「出来の悪い息子を持って、苦労なさっているようだから、見るに見かねて飛んでまいりました」(第8話)
演:香野麻里
概要
ジャシンカ帝国の幹部で帝王アトンの妹の娘。つまり先代帝王の外孫。王女の称号を許されていることから父親も王族と思われる。
メギドの従妹にあたり、ウサギのような黄色い丸い尻尾を4本持つ妖術使い。黒いハイレグレオタードに赤い外装を着用する。
第8話よりグランギズモに降り立ち、メギドと時には反目しあいながら、時には手を取り合いながら作戦を指揮するようになる。
「悪魔の鞭」や「シッポ鞭」と称す鞭に変形する、赤いバトンを武器とする。カー将軍曰く武将としての器量はメギド王子よりも上。背中にゼンマイを付けられて操られているかのように翻弄するといった様々な幻影攻撃や、「キメラ花隠れ」という瞬間移動を駆使する。
本作のお色気担当ともいえ、第29話では裸で水浴びをしているところをダイナブラックこと星川竜に服を盗まれてバスタオル一枚で基地に帰るはめになるという屈辱を味わった。
従兄のメギドとはしょっちゅう喧嘩していたが、実は内心お互い憎からず想っていたのか(コンビを組んで活動することも結構あった)、アトン死亡後彼が王位を継いだ際ジャシンカの「若き女王キメラ」となる。
その後の最終決戦でダイナピンクと激突し、すれ違い様に右肩を斬りつけられ負傷する。同じくレッドの一太刀で負傷したメギドから1人で地下へ帰るよう諭されるもこれを拒否して彼と運命をともにすることを決意。最後はダイナロボに破壊され燃え落ちるグランギズモの中でメギドと名を呼び合いながら死亡した。
余談
演じた香野麻里は、前々作『太陽戦隊サンバルカン』の二代目バルイーグル・飛羽高之を演じた五代高之の妻である。
垂れ幕状のミニスカート、パンスト足、下に着ているレオタードが部分的に露出している衣装デザインコンセプトはのちに「超新星フラッシュマン」のサラに踏襲された。
関連イラスト
関連タグ
マルチーワ:『超力戦隊オーレンジャー』に登場する悪の女性幹部。こちらも皇帝一族の身内であり、新たに即位した王と契り、最終決戦で共に果てた。