概要
『電磁戦隊メガレンジャー』のリメイク。
マイティ・モーフィン・パワーレンジャーから続く第一期パワーレンジャーシリーズ完結編ともいうべき作品。
前作『パワーレンジャー・ターボ』が成績不振で全45話の予定が43話に短縮され、シリーズの終了がほぼ決定していたのだが、本作がヒットした影響で継続が決定した。
東映とサバン・エンタテイメントの連帯不足の影響でサバン側がメガレンジャーを宇宙を舞台にした作品と誤解してしまい、戦闘シーンは殆どがアメリカ側で撮影され、本家メガレンジャーの戦闘シーンはあまり使われなかった。敵の侵攻シーンはマシン帝国バラノイアの映像が多用されている。
レッドレンジャー用の強化アーマーが登場したのも本作からである。
パワーレンジャー
- アンドロス/レッドレンジャー(メガレッド)
吹替え:保志総一朗
惑星KO-35出身の宇宙人。テレキネシス等の超能力が使える。
1人で戦う事に拘っており、当初は5人で戦う事を拒んでいた。と言うより、ターボでの戦力を失ったにも拘わらず、4人が共闘を申し出た事を無謀と感じた為。アルファ6の説得で共闘する事にはなったが、長らく1人で戦って来た事もあって、5人で戦う事に意義を見出せずにいた。
それ以前に彼の戦闘力は歴代戦士と比較しても飛び抜けて高く、コンディションが万全であれば、幹部クラスの敵をタイマンで追い詰める程。この事からも分かる様に敵勢力にとっては1番の脅威と見なされている。作中の強さからあちら側のファンからは未だに最強候補として挙げられる事が多いらしい。
中の人は後に日本一の喧嘩番長を演じており、こちらも最強クラスの人物である。
- カルロス・ヴァラーツ/ブラックレンジャー(メガブラック)
前作『ターボ』のグリーンレンジャー。損な役回りが多い。
- T.J.ジョンソン/ブルーレンジャー(メガブルー)
前作『ターボ』のレッドレンジャー(レッドレーサー)で、チームの事実上のリーダー。
- アシュレー・ハモンド/イエローレンジャー(メガイエロー)
前作『ターボ』のイエローレンジャー(イエローレーサー)。アンドロスと恋仲に。
- キャシー・チャン/ピンクレンジャー(メガピンク)
前作『ターボ』のピンクレンジャー(ピンクレーサー)。思い人のファントムレンジャーとの再会もあった。
- ゼイン/シルバーレンジャー(メガシルバー)
アンドロスの相棒で、同じ惑星出身。
宇宙最強ともいえる実力を持っており、怪我が原因で昏睡状態に陥っていたが中盤で覚醒した。
吹き替えの松風雅也は、本家メガレンジャーで並樹瞬/メガブルーを演じた。
敵
- ダークスペクター
吹替え:岸祐二
悪の帝王で、これまでに登場した全ての悪の組織を束ねる。
オリジナルキャラだが、後半の悲惨な末路から、原作のジャビウス一世に相当するポジション。
スーツは前作映画のマリゴルからの流用で、作中でディバトックスから間接的に言及されている。
- アストロネマ
悪の女王。自分の家族をパワーレンジャーに殺されたというウソの情報を吹き込まれていた。
その正体はアンドロスの生き別れた妹カローン。後にパワーレンジャーたちと和解した。
しかし、洗脳で完全な悪(シボレナ似の外見)とされてしまい、終盤でダークスペクターがダーコンダの反逆で崩御した為、本作のラスボスとなる。
次作後半ではピンクレンジャーに変身。
- エクリプター(ユガンデ)
アストロネマの育ての親で、彼女を実の娘のようにかわいがっている。
宇宙征服には興味がなく彼の行動原理は全てアストロネマが第一である。アストロネマが改心したときに脱走を支援したため、アストロネマ共々洗脳され悪の戦士にされてしまった。
- エルガー(副長ゼルモダ)
前作『ターボ』にも登場。
ダークスペクターの命令でアストロネマの手下となった。
- ダーコンダ(ギレール)
悪の賞金稼ぎで、宇宙一の情報通を自称。カローンを誘拐し、最終的に死に至らしめた張本人。
エクリプターを取り込んでダークリプター(ギガギレール)になった。
パワーレンジャー、ダークスペクターの双方に実害を齎しており、カローンを誘拐した事が引き金で兄妹同士の殺し合いでもある最終決戦、ダークスペクターを破滅に追いやっている。所謂全ての元凶。
- サイコレンジャー(邪電戦隊ネジレンジャー)
原作同様自分と同じ色のレンジャーを倒すようプログラムされており、目的のためなら仲間の作戦を邪魔することもある。
劇中で一度倒されたが、次回作『ロスト・ギャラクシー』にて復活した。
ダークスペクターのエネルギーを吸収しており、戦う度にダークスペクターは弱まっていく。
- リタ・レパルサ
- ロード・ゼッド
- ゴルダー(グリフォーザー)
- マスター・ヴァイル(妖怪大魔王)
- キング・モンド(皇帝バッカスフンド)
- クイーン・マシーナ
- プリンス・スプロケット(皇子ブルドント)
- クランク&オープス
- ディバトックス
- ライゴグ(総長ガイナモ)
- ピラナトロン
最終回で奇跡の光を浴びて殆どが消滅(もしくは生死不明)したが、リタ・レパルサ、ロード・ゼッド、ディバトックスは悪の心を浄化され、人間として生き残った。
そしてリタは約20年以上先の未来で・・・
- クァットロン
ロボットという設定であり、ヴェロシファイターという戦闘機を操る。
一方のクネクネはアストロメガシップ内のシミュレーションルーム内の仮想敵(バーチャルの存在)として登場、とあるエピソードにおいて実体化しレンジャーを苦しめる。
その他
- ジャスティン・スチュワート/ターボブルーレンジャー(ブルーレーサー)
前作『ターボ』のブルーレンジャー。
- アダム・パーク/MMPRブラックレンジャー(マンモスレンジャー)
脱退を考えていたカルロスを導いた。
放送局が同じ繋がりでゲスト出演。
アストロネマに洗脳されたが、洗脳解放後は共闘した。
かつて地球の平和を守った異星のパワーレンジャー。
- ゴールドレンジャー(キングレンジャー)
- ファントムレンジャー(VRVマスター)
- ブルーコマンダー(シグナルマン)
ファントムレンジャーと戦う。
- ゾードン
現在は悪の勢力に捕らえられている。
- アルファ6
メガゾード
- アストロメガゾード(ギャラクシーメガ)
母艦アストロメガシップとスペースシャトルアストロメガシャトルが合体した巨大ゾード。
- デルタメガゾード(デルタメガ)
- アストロ・デルタメガゾード(スーパーギャラクシーメガ)
人型ゾードメガV1、スペースシャトル型のメガV2、ロケット型のメガV3、円盤形のメガV4、戦車型のメガV5が合体した巨大ゾード。
メガウインガーの翼と合体することでメガウィンガー・ボイジャーとなる。
原作名をそのまま採用した巨大ロボ。
シルバー用ゾード。人型と戦闘機型に変形が可能。
こちらも原作名をそのまま採用。
- メガタンク
- シルバータイタヌスキャリアゾード