恐竜、プラス人間!億千年の時を超え、地球を守るために今、史上最強のブレイブチームが誕生したア!!
聞ィーて驚けッ!!!
「荒~れ~る~ぜ~!止めてみなア!!」
ブレイブな概要
『ジュウレンジャー』、『アバレンジャー』以来の、恐竜をモチーフとした3番目の戦隊。歴代で一番ド直球な戦隊名になっている。
演出面ではCM前のアイキャッチが復活。サブタイトル及びオープニング、エンディングの歌詞テロップには現時点では漢字を使用しないなど(ただし劇中テロップでは漢字も使用するがふりがなが振られている)、低年齢層を意識した分かりやすさが随所で見られる。
またナレーションの千葉繁氏を筆頭にやたらと声優の顔出しが多く、大きいお友達も楽しめる作品となった。ちなみに冒頭の「聞いて驚け」の語りは千葉氏が担当。
メインライターは戦隊で初メイン担当となる三条陸、プロデューサーは長らく戦隊やライダーでサブを担当していた大森敬仁が初のメイン担当となった。三条・大森は後に『仮面ライダードライブ』でもコンビを組むことになる。
三条はTV全48話、劇場版2本のすべての脚本を担当、これはシリーズ初の快挙である(さらには放送終了後のVシネマ、ファイナルライブツアーのステージ脚本も担当)。
音楽には『星獣戦隊ギンガマン』以来15年ぶり三度目のスーパー戦隊参加となる佐橋俊彦を起用。
メイン監督には「パワーレンジャー」シリーズの多くを手がけ、『海賊戦隊ゴーカイジャー』以来の参加となる坂本浩一を起用している。そのためか、近年の戦隊の中ではダントツで生身アクションをする機会が多い(キャストも撮影前からアクション練習に臨んでいた)。
さらに余談だが、シリーズで初めて次回予告中に「この番組はフィクションです」のテロップが流れるようになった。
ブレイブなあらすじ
太古の昔、宇宙より邪悪な生命体「デーボス」が率いるデーボス軍が地球に飛来し、侵略を開始した。
これに対抗すべく、賢神トリンは当時の地球の覇者であった恐竜たちの中から十体の恐竜に機械の肉体を与え、自らの魂を重ねる事で超生命体「獣電竜」を生み出し、デーボスとの戦いに挑む。
壮絶な死闘の末、デーボスは一族諸共封印され、氷の海の底に沈んだ。
それから時は流れ、現代。
デーボス軍は活動を再開。主の凍りついた心を融かし、復活へと導くため、人類の持つ三つの「感情」のパワーを集めるべく、地球上のあちこちに現れては破壊活動を繰り返す。
デーボスの復活を予期したトリンも、獣電竜達とともに再び動き出し、トリンのもとに5人の若者達が集まった。
獣電竜との勝負に打ち勝ち、彼らにその強さを認められた「強き竜の者」───
その名も、獣電戦隊キョウリュウジャー!!!
彼らは恐竜達の魂が込められた「獣電池」を駆使し、相棒の獣電竜と共に、邪悪なデーボス軍に敢然と立ち向かう!!
ブレイブな登場人物
一部公式サイトから引用
※リンク先はネタバレ注意
キョウリュウジャー
演:竜星涼
「熱き王者」
通称「キング」。世界中を旅してきた豪快な青年。極めて強い心と体を備えた、実にブレイブな男。
演:斉藤秀翼
「トリッキーなスナイパー」
射撃の名手である青年考古学者。ナンパな捻くれ者だが、根っこは繊細で仲間思い。
演:金城大和
「鉄壁のパワーファイター」
愛称は「ノッさん」。なんでも屋を営む陽気なおっさん。寒〜いダジャレと怪力が持ち味。
演:塩野瑛久
「クールなスピード剣士」
メンバー最年少の男子高校生。剣術道場の跡取り息子で、己に厳しい若き剣士。
演:今野鮎莉
「強くて乱暴なハイキックガール」
アメリカから留学してきた日米ハーフの女子大生。格闘技に秀でた超おてんばなお嬢様。
演:丸山敦史
「天翔ける稲妻の剣豪」
通称「ウッチー」。戦国時代に剣豪と謳われた侍で、とある理由で現代に蘇る。純真でお人好しな作中屈指の萌えキャラ枠。
スピリットレンジャー
ブレイブ5より登場する、500年前のスピリットレンジャー。
片言の日本語を話すムードメーカーな剣闘士。変身するとちょっと痩せる。
演:出合正幸
ブレイブ17より登場する、1500年前のスピリットレンジャー。
多くの秘術に精通した中国の拳法家。性格と物理、両方の意味で石頭。
その他
演:飯豊まりえ
ブレイブ21より登場する、ドクター・ウルシェードの孫娘。プレズオンラボのオペレーターを務める理系女子で、ダイゴに惚れている。
ブレイブ24で祖父の跡を継ぎ、キョウリュウバイオレットとなる。
声:森川智之
キョウリュウジャー達を導く鳥人のような姿の賢者で、億千年の時を正義に生きたブレイブな御仁。
地球に息づく全ての生命を心から愛し、特に人間の文化文明に関心が強い。
協力者
演:山下真司
世界中を旅するダイゴの父で、人間離れした強さを持つ豪傑。ダイゴに秘石のペンダントを託した。
演:千葉繁
ブレイブ21より登場する、ガブリボルバー等の兵器を開発した科学者で、音声には彼の声が使われている。
超絶元気で豪快な老人だが、ぎっくり腰で劇中引退。
演:木下あゆ美
ノッさんの妹で共に何でも屋を営む。その細腕からは想像もつかない、兄に匹敵する怪力の持ち主。
娘が戦いに巻き込まれたため、キョウリュウジャーに対して懐疑的。
演:綱本菜々美
ノッさんの姪っ子で優子の娘。キョウリュウジャーを応援している利発な少女。
演:島津健太郎
アミィの執事で教育係。結月家への忠誠心は篤いが、アミィのあまりの女子力の低さには手を焼いている。
ちなみに「ジェントル」というのは結月家の執事が代々襲名する名前らしい。
演:春田純一
ソウジの父で、戦国時代から続く剣術「無双剣」の達人。
厳しい性格だが、全く融通の利かない訳でもなく、息子のことも理解しようとしている。
演:藤沢玲花
ソウジの通う霧咲高校剣道部のマネージャー。
ソウジにベタ惚れだが、朴念仁な彼にやきもきしている。
演:出合正幸
ブレイブ38より登場する、鉄砕の子孫。「青柳ゆう」のペンネームで大人気少女漫画「らぶbeぼーるタッチダウン」を描いている。ラッキューロも愛読者。
デーボス軍
デーボス軍の首魁。あらゆる生命を滅ぼす為に進化し続ける邪悪な生命体。
阿修羅のような頭を持つ、デーボス軍の老獪な神官。
喜びのパワーを集める幹部。笑顔を絶やさない能天気な歌姫。
怒りのパワーを集める幹部。狡猾な荒くれ武者。
哀しみのパワーを集める幹部。泣き虫だが剽軽な騎士。
キャンデリラ直属の部下で、巨大化担当。楽天家のサボり魔少年。
キョウリュウジャーのブレイブに対抗しうる、怨みのパワーを集める為に生み出された新たな戦騎。
理由も無く湧き上がる憎悪に常に頭を痛めている。
デーボスの細胞から生み出される怪物達。戦騎の作戦行動の要として付き従い、あの手この手で感情のパワーを蒐集する。
呼べばうじゃうじゃ湧いてくるデーボス軍の戦闘員。たくさん寄り集まると巨大な怪獣型の巨大ゾーリ魔になる。
カオス直属のモンスターで、ゾーリ魔の上位種。デーボモンスターに匹敵する戦闘力を持ち、流暢なヒト語を話す。
呼称表
が\に | ダイゴ | イアン | ノブハル | ソウジ | アミィ | 空蝉丸 | 弥生 | トリン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダイゴ | 俺 | イアン | ノッさん | ソウジ | アミィ | ウッチー | 弥生 | トリン |
イアン | キング | 俺 | ノッさん | ボーイ | アミィちゃん | ウッチー | 弥生ちゃん | トリン |
ノブハル | キング | イアン | 僕 | ソウジくん | アミィ | ウッチー | 弥生ちゃん | トリン |
ソウジ | キング | イアン | ノッさん | 俺 | アミィさん | ウッチー | 弥生さん | トリン |
アミィ | ダイゴ君→キング | イアン | ノッさん | ソウジくん | あたし(わたくし) | ウッチー | 弥生ちゃん | トリン |
空蝉丸 | キング殿 | イアン殿 | ノッさん殿 | ソウジ殿 | アミィ殿 | 拙者 | ? | トリン |
弥生 | ダイゴさん | ? | ? | ? | アミィさん | 空蝉丸さん | 私 | トリン |
トリン | ダイゴ | イアン | ノッさん | ソウジ | アミィ | 空蝉丸 | 弥生 | 私 |
ブレイブな各話リスト
話数のカウントは「ブレイブ○」で統一されている。
サブタイトルは「○○!(?)××」という形式で、漢字が一切使われていない。
ブレイブな音楽
主題歌
作詞:藤林聖子/作曲:持田裕輔/編曲:山下康介、持田裕輔/歌:鎌田章吾
OPテーマ。最終話挿入歌としてレッド以外のメンバーにバイオレットを加えたメンバーが歌う「真の地球のメロディver.」、劇場版挿入歌として「Samba Mix」が、『100 YEARS AFTER』では戸松遥の歌う「キャンデリラver」が挿入歌として使用された。
作詞:只野菜摘/作曲:大橋恵/編曲:佐藤清喜/歌:伊勢大貴
第47話でのOPテーマ。
作詞:八手三郎、高取ヒデアキ/作曲:高取ヒデアキ/編曲:籠島裕昌/歌:高取ヒデアキ(演奏:Z旗/振付:パパイヤ鈴木)
「100_YEARS_AFTER」では「2114年ver」がED曲に採用された。
作詩・作曲:高取ヒデアキ/編曲:籠島裕昌/歌:高取ヒデアキ、鎌田章吾&キョウリュウジャー
劇場版主題歌。
挿入歌
- 闘え!キョウリュウジャー
作詞:マイクスギヤマ/作曲:Raizo.W/編曲:中畑丈治/歌:谷本貴義
- KYORYUZIN
歌・作詞・作曲:NoB/編曲:平松建治
- キョウリュウゴールド!いざ!!
作詞:桑原永江/作曲:佐橋俊彦/編曲:大石憲一郎/歌:サイキックラバー
キョウリュウゴールドのテーマ曲だが、2番歌詞はプテライデンオー、ライデンキョウリュウジンについて歌い上げている。
- 勇気バクレツ
作詞:八手三郎/作曲:柴田尚/編曲:佐藤清喜/歌:串田アキラ、五條真由美
- Ale!Ale!キョウリュウジャー
作詞:藤林聖子/作曲:羽岡佳/編曲:佐藤清喜/歌:鎌田章吾
- カミツキ・ブレイブ
作詞:只野菜摘/作曲:羽岡佳/編曲:佐藤清喜/歌:伊勢大貴
- 超進化!!キョウリュウ・ビート
作詞:八手三郎/作曲・編曲:坂部剛/歌:鎌田章吾
バージョン違いとして「サンバカーニバルVer.」、「ウエスタンカーニバルVer.」、「マッチョカーニバルVer.」、「カンフーカーニバルVer.」が存在し、換装するごとに曲も切り替わる。
- The Braves〜竜の道を継ぐ者
作詞:八手三郎/作曲・編曲:俊龍/歌:高橋秀幸、松原剛志、吉田仁美
スピリットレンジャーのテーマ曲。曲調が全く異なるシアン、グレー、2代目バイオレットのテーマ曲のメドレーで構成されているという歴代でも見ない類を見ないブレイブな楽曲である。
- 咆哮!ブラギガス
作詞:渡部紫緒/作曲:羽岡佳/編曲:佐藤清喜/歌:松原剛志
キャラクターソング
- 喜びの歌
作詞:三条陸/作曲:佐橋俊彦/編曲:大石憲一郎/歌:キャンデリラ(戸松遥)
- Solid Bullet
作詞:藤林聖子/作曲:IMAJO/編曲:平松建治、IMAJO/歌:イアン・ヨークランド(CV:斉藤秀翼)
- みなサマーDAY音頭!
作詞:マイクスギヤマ/作曲・編曲:三宅一徳/歌:有働ノブハル(CV:金城大和)
- ココロの隙間ワールド
作詞:只野菜摘/作曲・編曲:坂部剛/歌:キャンデリラ、アイガロン、ラッキューロ(CV:戸松遥、水島裕、折笠愛)
- Dino Soul(古代Ver.)
作詞:三条陸/作曲・編曲:坂部剛/歌:キョウリュウジャー(CV:竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉)/天野美琴(CV:中村静香)
- Dino Soul
作詞:三条陸/作曲・編曲:坂部剛/歌:Meeko(CV:中村静香)
- 閃光のブレイブ
作詞:渡部紫緒/作曲:羽岡佳/編曲:佐藤清喜/歌:トリン(CV:森川智之)
ブレイブ37ではインストゥルメンタル版が使用された。
- SLASH 〜斬撃無双〜
作詞:渡部紫緒/作曲・編曲:佐藤清喜/歌:立風館ソウジ(CV:塩野瑛久)
- Show me Call me I'm アミィ!
作詞・作曲:高取ヒデアキ/編曲:籠島裕昌/歌:アミィ結月(CV:今野鮎莉)
- ラッキュー!ビーハピー
作詞:只野菜摘/作曲・編曲:大石憲一郎/歌:ラッキューロ(CV:折笠愛)
- 戦慄と旋律 〜Dのテーマ〜
作詩:只野菜摘/作曲・編曲:坂部剛/歌:Kimeru
劇場版挿入歌。
ブレイブな映像作品
劇場版
メインタイトル
2013年8月3日公開。本作の単独作品。
2014年1月18日公開。本作と前作『特命戦隊ゴーバスターズ』をメインとしたクロスオーバー作品。加えて『恐竜戦隊ジュウレンジャー』と『爆竜戦隊アバレンジャー』も登場。
2015年1月17日公開。本作と次作『烈車戦隊トッキュウジャー』のクロスオーバー作品。基本メンバー6人の他、声のみだが番外戦士の2代目メンバー4人も登場する。
その他
2013年1月19日公開。前作『特命戦隊ゴーバスターズ』と前々作『海賊戦隊ゴーカイジャー』のクロスオーバー作品。
初期メンバーの5人がTVシリーズに先駆けて先行登場。
2013年4月27日公開。仮面ライダーシリーズ&スーパー戦隊シリーズ&宇宙刑事シリーズのクロスオーバー作品。
基本メンバー6人(空蝉丸/キョウリュウゴールドは変身後のみ)もメインとして登場。
2014年3月29日公開。仮面ライダーシリーズ&スーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品。
本作からダイゴ/キョウリュウレッドが登場。
2017年3月25日公開。仮面ライダーシリーズ&スーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品。
本作から空蝉丸/キョウリュウゴールドが登場するが、TVシリーズの彼とは別人という設定である。
他TVシリーズ
第32話にイアン、ノブハル、ソウジ、ジェントル、アミィ(ラストシーンのみ)が登場し、続く第33話では優子と成長した理香(演者は別人)が登場。また、ダイゴと空蝉丸は変身後の声のみで本人出演している。
Vシネマ
2014年6月20日発売。TVシリーズから100年後の2114年を舞台として、キョウリュウジャー6人の子孫の活躍が描かれる。
2024年4月26日より期間限定公開。本作と『王様戦隊キングオージャー』のクロスオーバー作品。同時上映は『王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ』。
前述のキングオージャー第32・33話では声のみでの出演だったダイゴと空蝉丸、弥生が顔出し、変身後(声)のみだがシアン・グレー・シルバーの番外戦士の初期メンバー3人(ラミレス、鉄砕、トリン)も登場し、これに10人のキョウリュウジャーが再集結。さらにプリンス(キングキョウリュウレッド)も登場し、彼を含む事で11人のキョウリュウジャーが登場する事になった。また、ダンテツ・キャンデリラ・ラッキューロも登場する。
スピンオフ
2024年11月10日よりTTFCにて配信予定。『王様戦隊キングオージャー』のスピンオフドラマで、『キングオージャーVSキョウリュウジャー』の後日談。
プリンス/キングキョウリュウレッドと空蝉丸が登場。
ブレイブなコラボ
2018年2月12日、株式会社Alimが運営する新作ソーシャルゲーム『ブレイブフロンティア2』とのコラボが発表された。
……されたのだが、その内容はあらゆる意味で実にキョウリュウジャーらしさにあふれていた。
普通はソシャゲとのコラボと言えば、多くは「当該ゲームにコラボ作品が登場する」といった方向性をイメージするだろう。しかしこのコラボにそんな要素は一切無い。
その内容とは、「キョウリュウジャーの新作をまるまる一本制作する」というあまりにもぶっ飛んだコラボだったのだ。
それが幻のブレイブ33.5「これぞブレイブ!たたかいのフロンティア」。脚本は本編同様三条陸が務め、当時のメインキャスト6人と声優陣も再集結というガチっぷり。そしてこのエピソードの中で「ブレイブフロンティア」の要素は一切登場しない。本当にキョウリュウジャーが1話分作られている(ブレイブ33.5とあるように、ブレイブ33とブレイブ34の間にきっちりと入る構成で、後の話への布石もきちんと打たれている。なお、本話ではキャンデリラとラッキューロ以外の幹部は登場しない。これは他の幹部達のスーツは韓国で制作された続編の「キョウリュウジャーブレイブ」の敵組織のネオデーボス軍の幹部に改造されたため)。
もう一つは『勇敢戦隊ブレイブフロンティア』。キョウリュウジャーのキャストが、同ゲームのキャラクターに変身するまだコラボらしい映像だが、中身は完全にスーパー戦隊あるあるネタのオンパレード。やっぱりコラボとはなんぞやという内容である。
このコラボに至ったのは、ブレイブフロンティアがキョウリュウジャー放映と同年のリリース開始で、更に両作とも「ブレイブ」繋がりで何かできないか、と東映に話を持って行ったのが始まりだという。無論先方からは「何言ってんだこいつ」というような反応しか返ってこなかったのだが、キョウリュウ愛を頑張って伝えたところ東映側も折れ、三条氏が脚本を書いてくれた…というのが事の成り行きらしい。
まさしくブレイブとしか言いようがない話である。
いずれの動画もYouTubeにて2018年2月12日から2018年5月31日まで期間限定で公開。
そして…
2023年、キョウリュウジャー10thアニバーサリーの年。
地球とは別の星で戦う王様たちの物語に、キョウリュウジャーが登場する、とさ。
更に翌年、王様たちと再共演が決まった。
ブレイブな海外展開
恒例アメリカでのパワーレンジャーシリーズも製作されている。
韓国でも2017年に現地リメイク版が放映され、メインキャストを人気K-POPグループのメンバーが演じることが発表された。
- パワーレンジャー・ダイノチャージ(アメリカ)
- パワーレンジャー・ダイノフォースブレイブ(韓国・日本名:獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ)
2022年に韓国で開催されたゴーオンジャーからドンブラザーズまでのシール人気投票では見事1位を獲得。人気すぎてタイトルまでもがシールで埋め尽くされてしまった。
ブレイブな余談
初期メンバーの名前の頭文字を並べると「ダイノソア」、名字の頭文字を並べると「きょうりゅう」となる。追加メンバーの場合は名前が「ゆうしゃだ」苗字が「ふっこうき」となる。
ちなみに、2013年は『ジュウレンジャー』から21年、『アバレンジャー』から10年経っており、発表された際には「約10年周期で恐竜がモチーフになる」と噂になったが、その6年後の戦隊は『リュウソウジャー』である。
それに加えて『ジュラシック・パーク』が公開して20周年となり、2年後の2015年(厳密には来年の2014年から延期)にはその新作が…。
更にナレーションやアイテムなどのシステムボイスが千葉トロンもとい千葉繁氏であることはネットなどでもちょっとした騒ぎになった。予告CMでは早くもパワー全開のナレーションを披露しており、『うる星やつら』や『北斗の拳』の頃のようにテンションを上げすぎて倒れないかと、心配する声もある。
味方側では司令官的存在であるトリンの声に『ウルトラマンパワード』で日本語吹き替えを担当した森川智之氏が、デーボス軍では今作がスーパー戦隊シリーズデビューとなる戸松遥女史、折笠愛女史ら人気声優が起用された。
今作では声優陣の顔出しも高頻度で見られ、ドクター・ウルシェードを演じた千葉氏を初め、キャンデリラ(人間体含む)を演じる戸松遥女史、ブレイブ40でキャンデリラの母親役としてラッキューロを演じる折笠愛女史が、ちょっと細かい所だとブレイブ28でエンドルフの作戦に乗っかった芸能事務所の社長としてアイガロンを演じる水島裕氏が顔出ししている。
また、過去のシリーズでの先輩戦士=レギュラー出演者が準レギュラーやゲスト出演(デーボモンスターの声、さらにはエンディングのダンス(後述)も含む)などの形でちょこちょこ登場しており、『ゴーカイジャー』の「レジェンド回」を除いては多い部類に入る。
EDでは一般公募でダンスの撮影ムービーを募集しているのだが、何と声優の鈴村健一と神谷浩史が「けんいちくんとひろしくん(38)」として登場し、視聴者の度肝を抜いた。
この他ブレイブ24では、新作OVの宣伝のためか『ハリケンジャー』の3人が「シュシュッと忍者さん」として登場。
他にも、ブレイブ28ではオーレッド/星野吾郎を演じた宍戸勝が、「チーム・クリスタルスカイ」として、ブレイブ31では『仮面ライダー鎧武』のチーム鎧武が「仮面ライダー鎧武 来週からよろしくね!」、翌週ブレイブ32ではメインキャラ5人が「仮面ライダー鎧武 この後いよいよスタート!」として登場した。ブレイブ39では、土屋大輔&土屋圭輔兄弟が、「かぶとむし&きりんさん」として、ブレイブ47では、歴代のレッドを演じた俳優とスーツアクターの新堀和男が「立川レッドスターズ」として登場した。
そして最終回では、ゲストキャラも含めた全キャスト(デーボス軍は声の人達)+振付師のパパイヤ鈴木氏、さらには全話脚本を手掛けた三条陸氏による、正に圧巻の超豪華バージョンで締めくくったのだった!
ブレイブな放送事故
5月5日放送のブレイブ12にて、本編終了後に本来なら『仮面ライダーウィザード』の番組予告放送(ジャンクション)が流れるはずが、間違えてキョウリュウジャーのジャンクションを流すという放送事故をやらかした。
※ウィザードは滞りなく放送されました
ブレイブな初事例一覧
初期戦士のモチーフは学術的に恐竜と定義できる生物で統一されており、これは前二作に無かった特徴である。
また、『電撃戦隊チェンジマン』以来28年ぶりとなる、初期メンバーにイエローがいない編成であり、スタート時の女性メンバーは1名のみ(5人戦隊では『ゴーオンジャー』以来、戦隊ピンクによる紅一点は『タイムレンジャー』以来)。これは本作において戦隊のメンバーになるには“恐竜に打ち勝つ”強さを持っている事が大前提であるため、それを表現する目的で男性メンバーの比率をあえて高め、当時は女性色の風潮が高くなっていたイエローを外している。しかし、中盤で初代男性戦士との交代劇という形で2代目キョウリュウバイオレットが追加の女性戦士として登場し、ダブルヒロイン体制になった(2代目はあくまでサポートメンバーであるため、常にダブル体制というわけではない)。
またメインキャストの年齢幅も16〜29歳、作中年齢設定も高校生〜32歳と年齢幅の広いメンバーである。
さらに戦隊初となるシアン(明確に水色とカウントされる戦士はこれが初)、グレー、戦隊でも滅多に登場しないバイオレット、ネイビーの戦士が登場しており、戦隊屈指のマイナーカラーが揃う戦隊となった(当時としてはゴールドの戦士もマイナーな部類であった)。
特にキョウリュウネイビーが登場するまで、クワガライジャーが唯一のネイビー戦士であり、彼に続くネイビー戦士を登場させるというブレイブな功績を打ち立てた。しかもグレーの戦士はキョウリュウグレーが最初で最後である。ブレイブにも程があるッ!
最終的に、スーパー戦隊シリーズの歴史の中で5つのブレイブな記録を打ち立てた。
- 一戦隊での追加戦士・番外戦士の登場色数が五色(※デスリュウジャーをカウントすれば六色)
- 戦隊メンバー数最大の10人構成(※Vシネマでさらに+1)
- 変身したメンバー数最大の14人(※Vシネマでさらに+6)
- 千葉繁がキョウリュウバイオレットに歴代最高齢(59歳)で変身→山下真司(62歳)が2代目キョウリュウシルバーに変身し記録を塗り替える
- 三条陸がTV本編全話と全映画の脚本を一人で執筆達成
そしてVシネマにて6つ目まで確立する。
- TV本編時点での戦隊による次世代交代の期間が一世紀
世代交代をする戦隊は『ギンガマン』、『シンケンジャー』など幾つか存在するが、次世代込みでスーパー戦隊としてカウント及び登場するのは『ダイレンジャー』と本作のみ。『ダイレンジャー』は交代まで50年を必要としているのでその倍を更新した事になる。
ただし2は『キュウレンジャー』の12人(そもそも初期メンバーだけで9人)、4は笹野高史(67歳)がアカニンジャーに変身した事で後に更新されることになるが。
そんでもって、最終的な玩具全体の売り上げでもブレイブな数値を叩き出した。
年間通算売上、なんと144億円。
これは『オーレンジャー』に次ぐ歴代二位の売上額。
おそらくは2000年以降のシリーズのなかでも、最高額を記録(2位は『ハリケン』136億、3位『ゴーカイ』130億)。第3四半期(10月から12月)の時点で前作の年間通算売上を上回っていたりする。
ブレイブな関連イラスト
ブレイブな関連動画
ブレイブな関連タグ
恐竜大戦争アイゼンボーグ:同じく後年になってから本来の制作とは関係ないところからの出資で新映像が制作された特撮作品。奇しくも恐竜がテーマなのも一緒である。
王様戦隊キングオージャー:スーパー戦隊シリーズ第47作。レッド(ダイゴ)の愛称がキングのこちらに対し全員が文字通りのキング。更に第2部(第32、33話)でキョウリュウジャー5人のゲスト出演(ダイゴとウッチーは声のみ)が決定した。
特命戦隊ゴーバスターズ → 本作 → 烈車戦隊トッキュウジャー