概要
地球上第二の大洋で、英語では"Atlantic Ocean"という。
太平洋に次ぎ、インド洋より大きい。南北アメリカ大陸とヨーロッパ・アフリカ両大陸の間にある海である。名前の由来は大きな西の海(西洋)から来ているので、区切りは「大・西洋」とするのが正しい(太西洋は誤り)
かつて地球上の全ての大陸がまとまっていた超大陸パンゲアの分裂によって成立した地球上最も新しい大洋である。そのため、この大洋の東西の大陸は重なるような形をしており、特に南アメリカ大陸大西洋岸とアフリカ大陸大西洋岸ははっきりとそれが現れている。
大陸を分裂・移動させる原動力となったマントル流によって形成されたのが、大西洋を南北に貫く巨大海底山脈である「大西洋中央海嶺」である。この山脈は現在も活発な地殻活動を続けており、これによって大西洋は今も少しずつだが拡大を続けている。
余談
日本人にはあまり大西洋の広さが知られていない。なぜなら、よく見るメルカトル図法だと、日本が中心に来ているために、大西洋が両端に寄ってしまって、狭く見えているからである(ちなみにアメリカやイギリスのメルカトル図法の世界地図だとロンドンが中心。なので日本は極東に位置する)。だが、実際はニューヨークとパリの間を飛行機で行くだけでも片道6時間要する(参考までに成田からロサンゼルスだと9~10時間である)。
昨今ではGoogle Earthなどで実際の広さを確かめることができるだろう。