解説
重いものを持った時などに生じる腰痛の事。
「急性腰痛症」の俗称であるが、特にその内の「筋性腰痛症」や「ファセットペイン」(腰椎椎間関節捻挫)を指す事が多い。
一瞬のうちに走る激痛はグキッという効果音や集中線、ベタフラッシュで表現される。
無理な体勢で物を持とうとしたり、重すぎる荷物を持ち上げようとしたりすることが直接の原因だが、加齢による筋力の低下や運動不足が遠因となっている。
逆に「軽いから平気平気♪」と油断した所をやられる場合もあるので、物を持ち上げる際は常に気を引き締めてかかった方が良い。
欧米では「魔女の一撃」(Hexenschuss)とも呼ばれる。
回避するには
荷物を持ち上げるときは上からクレーンのように持ち上げるのではなく、しゃがんでから太ももを使って持ち上げること。こうすると腰だけに負担がかからない。人体の中で最大の筋肉が荷物と腰を支えてくれるからだ。
可能な限り早く正しい動作を身につけておこう。「ついうっかり」で腰をやってしまうケースが非常に多い。