「メギド!よくぞ申した。よいか! 人間共を滅ぼし、有尾人一族の世界、ジャシンカ帝国を築くのだ!」(第1話)
「これまでは地球を征服した時に初めて、十本尻尾に到達できると思っていた。そしてこの身はジャシンカの神となり、超魔力が授かる。だが何という幸運、ついに十本尻尾になる方法が分かったのだ。余が十本尻尾になった暁には、その方達にも尻尾を増やしてやる」(第48話)
「黙れいッ!尻尾を侮辱するのは許さんッ!尻尾は我等の『命』だ!」(第50話)
概要
有尾人一族ジャシンカ帝国の最高権力者であり、メギド王子の父親。一人称は「余」。
容姿
9本の尻尾を持ち、角付きの兜を着用している。普段は居城のグランギズモの玉座に鎮座し、部下達に命令を送っている。第42話では、専用の寝所を有することや、シッポ兵の夜警をつけて普段着のまま玉座に座したまま眠る姿が描かれた。仮面のような顔をしているが、それが素顔なのか、仮面の下に本当の顔があるのかは不明。
能力
武器は左目から発射する光線「アトンビーム」や、幻影攻撃、尾の先端を光らせての爆破攻撃や、閃光等の強力な妖力を発揮する「帝王剣」。帝王剣は帝王の証でもあり、アトン以外の者が手にすると力を吸われた末に狂死する他、一度握ると人を斬るまで決してその手を離れない。
劇中での活躍
不老不死の力を得られるという「十本尻尾」になることを夢見ており、尻尾の数を増やすことができるレトロ遺伝子の存在を知った際はその入手に固執した。
しかし女将軍ゼノビアの策略によって自ら追放したメギドことダークナイトの策略にはまり懐疑心を強め、忠臣であったカー将軍が戦死。
第50話でダークナイトとの一騎打ちに挑み敗れ、十本尻尾になったゼノビアの死を目の当たりにした末、ダークナイトがメギドであったことを知り、彼から「十本尻尾になった瞬間、その者は(力に耐えられず)死ぬ」「尻尾の数に頼るのではなく、自ら鍛錬しなければ意味がない」ということをメギドに伝えられる。
同時に、父である自分を倒した息子の成長を見届け、王女キメラを介して後述の遺言で帝王の座と帝王剣をメギドに託し、爆散した。
「よいか、メギドに伝えよ、まさにメギドこそ、余の息子じゃったと。メギドのやり方でジャシンカを継げと!よいかキメラ・・・。これからは、お前達、若いもんの時代じゃ・・・二人で協力して、余のできなかった地上征服の事業を、成し遂げるのじゃ!よいな。頼んだぞ・・・ッ!」
余談
デザイン画での仮称は「ガイバ・オーム」。
デザイン画では顔出しが想定されていたが、造型ではマスクになっている。また、衣装はメギド王子との共通性や鎧的な軍装が意識されている他、バストアップの映像が多いことを想定して尾を孔雀の様に上方にまとめてデザインされている。
関連タグ
ヘルサターン総統、ヘドリアン女王、ゴーマ十五世、田豊将軍:ヒーローと一度も戦うこと無く最期を迎えた敵キャラつながり。
暴魔大帝ラゴーン/ネオラゴーン:中の人繋がりの戦隊首領。ただしこちらは(一時退場したものの)正真正銘のラスボスとして敵対するヒーローと直接対決に及んでいる。