略歴と概要
鹿児島県出身。地元や和歌山県でショーのアルバイトをしていたが、スーツアクトレスを目指して上京しJAE所属となる。
初期は、映画や舞台など顔出し出演が中心だったが、『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキョウリュウバイオレット(弥生版)でヒロインのスーツアクトレスデビューを果たす。
キョウリュウジャーから3年後の戦隊作品である『動物戦隊ジュウオウジャー』にて初の初期ヒロインに昇格し、その後の作品でも活躍しているが、メインカラーが紫・白・緑・黄と毎年違うカラーのキャラクターを演じており、男性より色が限られている戦隊ヒロインにしては珍しい経歴である。
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』では早見初美花/ルパンイエローを演じる工藤遥の吹き替えアクションを担当するために工藤と同じ長さの髪型にするために髪を30cm以上カット。本人曰く、「人生で一番短くした」とのこと。
そして、スーパー戦隊シリーズ第43作目である『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にて、リュウソウピンクのスーツアクターとなる。上記の通りピンクヒロインは初であり、リュウソウジャーの東映公式ページに下園氏にとってピンクヒロインを演じるのは念願だったと書かれている。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』終了後は仮面ライダーシリーズに活動の場を移し、『劇場版仮面ライダーギーツ・4人のエースと黒狐』でメロの吹き替えアクションを担当した後(『ギーツ』には、後にスーパー戦隊シリーズがメインの活動となる宮澤雪が仮面ライダーナーゴ役で出演)、『仮面ライダーガッチャード』で女性初の2号ライダーとなる仮面ライダーマジェードで初のライダー役を射止めた。
人物
スレンダーなスタイルおよび学生時代に中国雑技団を見たことがきっかけで始めた器械体操で培った身体の柔らかさを活かした、しなやかで軽快なアクションが特徴である。
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』では、女性キャストの体格に合わせてあまり筋肉質にならないようJAEのアクション練習には参加せず、基礎体力の維持程度に留めていることを語っている。
パピヨン犬を2匹飼っており、そのうちの1匹「ヴェルちゃん」は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』、『仮面ライダーガッチャード』にゲスト出演している。また、飼い主役として本人も出演している。
役に対しての愛情は強く、Twitterのヘッド画像には今まで担当した戦隊ヒロインの画像を載せていた。配役が増え、載せきれなくなってからは現行のキャラクターをヘッド画像にしている。
尊敬するスーツアクトレスとして村上利恵の名を挙げており、自身がこの世界に入るきっかけになったのも上述のショーのアルバイト時代に後楽園を訪れた際に野外ショーで奮闘する村上の姿を見たのがきっかけ。
先輩の五味涼子と仲が良く、プライベートでの交流も深い。
同期の佃井皆美、人見早苗と共にWipe Outというガールズユニットを組み、CDデビューも果たしている。なお、後年この時期を「なぜ顔出しの仕事をしているのだろう」「やりたいこととは違うぞ?」と心の中では思っていたと述懐。しかし遠回りだったが「顔を出して演じる役者さん側の気持ちを知れた」貴重な経験だったとも述べている。
主な出演作(スーツアクトレスとして)
獣電戦隊キョウリュウジャー(2代目キョウリュウバイオレット)
動物戦隊ジュウオウジャー(ジュウオウタイガー・アムのジューマン態)
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(ルパンイエロー)
忍風戦隊ハリケンジャー10 Years after(ハリケンブルー)
仮面ライダーギーツジャマト・アウェイキング(クイーンジャマト)
仮面ライダーガッチャード(仮面ライダーマジェード、飼い主(第37話、顔出し))