「知らないくせに雑に否定すんなぁ!!」
「そそそそ…そんな事させない!せっかく開けそうな新しい世界、潰されてたまるかっ!」
CV:宮本侑芽
人間態:新田さちか(スピンオフ)
概要
ゼンカイマジーヌに変身するキカイノイドで、ゼンカイジャーの紅一点。
額にドラゴンの翼でハートを作ったような形のティアラに似た装飾がある。
ボディはモチーフの戦隊ヒロインである小津芳香の衣装を髣髴とさせるデザインになっており、占いが趣味と言う設定も芳香の妹の麗と共通している。
また、後頭部からは先端にハート型の飾りが付いたコードが一本伸びているがこれはキカイノイドの認識で言えば一つ結びであるらしい(このためヒコボシワルドの標的にされた)。
人物
一人称は「自分」で、「ぬぬぬ…」と言う唸りや、主に「もの凄く」と言う意味合いで使う「ハチャメチャ」や「だけど」と言う意味合いで使う「だが」が口癖。
引っ込み思案な性格でドジっ娘の側面もあり、急に話しかけられると取り乱してしまう人見知り。
語尾に「~っす」と付け、中性的なへりくだり口調で話す、典型的な陰キャオタク女子。
しかし自分の好きなファンタジーやオカルトをバカにされると途端に饒舌になり、キカイノイドに不遜なガオーンが思わず仰け反って謝る程の剣幕で激しく怒りだす。更に周りを巻き込むとマジ怖い(ジュランやガオーン、更には敵からも「怖い」と恐れられた)。
映画の舞台挨拶でもガオーンが披露したザミーゴの真似を「劣化コピーやめろ下さい」とバッサリ切り捨てたり、歴代戦隊やスーパー悪者ワルドの構成怪人を全部列挙しようとするブルーンを「以下略!」と遮る等、慣れてくると毒舌ながらも気配りが出来る面も出てくる模様。
普段は路地裏で占いをやっており、子供達にも人気がある。
引っ込み思案な占い師が立ち上がる
物語開始当初は街頭インタビューで自分達も訳も分からず人間界に移されて帰れなくなったことを明かしたり、第2カイ!では占いを受けていた時にキノコワルドによって頭からキノコを生やされて大いに戸惑っていた。
どうやら単身人間界に放り出されたようで、第3カイ!では自分の占いで知り合いを探していた矢先にゼンカイジャーと出会う事となった。
ジュランとはキカイトピアに居た幼少期、近所付き合いで一緒に遊んで貰った仲で「ジュランおじちゃん」と呼び慕っており、再会した際には安堵から滝の様な涙を流していた(キカイノイド故か歯車交じりの涙だった)。
当初介人からゼンカイジャーへの加入を誘われた時は、ジュランが「危ないから無理だ」と言った事や自分に自信がなかった為に断っていた。
しかしコオリワルドの居場所を探す占いが悉く外れて落ち込んでも「占いって、当たんなきゃダメなの?」「だって、外れても楽しいじゃん」と前向きな介人の言葉に、マジーヌは占い好きになった原点を思い出す。
それはジュランに付き添われて楽しそうに遊ぶ同年代の子供たちと「友達になりたい」と願う自分をそっと後押ししてくれたキカイ花占い。当たりも外れも関係ない、只立ち竦むだけの自分を変える切っ掛けこそが欲しかった。マジーヌにとって占いとは、夢見た世界へ繋がる一歩を踏み出させてくれる”勇気という名の魔法”だったのだ。
そしてその占いに導かれ出会った新しい世界を守る為、ゼンカイジャーの加入を決意した(因みにギアトリンガーを受け取った時は、使い方がよく分かっていなかった為にうっかり自分の頭に誤射しそうになった為、介人から変身方法をしっかりとレクチャーして貰っている)。
加入後は「呼び捨てでいい」と言われた事もあり、介人とジュランを名前呼びに改めている。
因みに、ジュランはガオーンから「おじさん」と言われた際に、マジーヌは良いけどお前はダメと言っている。
整理整頓が苦手な汚部屋女子。その為、ゴミ山の中から物を探し出す事に慣れている。
初対面時にガオーンと衝突してしまったが、後に彼を助けた事もあって、今では素直に当たり前に「ありがとう」と言われる仲になっている。
余談
- 演じる宮本氏は特撮作品では初出演となるが、過去には『電光超人グリッドマン』を原作にした『SSSS.GRIDMAN』でメインヒロインの声を演じ、ゼンカイジャーよりも前にキャスト発表がなされた『ゴジラS.P』では主人公兼ヒロインの声を演じる事が決まっていたりと、以前から特撮の関連作品に縁のあった声優である。
- 中の人ネタか、ジシャクワルド回では体が磁石化した際にrikkaコーヒーと書かれた自販機に潰されるという小ネタがあった。
- 尚宮本氏の他のアニメキャラを演じる際とは異なり、実写のアフレコの様な意図的に棒にしている様なアニメ色を出さない独特の演技を行っている。
- 声優が担当する女性戦士は以前にラプター283/ワシピンクが登場していたが、彼女の場合はもう一人人間タイプの女性戦士も登場した為、紅一点では無かった。
- マジーヌを始めキカイノイドのメンバーのモチーフは歴代の戦隊ロボであるのは企画当初から決まっていたものの、明確な女性型ロボは過去に1体も登場していなかった為に選出は非常に難航していた(言われてみればその通りである)。
- OPのダンスの際に途中まで彼女とジュランだけ独特なダンスをしている(マジーヌはオタ芸風)。
- 但し、一からの振り付けの際は二人ともキチンと振り付け通りに踊っている。
- 韓国での名称は"매직"(マジック)。ド直球。由来はマジレンジャーの韓国版「パワーレンジャー・マジックフォース」とみられる。
- ついにはまさに世界初、人外初のヒロインとして集英社の週刊プレイボーイNo.14 2022年4月4日号「スーパー戦隊ヒロイン大集結!」よりグラビアデビューを果たした。
- 仮面ライダーセイバーの神代玲花/仮面ライダーサーベラ役のアンジェラ芽衣女史はマジーヌの超激推しであり、「マジーヌのママ(非公認)」を自称し、常にマジーヌの事を「マジーヌたん」と呼んでいる。『セイバー』放送後はそのまま『ゼンカイジャー』に突入しマジーヌへの愛をツイートする限界オタクと化すのがお約束となっており、彼女に関してのツイートが怪文書と化す事が多い程愛が重い。本編と映画で共演が確定しており、それぞれの告知のツイートがまるで演者自身の喜びを隠しきれない様になっている。本編のラストではマジーヌとの別れのシーンで力一杯のハグを披露していた。より詳細はこちらを参照。また、その影響力は玲花及び兄である凌牙の運命を変えたのはマジーヌとまで言われる程。また、アンジェラ女史の影響でマジーヌのファンになった人も割と多い。
関連タグ
ぬぬぬ☆マジーヌ!:キャラソン
カグラ/トッキュウ5号:普段は臆病な性格だが、いざという時はとてつもない力を発揮する戦隊ピンク繋がり。
ラプター283/ワシピンク:ピンク戦士に変身する着ぐるみ戦隊ヒロイン繫がり。スーパーヒーロー戦記で彼女の姿を見たジュランは一瞬マジーヌと見間違えている。マジーヌとは違いラプターは変身後も人間メンバーと共通の体型となっている。