赤道

せきどう

球体の中心を通る、その自転軸に垂直な平面が地表を切る線。一般的には地球上において用いられる。

概要

地球上の緯度0度の点を帯のように取り巻きながら結ぶ線で、全周が約4万km。

これを境として、北半球と南半球にわけられる。

赤道付近は一年を通して太陽高度が高く高温で、強い日射のため上昇気流と低気圧が発生しやすい事から降水量が多い。

北半球の北東貿易風と南半球の南東貿易風に挟まれた地域は｢赤道無風地帯｣と呼ばれる風の弱いエリアで、大量の雨が発生しやすい事も相まって造船や航海技術が発達していなかった時代は遭難のしやすい海域としておそれられていた。