データ
所属 | マシン帝国バラノイア(皇太子) |
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一人称 | 僕 |
CV | 関智一 |
概要
マシン帝国バラノイアの皇太子で、皇帝バッカスフンドと皇妃ヒステリアの息子に当たる。
両親と比べずんぐりむっくりとした二頭身の体型が特徴であるが、父親とはボディの構造をほぼ同じくしている。
目は凸状のカメラアイとなっており、驚いた際に飛び出す他ビームを出すこともできるが、いずれも成長してからは使われなくなった。
性格は非常にワガママで、かついたずら好きな一面も持ち合わせている。また人間をおもちゃ同然の遊び道具としか思っておらず、未だ幼いが故の無邪気さも相まって時に冷酷な作戦を立案することもある。他方でガンマジンを騙してオーブロッカーを破壊しようと目論んだ際、口を滑らせてその目論見をバラしてしまった挙句に居直る素振りを見せたため、彼の怒りを買ってお仕置きを食らう(第38話)等、詰めの甘い部分も時に見られる。
以上のような性格や幼さ故に、「心を持たないマシン」であるにも拘らず両親に輪をかけて感情表現が豊かな方でもあり、バッカスフンドと共に人間の女性のグラビア雑誌にうつつを抜かすという、マシンにあるまじき行為に及んでヒステリアをひどく憤慨させている(第23話)他、両親のイチャイチャしている様子を見て呆れた素振りを見せる事もある(第10話)。またOVではオカルトに傾倒してオンブオバケを作り出し、自身をいつまでも子供扱いするバッカスフンドを越えんとすべく挑戦した事もある。
物語後半、バッカスフンドがオーレンジャーとの直接対決の末に敗れた後、その後釜に収まらんとボンバー・ザ・グレートが台頭するようになると、ヒステリアと共に冷遇された末に皇位継承を賭けた決闘を余儀なくされ、ボンバーからの一方的な攻撃の前に爆散するという、悲惨な最期を遂げるに至る。
残された遺骸の一部である頭部は、ヒステリアと共に宇宙に追放されたものの、流れ着いた先で辛うじて生き延びていたバッカスフンドと再会、彼に残されていた最後のエネルギー(ヒステリアのエネルギー込)を受け、強化再生と成長を果たすことととなる(バックスフント曰く「頭部には傷一つついていない」ため、再生可能だったらしい)。
家族構成
バッカスフンド:父親
ヒステリア:母親
備考
名前の由来は冥府の神プルートウ+ブルドッグ。デザインを手がけた阿部統によれば、アメリカ映画に登場する「主人公の隣に住んでいる金持ちで嫌な男の子」がイメージされているという(『百化繚乱[下之巻]』より)。
CV担当の関は、前年の『ブルースワット』へのゲスト出演を経て、本作が東映特撮並びにスーパー戦隊シリーズでの初レギュラー出演となった。
アフレコに際しては、「スネ夫っぽく」と指示を受けてスタジオに入ったというが、本作にはアチャ役として、当時スネ夫を演じていた肝付兼太も出演しており、奇しくも新旧のスネ夫役が共演する格好となった。
このブルドント役としての出演を皮切りに、翌年以降も『激走戦隊カーレンジャー』(HHデーオ役)、『電磁戦隊メガレンジャー』(ビビデビ役)と、本作を起点にスーパー戦隊シリーズへは3作連続で出演しており、このうちビビデビはブルドントとも非常に近いキャラクター性と声色となっている。
関連タグ
トラン:『鳥人戦隊ジェットマン』の登場人物の一人。敵組織に属する少年幹部、という点でブルドントとの共通項を有する一方、子供であるが故に周囲から侮られることへのコンプレックスを抱えるトランに対し、ブルドントの場合は子供であるという点を活かした作戦に及ぶこともあるなど、そのスタンスについては相違する部分も見受けられる
メギド王子:帝王の息子・クーデターにより一時失脚・新帝王となって復活しラスボスとなる・作中で結婚する等共通点が非常に多い。