アクセル全開!地球の未来は俺たちが守る!!
概要
タカラトミーのミニカー・トミカの販売50周年を記念して制作されたテレビアニメ。
トミカをモチーフとしたテレビアニメは「トミカハイパーレスキュードライブヘッド~機動救急警察~(ドライブヘッド)」以来だが、「ドライブヘッド」は人命救助がメインテーマであったのに対し、こちらは侵略者との戦いがメインテーマとなっている。
本作はトミカ販売50周年ありきの企画として、「トミカのメイン購入層=3歳児から視聴できるロボットアニメ」を目指し制作された。
ジャンルの性質上、過激なシーンや怖いシーン、複雑な人物相関図を含みがちなロボットアニメだが、本作ではそれらを極力抑え、明快かつコミカルな作風で物語を展開している。
(「ドライブヘッド」は緻密なレスキュー描写に注力しており、このあたりも両作の違いと言える)
一方で、「親子揃って楽しめるアニメ」という方向性も掲げており、番組タイトルにも盛り込まれた登場人物の「絆」の掘り下げや、日本から世界・宇宙へ徐々に広がっていく世界観など、視聴者を飽きさせない展開も魅力の一つ。
アニメーション制作は「ドライブヘッド」や「新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION」も手掛けたOLM。
2020年4月から2021年3月28日までテレビ東京系列局にて日曜朝9時30分にて放送された。制作ホスト局はテレビ大阪が務めた。全51話。
この枠のアニメは2011年に終了した「最強武将伝 三国演義」以来9年ぶりの作品であるが、同作はテレビ東京との共同制作であり、テレビ大阪単独でアニメの制作ホストを務めたのは、その前番組「ジュエルペット」のアニメ第1作が終了した2010年3月以来10年ぶりである。
また、1ヶ月遅れながらキッズステーションでも、同年10月からはJCOMでも、それぞれ放送されている。JCOMに関しては「アニおびキッズ」枠での放送であり、前半枠では「ドライブヘッド」の再放送も行われたが、2021年6月19日から2話連続放送に変更されている。
なお、2020年春に放送されたアニメの殆どはCOVID-19蔓延により放送中断を余儀なくされたが、本作に関しては放送中断を一切挟まずに放送された。
玩具
劇中同様の変形合体システムを備えたガオグランナー各機の玩具や、主人公たちがグランナーへの変身および戦闘時に使用するアイテムの玩具が発売される。
それらの多くに対応して連動音声が鳴る「コアグランナートミカ」をセットして遊べる「コアグランナートミカシステム」が最大の特徴であり、他局のちょうど真裏で放送中の長寿特撮番組(※)を彷彿とさせる商品展開が行われる。
※ただし、そのシリーズの今年度作品は奇しくもコアとなる小型アイテムによる音声連動を廃した(昔ながらの)商品展開を行っている。
その他玩具関連
2020年4月後半のマクドナルドハッピーセットにトミカが登場した際、ゴウの愛車である黒いGT-Rがラインナップされた。鍵状のパーツが付属しており、挿し込むことで発進遊びができる仕様。
おもちゃがあたる!ロボカバトル
2020年4月から稼働しているキッズ向けアーケードカードゲーム。「新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION」放送中に展開されていた「カードがもらえる!超シンカバトル」と同筐体を使用しており、実質的な後継作となる。
本作の他「シンカリオン」「トランスフォーマーサイバーバース」が参戦しており、3作品の登場機体が描かれたカードが排出される。また、ゲーム中に300円を投入する(3枚カードを買う)と表示されるナンバーを用いて応募することで、特別仕様の「SPコアグランナートミカ(金メッキVer)」が当たるキャンペーンを実施している。
他メディア展開
トミカアースグランナーアカデミー
アースグランナーに関する情報を伝える配信番組。
アニメ放送に先駆けて2020年3月1日からYouTubeのタカラトミーチャンネルにて配信されている。アカデミーのティーチャーとして「さわっち」「やすっち」(※)が出演し、進行および玩具の実演を行う。
初期(第5回まで)は毎週配信されており、アースグランナー応援団長のよゐこが出演していた。第6回以降は不定期(2~3週に1回)配信となった。
※第8・9回はやすっちのみ出演した。詳細は不明だが、新型コロナウイルス感染症予防対策のために出演者を限定した可能性がある。
実写スーツ
ヒーロー(グランナーR、グランナーK)およびメカ(アースグランナーレオチータ)の実写スーツが製作されており、各種イベントに登場している。
あらすじ
地球の自転エネルギーから生まれる「アースエナジー」を狙い、宇宙から謎の敵「ダークスピナー」が襲来した。その野望を食い止めるべく、双子の兄弟である駆動ライガと駆動クウガは意思を持つマシン「ガオグランナー」と共に立ち向かう。
登場人物
アースグランナー
- 駆動ライガ/グランナーR(CV:石上静香)
- 駆動クウガ/グランナーK(CV:桜井春名)
- 駆動バリキ(CV:樫井笙人)
- 駆動マドカ(CV:遠藤綾)
- 熊猫イクゾウ(CV:鷲見昴大)
- 熊猫リン(CV:陶山恵実里)
- マッハゴウ/グランナーG(CV:福山潤)
- ジャイロン(CV:遠藤綾)
ダークスピナー
- ガーディアン
- ナレーション(CV:中野泰佑)
メカニック
コアグランナー
ガオグランナー
- ガオグランナーレオ(CV:檜山修之)
- ガオグランナーイーグル(CV:日野聡)
- ガオグランナーバッファロー(CV:手塚ヒロミチ)
- ガオグランナーサーベル(CV:田島章寛)
- ガオグランナーティラノ(CV:大畑伸太郎)
- ガオグランナーチータ
- ガオグランナーシャーク
- ガオグランナーアリゲータ
- ガオグランナーブラックパンサー
- ガオグランナートリケラトプス
- ガオグランナークロウ
- ガオグランナーレッドプテラ(CV:浅利遼太)
- ガオグランナーブループテラ(CV:安田陸矢)
アースグランナー
主題歌
オープニング
PVにはグランナーR、グランナーKのスーツも登場する。
エンディング
ダヴィンチ:ポワロ「僕らがヒーロー」
「EGダンス」と呼ばれるダンスが付けられており、振付はキンタロー。が務めた。
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
1 | 発進!アースグランナーレオチータ! |
2 | 疾風!アースグランナーイーグルチータ! |
3 | GOGOGO!マッハゴウ! |
4 | タイプチェンジ!エアロトルネードトミカ! |
5 | 燃えろ!ターボファイヤートミカ! |
6 | 挟み撃ち!地下と空から追いつめろ! |
7 | レッドゾーン!レオがピンチ!? |
8 | 双子バースト!背中はまかせた作戦! |
9 | 飛べ!アースグランナーイーグルシャーク! |
10 | 襲来!アースグランナーサーベルパンサー! |
11 | スピンターン!カケルとサーベル! |
12 | 発動!トルクロック&スクリューウェーブ! |
13 | グランナーVSグランナー! |
14 | 進め!少年探検隊! |
15 | 突撃!伝説のメカニック! |
16 | OKベイベー!アースグランナーバッファゲータ! |
17 | 守れ!鉄壁のホーンシールド! |
18 | 打ち砕け!パイルハンマー! |
19 | 脅威!ドリフトサンダートミカ! |
20 | 赤い閃光!GT-Rトミカ! |
21 | オーバーヒート!魂のキズナ合体! |
22 | 決別!サーベル暴走! |
23 | リスタート!超古代文明を調査せよ! |
24 | 最上かつ最高!コアグランナースープラ! |
25 | 氷結!グリップブリザードトミカ! |
26 | リフトアップ!浮遊要塞センカンジマ! |
27 | 圧倒!アースグランナーティラノトプス! |
28 | アタック!アースグランナークイズ大会! |
29 | 孤高のメカ!コアグランナーNSX! |
30 | フルカスタム!赤と青のプテラノドン! |
31 | 超高速!ブルーカスタムイーグルストリーム! |
32 | 眠れる獅子王!レッドカスタムアクセルソード! |
33 | シェイクダウン!地獄のロデオ! |
34 | チェッカーフラッグ!オレたちのグランナーG! |
35 | パワーチャージ!家族のともしび! |
36 | 爆走!ウルトラ横断耐久レース! |
37 | 風雲!『母船オー』に突入せよ! |
38 | 激突!ガランドキャニオン大決戦! |
39 | カウントダウン!アースグランナーの秘密! |
40 | 宇宙へ!スペースカスタム計画! |
41 | 試練!白き神の翼! |
42 | サビ覚醒!狙われた地球! |
43 | ノーブレーキ!さまよえるダークスピナー! |
44 | 結成!地球連合隊! |
45 | 完成!ゴッドチェンジトミカ! |
46 | 反撃!陸と空からのダブルアタック! |
47 | ブラックアウト!失われたキズナ! |
48 | 魂の鼓動!相棒を取り戻せ! |
49 | 最終決戦!サビブレーカー攻略大作戦! |
50 | デッドヒート! キズナレベル無限大! |
51(終) | ライドオン!トミカ絆合体アースグランナー! |
コラボタグ
関連タグ
よゐこ(本プロジェクトの応援団長を務める)
オートバックス(アニメ版でスポンサーを務める。それ以外でもコラボCMが作られ、本編中でもオレンジピットというオートバックスをイメージした店舗が登場)
勇者王ガオガイガー(タカラトミーの胸ライオンロボにおける先輩格。ガオグランナーレオはある意味でも中の人繋がりである)
マジカパーティ(一部スタッフが共通する後番組。スポンサー・OLM制作も同じ)
他作品
超速変形ジャイロゼッター(車型メカがロボに変形、操縦するのは子供たち、秘密基地の存在、一部の実在車が登場などで類似案件。アニメはテレビ東京系列で同社に近いが、玩具展開などが他社)
トミカハイパーレスキュードライブヘッド~機動救急警察~(他局系列ではあるが、前述のとおり前作と言えるトミカ変形ロボットヒーローアニメ。二代目主人公機サイクロンバイパーがモブのレーシングカーとして客演している他、偶然か狙ったのかこちらの主人公と主要人物の名が酷似している。)
新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION(操縦するのは子供たち、秘密基地の存在、玩具展開がタカラトミー、アニメーション制作がOLMという共通箇所あり。放送は他局系列だったがニチアサに再放送が実施され、更に現在はテレビ東京系にて続編が放送されている。)
魔進戦隊キラメイジャー(自我を持つ車からロボットに変形する点で共通。ただしこちらはアニメではなく特撮ドラマであり、スポンサーはライバル企業、さらに裏番組)
タイムボカンシリーズ 主人公がヒーローに変身してメカ(ロボ)に乗り込み、悪役3人組と戦うという点で共通する。