流れ暴魔
ながれぼうま
流れ暴魔とは、人間と暴魔の間に生を受けた混血の者たちの呼称。
人でも暴魔でもないことから両種族からも迫害の対象にある。
故に少数であり、同族である流れ暴魔と出会う確率は限りなく低いらしい。
もっとも、本編の時代ではオマモリボーマ、カガミボーマ、ヤミクモボーマなど、古来よりこの流れ暴魔に忠義を尽くす暴魔獣もちらほらいたり、さらには暴魔蝙蝠ドラグラスという専用の守護獣まで存在してたりと、意外とその周りは充実している。
流れ暴魔ヤミマル / 流星光(ながれぼし ひかる)
(演:田中良典)
第14話より登場。「さすらい転校生」として、武蔵野学園の炎力達のクラスに勝手に転校してきた流れ暴魔。力をライバル視している。
2万年間、人間と暴魔双方から蔑まれてきた過去を持ち、どちらも滅ぼし、流れ暴魔だけの世界を創ろうという野心を持つ。
ラゴーンの敗北後からラゴーンが復活するまで、暴魔百族を実質的に支配する。
流星剣、流星銃、ヤミ手裏剣などの多彩な武器を持つ。
暴魔再生巨大化光線は、初めは口笛とともに肩に現れるヤミクモから放っていたが、強化後は兜の角と額から放つようになった。
第32話以降は自身が封印を解いた暴魔蝙蝠ドラグラスに騎乗する。
(演:森下雅子)
力達のクラスメートで、自身の素性を知らないまま18年間人間として生きてきた。
力に好意を抱いていたことがあり、力の方でも2年前に怪我をした子供に率先して献血した彼女の姿を見て以来、好感を持っていた。
しかし、18歳の誕生日にヤミマルによって流れ暴魔として覚醒し、以後ヤミマルと行動をともにする。
武器はスカーレットビームを放つ月光剣とリング状大型手裏剣。
暴魔再生巨大化光線はリング状大型手裏剣から放つ。
ヤミマルとは小指と小指が赤い糸で結ばれており、その糸を使ってラゴーンとレッドターボを結界の中に閉じ込め闘わせたこともあった。
(演:大月ウルフ)
第47、48話にゲスト登場。
ターボレンジャーとの闘いの果てに力を失ったヤミマルとキリカを助けた「流れ暴魔」。
2万年前に美しい人間の娘に救われ、その娘と子供を儲けたと言う暴魔獣の話を二人とターボレンジャーにする。
最期に自らの正体を明かし、流れ暴魔は平和を愛する種族だと説き、さらに2万年大切に持っていたロケット(キリカの母の写真が収められているペンダント)をターボレンジャーに託して死亡。
彼の登場により、物語は終焉に向かって一気に加速することとなる。
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