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ラッキューロ

らっきゅーろ

ラッキューロとは、「獣電戦隊キョウリュウジャー」に登場するキャラクターである。
目次 [非表示]

「僕の名前はラッキューロ!キャンデリラ様の直属の部下で、楽しみの密偵だよ~ん!」(ブレイブ4)


データ編集

身長192cm
体重156kg
成分楽しみ、だるんだるんボーダー、らくがきポンチョ、麻布ぬいぐるみ等
配合ぽんぽんポーチ、スクスクジョイロ、シュクシュクボール、スト楽バリウス、ユートピアニカ、ピカピカハンマー、シャバダバット、らったったランタン、甘えん棒つきキャンディー、『らぶbeボールタッチダウン』全巻
特記事項しかしもカカシもないなと、楽しみの密偵も子供の笑顔について考えてみた♪
CV折笠愛
スーツアクトレス神尾直子
誕生日10月31日

概要編集

デーボス軍喜びの戦騎キャンデリラの直属の部下。継ぎ接ぎしたぬいぐるみのような外観で、一見「戦隊ものの敵幹部」とは思えない容姿をしている。マスコット風な容姿は本人も自覚しているようで、ブレイブ19でデーボ・キャワイーンに対し「かわいい系の大先輩」を自称している。

一人称は「僕」で、少年の様な口調で喋る。

口癖「ラッキュー!」「アンラッキュー!」。ただし真似されると怒る。


密偵として人間社会の情報やデーボモンスターの材料の収集を行っているが、役割に反して何でも楽しむ怠惰な性格でありしばしばサボる事も。

地位としては戦騎達より下な上にその様な性格だが一応幹部である為、デーボモンスターを生み出す権限を持っている。


腹部のガマ口には、「スクスクジョイロ」と呼ばれるハロウィンカボチャを模したようなジョウロが収納されており、これに入っている「復元水」をかけることで、デーボモンスターやカンブリ魔を巨大化させたり、壊れた道具を復元する事ができる。要するに本作の巨大化担当。

この能力はデーボス軍では重宝されており、キャンデリラ以外の戦騎達の作戦にも度々協力させられている。


他にもこのガマ口には、復元水を吸い取り巨大化したデーボモンスター達を等身大に戻す「シュクシュクボール」とそれを打つパチンコ氷結城のカオスと連絡を取るための電話、そしてなぜかオタマ等の調理器具も入っている。なお、取り出すときの彼の口ぶりや効果音は完全に某ネコ型ロボットのオマージュ


キャンデリラが歌う際にはゾーリ魔と共にバイオリンやピアニカによる演奏も担当している。エンドルフに渡されたばかりの楽譜を完璧に演奏していた辺り腕は良い模様。


戦闘力については可愛らしい外見から弱いと思われがちだが(実際弱い方ではある)、ブレイブ4で生身でも戦闘力の高いアミィを圧倒しているシーンがあるため、ある程度は戦える模様。更にブレイブ20ではデーボ・タナバンタ、キャンデリラと力を合わせて3vs1とはいえキョウリュウレッドをも圧倒した。やればできる子。


キャンデリラ直属の部下ではあるものの、彼女の支配欲が薄いことも手伝って(キャンデリラとの関係も姉弟や友達に近い)、巨大化能力を買われほぼ全員の戦騎達にコキ使われている。そのため、出動回数は幹部の中では最も多い。

それに不満を言うことはしないので忠誠心自体はあるのだが、隙あらば楽ばかりしようとするサボリ癖はデーボス軍では問題視されている。


作中での動向編集

ブレイブ14では百面神官カオスの考えで誕生したデーボ・キビシーデスによる虐待同然のスパルタ教育で調教されるハメに……。


またブレイブ19ではアイガロン配下のデーボ・キャワイーンによって子分同然に扱われた挙げ句持ち物のスクスクジョイロを奪われてしまったり、ブレイブ40ではデーボ・カントックから始終大根(大根役者の意)呼ばわりされ上司扱いをされてないと何かと不憫な幹部でもある。


デーボス軍とキョウリュウジャーの第一次決戦が行われたブレイブ24では、ラッキューロのみが唯一無傷で行動できる幹部となってしまう(復活したデーボスとカオスとドゴルドバクレツキョウリュウジンに敗北して消息不明、アイガロンは自爆、ゼツメイツは全滅、そのショックでキャンデリラは寝込んでいた)。続くブレイブ25では「仲間たちの復讐」のためにたった1人で氷結城でデーボ・アックムーンを生み出し、キョウリュウジャー全員に悪夢を見せ続けて散々苦しめた。普段は散々いじめられながらも、強い仲間意識を持っていたことが描写されている。

そしてアックムーン敗北後は完全復活した幹部たちと合流。この時ラッキューロは初めてカオスに褒められた


ブレイブ30ではガーディアンズの秘石を奪い取るため、盗みを得意とするデーボ・ドロンボスを生み出そうとするも「宝物が好きなモンスターといえばデーボ・ザイホーン」というアイガロンの横槍により、頭がザイホーンで体がドロンボスのデーボ・ザイホドローンができあがってしまう。しかも人格は宝物好きなザイホーンの方だったのて、生み出した意義も薄れてしまった。

仕方なくザイホドローンを引き連れて、「コスプレ」という体でパーティーに参加し秘石を手に入れようとするが、参加者達の雰囲気につられて目的を忘れ思いっきりイベントを楽しんだ

当然カオスにはブラスティック教鞭でお仕置きされた。


ブレイブ37ではドゴルドから「残った幽霊モンスターをかき集めろ」と命令されて探している最中にアックムーンを見つけたのだが、彼のそばにキビシーデスとスポコーンという苦手なモンスターがいたためドゴルドに報告する事もなく任務を放棄した



また、人間社会を調査する傍ら人間文化にのめりこんでいて、暇さえあれば『少女こずみっく』という少女漫画誌を読んでおり、ブレイブ14ではこのこずみっくの最新号を読みたいが為に途中まで成功していた作戦を台無しにしてしまうという大失態を犯してしまった。その場から持ち出すという考えは彼の頭にはなかったようである。

こずみっく連載陣の中では青柳ゆう(津古内真也)作の漫画『らぶタッチ』(らぶbeぼーるタッチダウン)の大ファンで、「オッキー☆LUCK」と言うペンネームを使って大量のファンレターを送っていた上、「病気で外に出られないがどうしても先生に会いたい」と、人間のふりまでしており完全にデーボス軍の使命を放棄している


その青柳先生が出たブレイブ38では「読者のイメージを崩さないため」と彼の依頼で代役としてやって来たアミィと一触即発になりかけたが、同じく青柳先生のファンであるアミィからも「筋金入りのファン」として認められ、何より青柳ゆうの色紙を嬉しそうに眺めている彼の姿をみて「人間が絶滅したららぶタッチの続きが読めなくなる」「(ファン=ラッキューロの為に)私に代役を頼んでまで感謝を届けようとした青柳先生の優しさを忘れないで」と優しく諭されていた。

その後、彼なりの反抗かコタツの中でわざといじわるな子を演じて「らぶタッチを毎号巻頭カラーにしてください」「一度300ページ書いてください」とわざとアンケートハガキに書いていた。


ブレイブ40では「喜美子(キャンデリラ)の母」として人間体を披露したが(演者は担当声優の折笠氏)、これはカントックの能力によるもので本人にその力はない様子。


ラッキューロはカオスや一部のデーボモンスターからは明らかに見下されていたが、その能力の重要性は誰もが理解はしていた。

ところが、終盤では新たな巨大化方法(デーボスの超増殖細胞を使った方法で、復元水は不要)が確立された上に、集める感情が全て完全に揃ったため、ブレイブ44にてカオスから解雇通告を受けてしまう(解雇の意味を知らなかったのか蚕のことだと思っており、カオスから「人間の言葉で言うならば君はクビだ」と言われた事でようやく理解した)。


ブレイブ45以降は氷結城から家出し森の中でいじけていた。

用無し扱いされたショックが余程大きかったのか、自身を心配して追ってきたキャンデリラの言葉にも自暴自棄な態度を取る程荒んでいた。

そこへ傷つきながらやって来たアイガロンから「自分達の命が狙われている」事を聞かされ動揺、状況を把握できないまま新たな戦騎アイスロンドからキャンデリラやアイガロンと共に逃走する。

その後アイガロンの命懸けの行動と偶然鉢合わせたキョウリュウジャーの奮戦によりアイスロンドは撃破され、残された彼とキャンデリラはアイガロンの最期を見届けた上でノブハルイアンの説得を受け、デーボス軍からの完全離脱を約束する事となった。


ブレイブ47では物陰からキュウリュウジャーとデーボス軍の地上と地獄の同時決戦を目撃し、何処かへ行く。そして最終回では自身の能力を利用して生きたままキャンデリラと共に大地の闇に侵入。トリン鉄砕ラミレスの大地の闇の破壊に貢献したのだった。

最終決戦終了後はキャンデリラ共々自分達の今後に迷っていたが、母親とはぐれて泣いている女の子にキャンディーを渡し、その子が笑顔になったのを見て「あ~、やっぱ泣いてるより笑顔の方がいいッスね!」と、「人間のために働く」ことを始めるのであった。


王様戦隊キングオージャー』にもサプライズ登場。声はもちろん折笠氏。

本作では未来から来たプリンスの仲間としてキャンデリラと共に彼が立派な戦士になれるよう応援し、見守っている。王様戦隊との交流ではリタに「もっふんに似ている」と好意を抱かれ、「らぶタッチ」の推し活布教をする傍らでもふられる。戦闘時は凛々しく戦うリタに魅了され、「惚れてもいいっすか?」とこぼしていた。またこの際漫画のコレクションを、避難生活を送る子供たちに開放・提供している。

ちなみにキャンデリラはヒメノと交流。


後日談の『帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー100YEARSAFTER』では「賢神見習い」として登場。キャンデリラのサポートに回るが、罠にあっさり引っ掛かったり癖でスクスクジョイロを使おうとしたりと性格は相変わらず。

相変わらず「らぶタッチ」のファンだが、少々懐古厨気味。


なお、大阪南港ATCで開かれたイベント「3大特撮ヒーローフェスティバル」の展示ではバルタン星人さそり男同様になぜか投獄されていた。一体彼が何をやらかしたというのか…。


余談編集

キャラデザインのモチーフは、トランプのダイヤと「オズの魔法使い」の脳の無い案山子。

設定上の性別は男性だが、その言動や中性的とも言えるフォルムから、演じる折笠氏はスタッフの説明を受けるまで女の子だと思ってアフレコしていたらしい。

折笠氏や竹本監督からは「夏休みの宿題を31日にやる子」と形容されている。


また人間態が長らく披露されなかったのは、折笠氏とキャンデリラ役の戸松遥氏とでは実際に親子ほどの年齢差があるため、ブレイブ40のような設定でない限り演者とキャラクターで違和感が生じるためと思われる。



なお、ジョウロがカボチャを模している為、実はハロウィンがモチーフなのでは?という説があるが、真偽は不明。しかし、誕生日が10月31日と設定されていたり、『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』のハロウィン限定ガシャではレアリティがLEGENDのカードとして登場、背景もまんまハロウィンであったりと公式側も少なからずハロウィンを意識している節がある。

ちなみに、同ゲームでは彼はキョウリュウジャーのグリーン担当という扱いで、必殺技は「次まで待てないよぉ!」(内容は少女漫画誌こずみっくを読んで次号の展開に胸躍らせるというもの)という攻撃と防御をアップさせるバフスキルとなっている。


現実で行われたキャンペーン「ラッキュー!ガシャポン大作戦」では、彼の帽子がキャンペーン商品としてプレゼントされるというブレイブ極まりないことが起きた。敵幹部であるにもかかわらずグッズを出すなんてどういうことなの…

更には2015年10月31日番組終了2年後にもかかわらずラッキューロの誕生日記念に彼のソフビがプレミアムバンダイで発売そして予約した人の中から抽選で3名様に彼の帽子がまたプレゼントされるというブレイブを超えた何かが起こった。

そのことから彼の人気は根強いものになっている。


折笠氏はスーパー戦隊シリーズにおいては、以前に『パワーレンジャー・イン・スペース』及び『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』でカローン〈『イン・スペース』では敵役のアストロネマ、『ロスト・ギャラクシー』では2代目ギャラクシーピンクレンジャー〉の吹き替えを担当した経験がある(ちなみにキャンデリラ役の戸松氏も『パワーレンジャー・ミスティックフォース』でマディソン・ロッカ〈ミスティックブルーレンジャー)の吹き替えを担当した経験がある〉。



関連イラスト編集

ラッキューロちゃんかわいいラッキュー!


関連タグ編集

獣電戦隊キョウリュウジャー デーボス軍

キャンデリラ スクスクジョイロ


クレオン6年後の恐竜戦隊と対峙する戦闘民族ドルイドンの協力者。見た目や顛末が非常にラッキューロと似ている。ただし、クレオンはラッキューロとは異なり残虐な一面が多く見られる。

ソノザ9年後の戦隊に登場する脳人の幹部。彼も人間が書いた漫画のファンである。

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