概要
2021年3月3日にてタカラトミー公式サイトで正式に発表されたバトルホビーとしたトレーディングカードゲーム。
また、タカラトミーと電通の原作によるテレビアニメ。
テレビアニメ
2021年4月4日から2022年3月27日までテレビ東京系列局にて日曜朝9時30分にて放送された。
制作ホスト局はテレビ大阪が務める。
ストーリー
中学生のケズルは、謎の夢を見て目が覚める。 そこでは魔法使いの格好をした自身、 『マジン』 と呼ばれる生き物……。そして、謎の少女がいた…。
次の日、ケズルは友達のクラっちに、新発売のカードゲーム 『マジカパーティ』 を自慢される。 驚いたことに、そのカードに描かれているキャラクターは、夢で見たものと全く一緒のものだった。
そんな中、ケズルは世界的大企業マジカ社からイベントのお知らせが届く。 興味をもったケズルは、案内にしたがってマジカストアに行くと、そこにはCEOのジェフ・ジョンズが! すると彼から「君には特別期待をしている」という言葉とともにマジカギアを受け取った。
その帰りケズルは風船の怪物に襲われる。 「後がない!」と思ったその瞬間マジカギアが激しく光りマジカブックが出現。
さらにノリノリな音楽とともにカードをスクラッチすると、 風船と猫が融合(リミックス)したマジン 『バルニャー』 と契約を結ぶことに!
魔法使いとなったケズルとパートナーマジン バルニャーとの物語(パーティ) がいま始まる!
キャラクター
メイン
主要キャラクターのうち、ケズル、クラっち、カンナ、シルヴァーの四人は、それぞれ「削る」ことに関連する言葉が名前の由来になっているという共通点がある。
本作の主人公。中学1年生。パリピなオーラを纏ったアツい性格。
ケズルと契約したパートナーマジン。猫の精霊と風船が融合したマジン。風船らしくノリが軽い性格。
ケズルと契約したパートナーマジン。フクロウの精霊と腕時計が融合したマジン。その姿の違わず、時間を守る事に忠実な生徒会気質。
ケズルと契約したパートナーマジン。アンコウの精霊とミラーボールが融合したマジン。巧みなディスりで相手の心を抉るが、サングラスを取られると一転して天然になる。
ケズルの親友。情報網が幅広い情報屋。
クラっちと契約したパートナーマジン。ワニの精霊とスケートボードが融合したマジン。自身を最強だと自負している乱暴者。
本作のヒロイン。元気で好奇心旺盛の大金持ちのお嬢様。ケズルの通う学校に転校してきた。
カンナと契約したパートナーマジン。ヘビの精霊と蛇口が融合したマジン。高貴な雰囲気を漂わせたカンナの執事的存在。自信家。
政治家の息子であるエリート少年。あらゆる才能を持つが故に完璧に物事をこなしすぎて敗北を味わった事が無く、常に自分を負かしてくれる「絶壁」となる人物を求めている。
シルヴァーと契約したパートナーマジン。イヌの精霊と剣が融合したマジン。シルヴァーに忠実で、尻尾の剣を巧みに操る剣士。
アーニャ・ド・グレンガルド十二世(CV:近藤玲奈)
世界の危機に備える為に真の魔法使いを探し求める、謎の少女。
マジカアカデミーの生徒会長にして、アカデミー唯一の魔法使いである青年。
成績優秀、人柄が良い、更にはマジカバトルも強いという秀才にして努力家。
ツールマジン。ヨシキリザメとカッターが融合したマジン。言動はガラが悪いヤンキーだが情に厚い、エリックのパートナー。
マジン
※他のマジンについてはマジン(マジカパーティ)を参照。
ケズル所有
ウェアマジン。ねずみと上履きが融合したマジン。2匹の兄弟で行動する。
ビークルマジン。てんとう虫とミニカーが融合したマジン。
ウェアマジン。鶏と赤白帽子が融合したマジン。他のマジンにすぐに負けるほど弱いが…。下記のアクロバッタとは友人同士。
デジタルマジン。鷹と扇風機が融合したマジン。
ウェアマジン。猿とロードバイクヘルメットが融合したマジン。石頭が自慢。
デジタルマジン。ハエとデジタルカメラが融合したマジン。
フードマジン。サーベルタイガーとバナナが融合したマジン。厳つい見た目と裏腹にノリが軽くて、3度の飯よりバナナが好き。
クラッチ所有
フードマジン。クマとハチミツが融合したマジン。
ツールマジン。蜂とダーツが融合したマジン。
アクロバッタ(CV:神尾晋一郎)
ビークルマジン。バッタと自転車が融合したマジン。上記のアカトリシロウとは友人同士。
コメラニアン (CV:うのちひろ)
フードマジン。ポメラニアンとお米が融合したマジン。
ツールマジン。カタツムリとセロハンテープが融合したマジン。スピードの速いワニスケに好意を抱いている。
ノコクワガ (CV:矢部雅史)
ツールマジン。クワガタと鋸が融合したマジン。
カンナ所有
トリドーザー (CV:田島章寛)
ビークルマジン。トリケラトプスとブルドーザーが融合したマジン。
ツールマジン。ツバメとハサミが融合したマジン。
ドライチータ(CV:田所陽向)
デジタルマジン。チーターとドライヤーが融合したマジン。
ウェアマジン。ワシと歌謡スター衣装が融合したマジン。
ドリライナ(CV:比嘉良介)
デジタルマジン。サイと電動ドリルが融合したマジン。伝説の7マジンの一体であるケトスクルズの一番弟子。
エリック所有
ビークルマジン。シャチとサーフボードが融合したマジン。
デジタルマジン。カメレオンとテレビが融合したマジン。カメレオン由来の透明になる色彩能力を持つも、目立ちたがり屋な性格。
シルヴァー所有
フードマジン。トラと唐辛子が融合したマジン。
グミザード (CV:田所陽向)
フードマジン。トカゲとグミが融合したマジン。
伝説の7マジン
ツールマジン。花火とフェニックスが融合したマジン。ケズルが昔からよく見る夢に現れ、マジカパーティに関わるきっかけにもなった存在。
ウェアマジン。盾と玄武が融合したマジン。
フードマジン。サイダーとペガサスが融合したマジン。
ビークルマジン。大型船とクジラが融合したマジン。
デジタルマジン。エレキギターと麒麟が融合したマジン。
ビルマジン。ピラミッドとゴーレムが融合したマジン。
ビルマジン。城とドラゴンが融合したマジンで、7マジンの中でも特に強大な力を持つ。
配下にドラブリッジ(CV:村井雄治)とドラツリー(CV:菊池康弘)を従えている。
グレンガルド
マジカアカデミー
ジョー・ブラッドレー校長(CV:高仲祐之)
マジカアカデミーの学校長。長い口ひげの老年の男性。相手を「you」と呼ぶと言ったちょっと若々しい性格だが、この話し方は前校長(CV:間宮康弘)の口癖を引き継いだもの。
マジカアカデミーの生徒で、ガキ大将のような出で立ちのそばかすの少年。
パートナーマジンはイノロン。
サップ(CV:高橋伸也)
マジカアカデミーの生徒で、プライズの腰巾着的存在の眼鏡を掛けた少年。
パートナーマジンはソラヤンマ(CV:宮園拓夢)。
因みに、彼とプライズの名前と合わせると「サプライズ」になる。
マジカアカデミーの生徒。ずる賢い性格で、自身の力不足を補う為に相手を罠にはめる戦法を好む。
パートナーマジンはコンエナ。
マジカアカデミーの生徒。パートナーマジンはゾウボウシャ(CV:田島章寛)だが、言う事を聞かないゾウボウシャに振り回されている苦労人。
マジカアカデミーの生徒。匂いを嗅ぐだけで、相手のあらゆる情報を知る事ができる特技を持つ。
パートナーマジンはシュカンク(CV:金田愛)、他所有マジンはカブカブト(CV:田所陽向)。
マジカコーポレーション
ジェフ・ジョンズ(CV:田所陽向)
マジカコーポレーションのCEO。ボサボサのヘアースタイルの男性。
一見、チャラそうな性格の青年にも見えるが、アーニャと何かしらの繋がりがあるらしい…。
ドラゴヘルム
現代に転生した闇の魔法使いの1人である少年。表向きは大人しそうな性格をしているが、残虐な本性を隠している。同じく転生した四天王を束ねるリーダー格。
パートナーはフワックス(CV:神尾晋一郎)。
現代に転生した闇の魔法使いの1人にして四天王の一角。眼鏡をかけた、吸血鬼を思わせる風貌の男。
ドーラ(CV:金田愛)
現代に転生した闇の魔法使いの1人にして四天王の一角。リュウマに忠実な美青年だが、自分の名前を交えて話すのが口癖。
パートナーはクレーピオン(CV:坂泰斗)。
現代に転生した闇の魔法使いの1人にして四天王の一角。シルヴァーすらも打ち負かす実力者持っているが、ノリが軽い芸人気質。リュウマの事をライバル視していて、下剋上を目論んでいる。
ドラグーン(CV:田島章寛)
現代に転生した闇の魔法使いの1人にして四天王の一角。四天王の中でも最強と謳われる実力者で、強者を求める為に戦い続ける戦闘狂。
パートナーはデンジラフ。他所有マジンはクチャラグモ、イエグマ(CV:新田京介)、ゴリファクト。
その他
ポン子(CV:木南亜莉沙)
ケズルの通う中学校の「クラ部」の部長。ダンスが好きな少女。ショウヤという名の弟がいる。
用語
マジカパーティ
マジカコーポレーションが開発したカードゲーム。「マジカ(マジンカードの略)」を削ってマジンを戦わせるというルール。
マジカパーティでの重要な役割を果たすモンスター。マジンは全員、目に星のマークが入っている。
魔法世界の生物の精霊が人間界の物に宿って誕生し、物に宿る事でその力を暴走させる。なお、その姿は普通の人間には確認できず、魔法使いのみがその姿を目視できる。
マジカコーポレーション
マジカパーティを開発した会社。通称「マジカ社」。CEOはジェフ・ジョンズ。カードゲーム以外にもスマホやパソコンを始めとした電子機器類も製作している。
マジカを削る為の筆型ガジェット。
優秀な魔法使いを育成する魔法学校。入り口はケズルの通う中学校の地下にある。
本作における魔法使い。マジンを使役する者たち。
魔法界に存在する7つの国家のうちの一つ。第28話からケズル達の敵勢力となる存在。
他の魔法使いを滅ぼし、自分達だけが生きればいいという選民思想に染まりきった考えの元、魔法界の5つの国家を次々と滅ぼして来た。
現在まで転生したドラゴヘルムの魔法使いの記憶を封じ込めていたが、突如封印が解けて魔法使いが復活、残っているグレンガルドと人間界を滅ぼす為活動を始める。
クラっちの法則
フィクションでよく起きる事や日常生活で見かける出来事に遭遇した時にクラっちがよく口にするあるあるネタのような物。
- その1:スクラッチは大体ギリでハズれる。(1話)
ケズルが雑誌の懸賞スクラッチを削ってリーチに至ったが最後は外れた。
- その2:ケズルがクラっちに何かの勝負で初勝利するには3ヶ月かかる。(1話)
マジカパーティで遊んでてケズルはクラっちに連敗したため。
- その3:隠し事している奴は急に話題を変える。(4話.30話)
見た事ないマジカ(バルニャー達)をケズルが手に入れた経緯に関して問いただした際にはぐらかされた時。30話にて本性を隠していたラゴンに対しても口にした。
- その4:漫画やアニメで出会って早々喧嘩を売ってくるのは大抵雑魚キャラ。(6話)
マジカアカデミーにてプライズ・サップに喧嘩を売られた時。
- その5:良い所は口コミですぐ人が集まる。(10話)
カンナが作ってくれた魔法使いとマジン達の秘密基地を秘密にすると決めた時。
- その6:良い人にはだいたい裏がある。(12話.30話)
マジカアカデミーの生徒会長であるエリックの評判を聞いた際、クラっちが本性を隠しているのではないかと考えた時。30話にて本性を隠していたラゴンに対しても口にした。
- その7:強敵相手に様子見なんてかましてたら一発でやられる。(14話)
マジカアカデミーにてゴールドウィザードの昇格を賭けたブラッドレー校長の試練に挑む時。
- その8:勝ち急ぐ者は真っ先に負ける。(22話)
バトルトーナメントベスト4にて森林エリアでシルヴァー&ワンナイトを見つけたが、いきなり対戦しないで様子を見ようとした時。
- その9:最強の仲間は最強の力になる。(22話)
バトルトーナメントベスト4のシルヴァーとの戦いにて、自分が今まで乗り越えられたのが親友であるケズルと共に進めた事で、そのケズルの存在が自分の力の源である事を悟った時。
- その10:ケズルはごくたま~にキメる。(26話)
マジカアカデミーバトルトーナメントにて、シルヴァーと最終決戦を控えたケズルの勝利を信じた時。
- その11:パワーアップは最高のタイミングでやってくる。(27話)
マジカアカデミーバトルトーナメントのケズルとシルヴァーの最終決戦にて更なる進化を遂げたバルニャーを目の当たりにした時。
- その12:実は無茶苦茶喜んでいるケズルは無理にクールな奴を演じようとしてウザい。(28話)
マジカアカデミーバトルトーナメント終了後に、落ち着いていて実は滅茶苦茶喜んでいる優勝者であるケズルに対して嫌味に感じた時。
- その13:ヒーローは遅れてやって来る!(30話)
アーニャ救出の為の力をムゲンブから借りようとして、途中ドラゴヘルムのラゴンに邪魔されたが、回避して彼より後からムゲンブの元に着いた時。
- その14:新しい技の名前を決める権利は最初に習得した人にある。(32話)
ラゴンとの戦いでさらなる進化を決めた時に、クラっちがこの進化を「フィーバー進化」と名前を付けた時。(※もっとも、この時点では作中でも「フィーバー進化」という名称はまだ登場していなかった)
- その15:ライバルキャラが仲間になると、「勘違いするな」って言いがち。(37話)
シルヴァーとワンナイトが秘密基地にてドラゴヘルムのロンと伝説の7マジンのエレギリンを倒してくれた事で、ケズル達の仲間になったと思いシルヴァー自身が「勘違いするな」と言い放った時。(ただしシルヴァー本人はまんざらでもない様子)
- その16:世界征服を企む奴は何だかんだで正義の味方にやっつけられる。(40話)
ドラゴヘルムの野望を世界中の人間が協力すれば止められるかもしれないとケズルが言った時。(ただし、そのやり方はアーニャからは無理だと断言された)
- その17:敵からの招待状は100%罠(47話)
リュウマからケズル達へ遊園地の招待状を贈られた時に罠だと感じた時。
主題歌
OP曲『マジ歌』
歌・作詞:遊助 / 作曲:Kenta Urashima・Yuki Kato / 編曲:Yuki Kato
第二OP曲『オタパリディスコ』
ED曲『MAZICA PARTY』
歌・作詞:Seven Billion Dots / 作曲:Seven Billion Dots・シライシ紗トリ / 編曲:シライシ紗トリ
第二ED曲『マジカルスーパースター』
スタッフ
原作 | タカラトミー / 電通 |
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メインキャラクターデザイン | 大村祐介 |
原案 | イシイジロウ |
監督 | ウシロシンジ |
シリーズ構成 | 加藤陽一 |
キャラクターデザイン | 長森佳容 |
美術監督 | Scott MacDonald |
色彩設計 | 近藤直登 |
撮影監督 | 柚木脇達己 |
編集 | 後田良樹 |
音楽 | 朝倉紀行 |
EDM楽曲制作 | Music Plat |
音響監督 | えびなやすのり |
制作 | OLM |
関連イラスト
関連タグ
魔法×戦士マジマジョピュアーズ!:タカラトミー・テレ東系列・OLM制作、モチーフが魔法で共通する。
トミカ絆合体アースグランナー:前番組。スタッフが一部で共通する。
魔法戦隊マジレンジャー:同じ魔法物の番組にしてキャッチコピーに「マジ」と付く所が似ている。テレ朝系ではスーパー戦隊シリーズの最新作が裏番組になり、その作品にはマジレンジャーモチーフのヒロインがいる。
デュエル・マスターズ :テレ東系でニチアサ繋がり。更に言えば、2番組共同で「デュエマジカキャンペーン」を展開することになった。
遊戯王SEVENS:テレ東系で同じ曜日に放送される題材が類似する繋がり。
マジカミ:魔法(こちらは魔法少女だが)、マジカ繋がり。こちらはR-18向け作品(一般版もサービス中)だが。