「2万年にもわたる永き封印の恨み、今晴らす時が来た。我が暴魔百族を次々と甦らせ、今度こそ地球を征服するのだ!」(第3話)
概要
暴魔百族を束ねる一族の支配者。別名“暴魔神”。
人物像
外見
妖怪じみた本体と無数の腕や触手、そして怨念が居並ぶ不気味な雰囲気を醸し出しており、普段は「大帝の間」に鎮座している。
性格
威圧と暴力で部下達を支配する典型的な暴君で、無能な暴魔獣達には容赦しない。それ故に彼に反感を覚えて従わない暴魔達も多数存在しているが、その一方で一族の支配者として部下達を守らなければならないという責任感も持っているため、基本的には部下達からは慕われている。
能力
触手から暴魔再生巨大化光線を放つ。戦闘では伸縮自在な腕や無数の触手を用いて攻撃を仕掛ける。
経歴
今から2万年前に聖獣ラキアによってほかの幹部達共々暴魔城諸共封印されていたが、人間達が引き起こした環境破壊の影響で妖精達が絶滅したことで現代に復活した。
活躍
第39話においてヤミマルの策略で暴魔城に乗り込んできたレッドターボと壮絶な一騎打ちの末に『GTクラッシュ』を受け致命傷を負ったため、暴魔城と暴魔百族の命の源である“命石”を取り込み、初めて玉座から立ち上がると細身の人型をした戦闘形態へと変貌し、暴魔城から外に出ると共に巨大化。
ターボビルダーを破壊しようと動き出し、ターボロボを圧倒し、スーパーターボロボのスーパーミラージュビームの攻撃にも怯まない度の防御力を見せつける等の猛威を振るうが、最後は立て続けに援軍としてやって来たスーパーターボビルダーのスーパーターボビルダービームを受け、遂に倒された。
しかし完全には滅んでおらず、霊体としてワタリドリボーマことオヤクシャボーマの派遣を皮切りに異空間からターボレンジャーと流れ暴魔との戦いに干渉するようになり、徐々に力を蓄え第46話で遂に異形の姿で復活を遂げることとなる。
また第39話ではヤミマル達も命石を使い、暴魔城をターボビルダーに激突させようと目論んでいたが、終盤でターボビルダーの地下に大封印がある事実が判明した(ラゴーンもヤミマル達も何も知らずに大封印を破ろうとしていたことになる)。
余談
“大封印”に封印されている暴魔獣達の中にはラゴーンの別個体らしき存在が確認できる。
上記の通り後に姿を変えて復活するが、このラゴーンが80年代の最後に撃破されたスーパー戦隊シリーズの幹部怪人となる。
関連タグ
皇帝バッカスフンド:『超力戦隊オーレンジャー』の敵組織の首領で、こちらも同じくその独裁体制故に反感を覚える者が度々現れた。