概要
体長雄約2~2.5m、雌約1.3~2m。体重雄約180~390kg、雌約90~110㎏。
北太平洋、ガラパゴス諸島周辺に生息。かつては千島列島、樺太から伊豆諸島にも生息していた。
日本の水族館でアシカの中ではもっとも飼育頭数が多くポピュラーな種類である。
そのため、日本で「アシカ」というと、殆どがこのアシカを指す。
人に慣れやすく頭脳明晰で、よく芸を覚え、動物園や水族館だけでなく、サーカス等でも有名な鼻でボールをくるくる球回しと言った曲芸をし、飼育されている。外見はオットセイに似ているが、横顔は平らで、鼻はイヌのような形をしていて、先はあまり尖っていないのが特徴。泳ぎや潜水が上手く、大きな大群を作り、高速で泳ぐ時には、時速30㎞ぐらいのスピードで海面にジャンプしながらイルカのように泳ぐ。100mぐらいの深さまで約15分ぐらい潜ることが出来る。あまり遠くまでは移動しない。
アメリカ合衆国カリフォルニア州に属する都市・サンフランシスコの桟橋や港で、のんびりと日向ぼっこしながら昼寝する光景が見られ、多くの観光客の目玉になっている。
繁殖期は5~6月で、繁殖地となる島に集まり、雄1頭に雌が群がるハーレムを作る。
主な亜種
- カリフォルニアアシカ(メイン画像)
- ガラパゴスアシカ
- ニホンアシカ(絶滅種)