概要
有尾人一族ジャシンカ帝国の最高幹部・カー将軍が作り出す怪人の総称。
進化獣製造機「プログレッサー」に生命のスープ(大昔の地球の海に生命の元が誕生した時の状態を濃縮した物)を投入し、カー将軍の号令の元に動植物が選出され、プログレッサーが「地球に生命が誕生して以来、35億年の進化の過程を一気に辿り、更に未来へと進化させる」事で誕生する。
動植物をモチーフとし、名称は「〇〇(モチーフ名)+シンカ」で統一されている。
知性を持ち、人語を話すが、本作品の明るい作風もあり、コミカルな描写も多かった。
第33話で最後の進化獣・マンモスシンカが敗れた後、第34話以降は機械と生命体を融合した強化版が登場する。
巨大化
ダイナマンの必殺技「スーパーダイナマイト」を受けて敗北した際、「生命の危機に陥ると細胞が巨大増殖し、急速に進化する」という現象「ビッグバンプログレス」が発動し、「超進化獣」として巨大化する。
超進化獣時は両足が肥大化するのが特徴であり、サイシンカのように身体の一部が変形する事もある。
一覧
名前 | モチーフ | 登場話 | CV |
---|---|---|---|
カニシンカ | カニ | 第1話 | 西尾徳 |
サイシンカ | シロサイ | 第2話 | 依田英助 |
コウモリシンカ | エラブコウモリ | 第3話 | 西尾徳 |
サンヨウチュウシンカ | 三葉虫 | 第4話 | 依田英助 |
バクシンカ | ヤマバク | 第5話 | 丸山詠二 |
ヘビシンカ | ヘビ | 第6話 | 依田英助 |
カイメンシンカ | カイメン | 第7話 | 西尾徳 |
チョウシンカ | チョウ | 第8話 | 〃 |
サソリシンカ | サソリ | 第9話 | 依田英助 |
タコシンカ | タコ | 第10話 | 西尾徳 |
イルカシンカ | イルカ | 第11話 | 依田英助 |
ノミシンカ | ノミ | 第12話 | 〃 |
カエルシンカ | カエル | 第13話 | 丸山詠二 |
ゲンゴロウシンカ | ゲンゴロウ | 第14話 | 大宮悌二 |
ヤモリシンカ | ヤモリ | 第15話 | 西尾徳 |
シソチョウシンカ | 始祖鳥 | 第16話 | 依田英助 |
キョウリュウシンカ | 恐竜 | 第17話 | 西尾徳 |
エイシンカ | エイ | 第18話 | 依田英助 |
ヤマアラシシンカ | ヤマアラシ | 第19話 | 〃 |
イカシンカ | イカ | 第20話 | 〃 |
ワニシンカ | ワニ | 第21話 | 西尾徳 |
ネコシンカ | ネコ/ヤマネコ | 第22話 | 依田英助 |
ナメクジシンカ | ナメクジ | 第23話 | 〃 |
キツネシンカ | キツネ | 第24話 | 〃 |
ハチシンカ | ハチ | 第25話 | 〃 |
ヒトデシンカ | ヒトデ | 第26話 | 〃 |
セミシンカ | セミ | 第27話 | 丸山詠二 |
ヤブカシンカ | ヤブカ | 第28話 | 西尾徳 |
サボテンシンカ | サボテン | 第29話 | 丸山詠二 |
トゲアリシンカ | トゲアリ | 第30話 | 依田英助 |
カマキリシンカ | カマキリ | 第31話 | 丸山詠二 |
クモシンカ | クモ | 第32話 | 依田英助 |
マンモスシンカ | マンモス | 第33話 | 〃 |
余談
声の出演は東映悪役声優の大ベテランである西尾徳・依田英助・丸山詠二のほぼローテーションとなっている。
今程に声優がメジャーでなく、ノンクレジットが当たり前だった時代はこのような使い回しは当たり前だったが、それを懐かしむファンも多い。
当時話題だった「未来の世界で進化した」という動物を紹介した書籍『アフターマン』の影響が企画時にあったらしい。
ロボットアニメのメカデザイナーとして有名だった出渕裕氏、多忙な出渕氏の補助として同じくメカデザイナー・原田吉朗氏や特撮デザインのベテラン・渡部昌彦氏の3名によって今までにない洗練された怪人が誕生した。
関連タグ
科学戦隊ダイナマン 有尾人一族ジャシンカ帝国 メカシンカ
スーパー戦隊一般怪人の系譜
合成怪獣←進化獣/メカシンカ→宇宙獣士
※ 次回作の敵組織は等身大ではなく、巨大戦力である。