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ヨシキリザメ

よしきりざめ

ヨシキリザメは、メジロザメ目メジロザメ科ヨシキリザメ属に分類されるサメ。
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概要編集

学名はPrionace glauca。英名はBlue shark

別名ミズブカ、アオブカ。

全長は最大で3.8m。

胸鰭は大きく、英名の通り青く美しい、スマートな魚体が特徴。


食性編集

食べ物はイカ類魚類カニ類死骸ウミガメなど。

強肉食性のサメとしては珍しく、濾過食性の魚に特有の鰓耙を持ちプランクトンも食べる事が出来る。


分布編集

太平洋大西洋インド洋と世界中の赤道域から中緯度海域にかけて広く分布している。

クロトガリザメヨゴレと並び、外洋表層の一般種。

また、水深1000mの深海に潜ることも知られている。


生態編集

外洋域に広く生息し、大規模な回遊を行うことが知られている。

群れることは多くない。

交尾は初夏に行い、雌は1年の妊娠期間を経て出産する。

生まれる子供の数はサメの仲間でジンベエザメに次ぎ多く、最大140匹ほど産む。

天敵ホホジロザメなど大型のサメ、大型のハクジラ、小さな個体ではカリフォルニアアシカも挙げられる。


人との関わり編集

食用として広く利用されている。身は主に某巨大スーパーを筆頭に、多くの会社ではんぺんとして利用される。鰭はお馴染み、フカヒレの材料。

気仙沼の漁港では頭が落とされた大量のヨシキリザメが山積みになっている所を見学出来る。

軟骨は医薬品原料として利用される。

これだけ利用されているため、漁業資源として減少が心配されているが、他のサメに比べ漁獲圧に強い。ただし、漁獲圧に強いと言っても、他のサメと比べたらの話で、サメ自体漁獲圧には弱いので、対策を考えなくてはならない。

天敵に人が居るものの、それは船の上の人の話であり、遊泳する人にとっては充分危険な種類で、数件の死亡事故も起きている。


英名編集

英名のBlue sharkは直訳するとアオザメとなる。

しかし、アオザメの英名はShortfin mako(makoとはマオリの言葉でサメの意)であり、和訳の際は注意が必要。


関連タグ編集

魚類 サメ 危険生物

IKEAのサメ

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