トミカの値段引き上げは、2022年以来1年ぶりとなる。

理由は、原材料の価格高騰などが挙げられる。


価格改定後は以下のとおりである。

(2022年価格改定分)

商品名現メーカー小売価格(税抜価格)改定後(税抜価格)
※1 トミカ単品 №1~120450円500円
トミカ単品 №121~150(ロングタイプトミカ)900円950円
トミカワールド おかたづけコンボイ2800円3100円
トミカワールド パーキングケース241850円2200円

※1 箱、ブリスタータイプ、初回特別仕様を含む

 なお、トミカプレミアム、トミカプレミアムRS、トミカプレミアムunlimited、ディズニー モータース トミカ、カーズトミカ、ドリームトミカについては記載なし。

(2023年価格改定分)

商品名現メーカー小売価格(税抜価格)改定後(税抜価格)
トミカギフトセット(一部を除く)2200円2420円
緊急車両セット51980円2200円
トミカタウン セブン-イレブン(トミカ付き)1760円1870円
トミカタウン バス停(トミカ付き)1760円1870円
トミカタウン サウンドライトふみきり1760円1870円

つまり、通常トミカに消費税10%を上乗せすると550円になる。

 かなり痛い出費となるだろう。


参考:トミカ単品(№1~120)の定価推移

1970年-74年180円
1974年-80年220円
1980年-81年280円
1981年-91年320円
1991年-2014年360円
2014年-22年450円
2022年-現在500円

トミカショップ編集

現在、全国に3店舗(東京駅大阪大丸梅田東京スカイツリータウン・ソラマチ)展開している。

通常のトミカは勿論、トミカショップ限定トミカなども発売されており、加えて「トミカ組み立て工場」という、好きなパーツを選んでオリジナルトミカを作ってくれるサービスもある。

また、大丸梅田店には隣にプラレールショップ、ポケモンセンターオーサカがある。

関連サイト編集

http://www.takaratomy.co.jp/products/tomicashop/


余談

余談だが、現在までにトミカは約880種類以上、

累計約7億台以上のトミカが作られた。

販売されたトミカを全て繋げると地球約1周分に相当する。

 タレントぐっさんこと山口智充もトミカを集めている。

2016年から原点回帰した大人向けのコンテンツ「tomica」が展開した。


関連サイト編集

トミカ公式サイトhttp://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/


関連タグ編集

ミニカー ホットウィール ダイヤペット ポピニカ

チョロQ マッチボックス マジョレット ジョニーライトニング


マシンロボレスキュー :ハイパーシリーズと組織構成が類似

ホワイトベース:トミカブランドで商品化する事に。これはバンダイとの公式コラボによるものである。

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