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概要編集

星獣戦隊ギンガマンのリメイク作。


第1作目「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」から続いた世界観はこれが最後となる。


この作品から主要人物も毎年変わり、本作はほぼアメリカオリジナルのSF寄りの設定だが、一方で「ギンガマン」の要素が全て排除された訳でもなく、序盤の展開やギンガの森を下敷きにしたミリノイ星の設定など原作をリスペクトしている箇所も見受けられる。

なお、第38話ではビーファイターカブトから暗黒合成獣トカスズラがロジョモン名義で登場した。


作中に登場するテラ・ベンチャーの警備隊員が「まんま『スターシップ・トゥルーパーズ』の機動歩兵に似たデザイン」であるためネタにされる事があるが、実際、同映画の撮影で使用されたヘルメットとアーマーが流用されている。


本作から「前作の戦隊との共演」が導入され、一部の作品を除き恒例となった。


監督には原作ギンガマンの担当者である田崎竜太氏も参加。プロデューサー曰く「日本式で作って欲しい」と頼まれたとの事。


また田崎氏は自身が担当した回のみディレクターズ・カット版の映像が放送され、日本語吹き替え版では原作でも演じた俳優が声を演じている。


登場人物(味方)編集

()内は日本名。

マイクの弟。テラ・ベンチャーのメインクルーでは無かったが、老婆の言葉によって密航を決意。警備隊に紛れ込んでテラ・ベンチャーに潜入した。日本語吹き替え版で演じたのは原作でヒュウガを演じた小川輝晃氏。

元々はメガシップ博物館のメカニック。ミリノイ星に向かうためにメガシップを起動させようとするカイと出会い、無理を承知で起動を手伝う。吹き替え版では「だっての」が口癖。

吹き替え版キャストは小野塚貴志氏。

テラ・ベンチャーのメインクルーの1人。軍人一家の出身で生真面目な性格。初期はレオに対抗意識を持っていた。料理が得意。吹き替え版はギンガレッド/リョウマを演じた前原一輝氏が演じている。

ミリノイ星の住民だったが、スコーピウスの攻撃の影響で月にワープし、助けを求めた。ミリノイ星と地球の文化の違いにより、仲間とトラブルを起こすこともある。一人称は「マヤ」。

吹き替え版は『電磁戦隊メガレンジャー』でメガイエロー/城ケ崎千里を演じた田中恵理氏が演じている。

  • ケンドリックス・モーガン(初代)→カローン(2代目)/ピンクレンジャー(ギンガピンク)

(初代の解説)テラ・ベンチャーのメインクルーの1人で眼鏡っ娘。頭が良く、ギャラクシーブックの翻訳などをしている。中盤サベージ・ソードを叩き折るが、その時に放たれたエネルギーで肉体が消滅して死亡。しかし彼女の魂は形見のサーベルに宿り・・・

吹き替え版キャストは松岡由貴氏。


(2代目の解説)アンドロス(前作のレッドレンジャー)の妹。アストロネマ時代の事を悔やみ、罪滅ぼしとしてケンドリックスのサーベルをオニックス星の競売所から盗み出してレオ達に届けようとしていたが、その最中にピンクレンジャーになり過去の自分と決別することに成功した。


最終決戦後はサーベルを本来の場所に戻した事によりケンドリックスが蘇っている。続編の『パワーレンジャー・ライトスピード・レスキュー』ではケンドリックスが再びピンクレンジャーとなり、トラキーナと戦っている。

吹き替え版キャストは折笠愛氏。


レオの兄。元々は彼がレッドレンジャーになる予定だったが、ミリノイ星を脱出する際に、弟にサーベルを託して地割れの中へ消えていったが、後にマグナ・ディフェンダーに取り込まれ利用されてしまう。彼の死後はサーベルを託され、新たなマグナ・ガーディアンとなった。ちなみに変身アイテムがダイレンジャーのオーラチェンジャーである事は突っ込んではいけない(もっとも、当の「ダイレンジャー」が当時「キバレンジャーのスーツのみを流用した」ために、当時は「日の目を見る事すら無かった」初期メンバーの5人の変身アイテムが「浮いていた」ために使われたという節もある。また、後に原典にもあった別アイテムに変更になったケースを含め、変身用アイテムが別の物になる例が幾つか登場する)。

日本語吹き替え版では土田大が演じており、レオを演じた小川氏とはカクレンジャー以来の共演となる。


マグナ・ディフェンダーは海外名称であり、日本名称は上記と同じマグナ・ガーディアン。3000年前に「オリオンの光」を放ち、力を消耗していた所をシントーに襲撃され、大地の裂け目に落ちて封印されていた。その後、地割れから落ちてきたマイクを取り込み復活。手段を選ばず、パワーレンジャーとも戦った。息子の魂により正義の心が残っていた事を知ってテラ・ベンチャーの爆発を自ら犠牲になる事で阻止。その後、魂として息子・ゼータと共にマイクの元へ現れ、彼に力を託す。

吹き替え版キャストは佐々木誠二氏。


登場人物(敵)編集

(原作では宇宙海賊バルバンと戦うが、本作は敵組織が2つに分割されている。)


  • スコーピウス

宇宙昆虫軍団の支配者でトラキーナの父。イモムシとサソリを足したような外見をしている。

デビオットに騙され、パワーレンジャーと戦わされる形で死亡。

吹き替え版キャストは谷昌樹氏。

なお、宇宙昆虫軍団と名がつく通り、構成員は原作のサンバッシュ魔人団が中心だが、ブドー魔人衆イリエス魔人族といった昆虫モチーフでない奴らも含まれる。マスクド・ライダーでも怪魔戦士がインセクティボーア(昆虫怪人)とされていたりと海外作品ではよくあることである。


  • トラキーナ

スコーピウスの娘で我侭な性格で、戦闘能力も皆無に等しかったが後にビラマックスと出会いで剣術を鍛えられる。直後に父が倒された事により新たな支配者となる。

最初は人型の姿をしていたが、終盤にスコーピウスの繭に入る事でグロテスクな姿になった。

吹き替え版キャストは朝倉佐知氏。


  • フリオ

どう見ても電磁戦隊出てきたラスボスだが、設定は異なる。ミリノイ星を襲撃してサーベル奪取を図るが、失敗。最終的に見限られて逃亡した後、レオと戦い自爆した。

吹き替え版キャストは高橋翔氏。


フリオの後任で、マグナ・ディフェンダーとは3000年前からの宿敵。オリオンの光を手に入れることに成功するが、トラキーナの策により濡れ衣を着せられて投獄され、自らの疑いを晴らすために脱獄してレンジャーと戦うが敗北した。彼らのモチーフは魚介類だが、所属は昆虫軍団である。

吹き替え版キャストは長谷部浩一氏。


スコーピウスの右腕になりたいと現れた謎の男。しかし実態はスコーピウスに代わり、宇宙の支配者にならんと企んでいる。

吹き替え版キャストは風間勇刀氏。


オニックス星の酒場でトラキーナと出会い、彼女を鍛え上げた。自称「トラキーナのナイト」。原作のサンバッシュと比べると銃を使わず剣を使う、正々堂々と戦う性格となっている。

吹き替え版キャストは斉藤次郎氏。


ビラマックスの相棒でスコーピオン・スティンガーのメカニック。

吹き替え版キャストは飛鳥井豊氏。


  • 戦闘員スティング・ウインガー

宇宙昆虫軍団の戦闘員で飛行能力を持つ。虫をモンスター化したものである。


ロストギャラクシーの支配者。武器は左腕に装備された鍵爪と大砲。迷い込んだ宇宙船の乗組員達を捕らえて奴隷として使役し、宝石を掘り出していた。冷酷な性格で失敗を許す心はない。

吹き替え版キャストは諸角憲一氏。


バウンティーの部下。大斧が武器。

吹き替え版キャストはスコーピウスと同じ。


バウンティーの部下である魔女。高い魔力を持つ。

吹き替え版キャストは喜田あゆ美氏。


宇宙海賊の戦闘員。剣が武器。


本作オリジナルのレンジャー達の装備・ロボ編集

  • ギャラクティック・スピーダー

5人の乗る小型宇宙艇で、ファンタジー戦隊であった原典とは大幅に異なる作品である事を認識させられる。


  • アストロサイクル

ギャラクシービーストをモチーフにしたバイクで、男性陣が乗用する。

玩具版のみマグナ・ディフェンダーの乗るマグナ・ローターというマシンがあるが、デンデンローラーのリデコ品である。


  • アストロ・ギャラクティック ・メガゾード

玩具版のみ。見た目は黒いギャラクシーメガとなっている。



関連タグ編集

星獣戦隊ギンガマン

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