「血だ!血だ!人間の血だ!1日3000リッターは要る~!」
「俺に噛みつく奴があるか!慌てん坊め!」
登場話:第12話「狙われた血液銀行」
概要
カー将軍が創り出した進化獣の一体。巨大な後ろ脚と胴体を生やすことで人型に近づいた巨大なノミといった外見の持ち主で、噛みついて毒液を注入することで人間を「ノミ人間」に変える。地上人全てをノミ人間に変えることが使命。高い跳躍力を活かした「ノミ蹴り」、目を発光させて繰り出す爆撃「ノミ爆弾」、口からは針の「ノミシャワー」、炎を吐く「ノミファイヤー」を繰り出す。
巨大戦では神出鬼没の奇襲を仕掛ける「ノミ隠れ」、両目からの破壊光線「ノミ光線」を披露した。
毒素の原料となる人間の血液を確保すべく、血液銀行の輸送車等を次々と襲った。
ノミ人間になった人間は全身の肌が青く染まり、口部もノミを思わせる形に変化し、跳躍力もノミのように増す。また、ノミ人間に噛まれた人間もノミ人間となり、連鎖的に犠牲者を増やすことができる。
活躍
「後楽園ゆうえんち」にて人間を2人襲ったところで毒が切れてグランギズモに撤退、原料の血を確保すべくメギド王子の指揮下で輸送車を襲撃する。駆けつけたダイナマンをノミ爆弾で攻撃し、メギドの命でその場を撤退。輸送車だと足がつくため今度は病院から血液を奪い、医者や看護師、警官やひったくりをノミ人間に変えるも、理性なき彼等に自分が襲われるという事態に陥り、ダイナマンも駆けつけたためその場を逃走。
病院の血液保存室にシッポ兵と共に潜入し、ノミファイヤーで保管庫の扉を破って血液をしこたま摂取するも、中身はダイナマンによってワインにすり替えられており、完全に酔っ払ったままその場を逃走。
その後、酔いが醒めてエネルギーも回復したため、居合わせたイエローとピンクをノミシャワーの針に閉じ込めてメギド王子と共に始末せんとするも、5人揃ったダイナマンには敵わず、スーパーダイナマイトを叩き込まれて敗北する。
直後ビッグバンプログレスで巨大化する。ノミジャンプを活かしたキック、ノミ隠れを活かした体当たり、ノミ光線で ダイナロボを攻撃するも、最期は科学剣・稲妻重力落としを喰らって爆散した。
余談
デザイン画では、身長の半分を占めるほどに発達した後ろ脚が垂直に伸びて胴体から下のボディを形成するという、モチーフ元の体型を崩す事を控えた秀逸なデザインとなっているが、実際の造形では頭部にノミのボディの意匠を集中させ、それより下は人間に近い身体の構造となっている。